能ある鷹は爪を隠すの意味とは?使い方や例文を徹底解説!

能ある鷹は爪を隠す
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能ある鷹は爪を隠す」 ということわざを耳にしたことはありますか?

才能のある人はむやみやたらに人にひけらかさないという意味なのですが、なぜ「鷹」が使われているのかというのも気になりますよね。

ということで、本記事では、「能ある鷹は爪を隠す」という言葉の意味や類義語、使い方などを徹底解説していきます。

読み方 能ある鷹は爪を隠す(のうあるたかはつめをかくす)
意味 優れた才能や力のある人は、普段それをむやみに人にひけらかさない
使い方 いざという時にだけ、その者の真価を発揮するとき
英文訳 ・Still waters run deep.(静かな川の水は深く流れる)

・Cats hide their claws.(猫は爪を隠す)

・Who knows most, speaks least.(最も知るものは、最も話さない)

類義語 食い付く犬は吠え付かぬ・鳴かない猫は鼠捕る・深い川は静かに流れる など
対義語 能無しの口叩き・空樽は音が高い・浅瀬に仇波 など

 

目次

能ある鷹は爪を隠すとは

由来は、安土桃山時代のことわざ集「北条氏直時分諺留(ほうじょううじなおじぶんことわざどめ)」の鷹に関する記述にあります。

そこには鷹は非常に鋭い爪を持っているが、獲物をとる際は直前まで相手にその爪の存在を悟られないように隠す動物だということが書かれています。

そこから転じて、本当に才能がある人は普段はその実力をひけらかすことはしないものだという意味を表す「能ある鷹は爪を隠す」ということわざができました。

当時は、鷹狩りといって、飼い慣らした鷹を山などに放って行う狩猟が武将たちの間で好まれていたので、鷹は割と身近な存在だったそうです。

「意味」優れた才能や力のある人は、普段それをむやみに人にひけらかさないこと

才能や実力のある人は、普段は人にはそれを見せず、いざという時にその力を発揮するという意味です。

「ことわざのイメージ」

「鷹」は、するどい爪を使って狩りをしますが、ギリギリまで獲物に悟られないように爪を隠しています。

このように、いざという時まで自分の持っている武器=才能を隠しておくということです。

「使い方」いざという時にだけ、その者の真価を発揮する時

 

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[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]いざという時に頼りになって、まさに能ある鷹は爪を隠すですね[/chat]

 

「例文」能ある鷹は爪を隠す 良い例・悪い例

私は能ある鷹は爪を隠すタイプだ

このことわざは、一般的に他の人が謙虚なのに対して使います。自分に対して使うと逆に「自分はすごい実力を持っている」と誇示しているとも受け取られてしまうことになります。

彼女は、普段はクラスでは目立たないが、実は空手の有段者である。まさに、能ある鷹は爪を隠すだ。

意外な才能を持っていて、それを褒める時にも使います。

「類義語」3つ紹介

食い付く犬は吠え付かぬ

意味は、真の実力のある者は虚勢を張ったり、騒いだりしないということ

鳴かない猫は鼠捕る

意味は、普段おとなしい者の方が実力があるということ

深い川は静かに流れる

意味は、分別のある人は、ゆったりとしていていたずらに騒がないということ

「対義語」3つ紹介

能無しの口叩き

意味は、才能の無い人ほど、あれこれとしゃべること。

空樽は音が高い

意味は、中身のない人ほどよくしゃべるものだということ。

浅瀬に仇波

意味は、思慮深くない人ほど、おしゃべりで騒ぎ立てることが多いということ。

「英文」3つ紹介

Still waters run deep.(静かな川の水は深く流れる)

Cats hide their claws.(猫は爪を隠す)

Who knows most, speaks least.(最も知るものは、最も話さない)

 

まとめ

いかがでしたか?

類義語や対義語が、今回紹介した以外にも数多く存在することわざで、使う機会も多くあると思います。

だからこそ、意味や使い方は正確に覚えておきたいですね。

鷹の爪=武器、才能を表している。

才能はむやみやたらに披露するものではない。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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