「可愛さ余って憎さ百倍」って聞いたことありますか?なんとなくわかるとは思いますが、説明となるとなかなか言葉にしづらかったり、イメージと違ったりしてパッとしないこともあるんではないのでしょうか?
シンプルに言ってしまえば「好きすぎて嫌い」とか「彼への愛情もあるが、憎しみも何百倍もある」と言った気持ちのことを言います。
ちょいとした複雑な気持ちですね。
では次に『可愛さ余って憎さ百倍』についてもっと詳しく解説していきたいと思います!
読み方 | かわいさあまってにくさひゃくばい |
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意味 | 可愛く思えば思うほど憎い |
使い方 | 自分が心から愛する人や大切に思う人に対して使います |
英文訳 | The greatest hate proceeds from the greatest love.
(最大の憎しみは最大の愛から生じる) |
類義語 | 愛憎は紙一重/可愛可愛は憎いの裏/好いたほど厭いた |
可愛さ余って憎さ百倍
では「可愛さ余って憎さ百倍」について意味・使い方・類義語・対義語・英部の五つに分けて解説していきますね?
「意味」 可愛く思えば思うほど憎い
先ほども言いましたが『可愛さ余って憎さ百倍』というのは「可愛く思えば思うほど憎い」と言った感情を表します、つまり可愛いと憎い真逆の心理をの同時に存在させることわざなんです。
「使い方」自分が心から愛する人や大切に思う人に対して
例文を作ってみましたので、見ていきましょう!
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]可愛さ余って憎さ百倍というが、そうだったとしてもいじめは良くないぞ[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]そうよ?可愛いからって好きな子に意地悪しちゃダメよ?[/chat]
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]そうだぞ?可愛いと思ったら大事にしなさい[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]あら?なるぞうさんも昔はよく可愛さ余って憎さ百倍な人だと思うけれど
[/chat][chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]おほん、なんのことかね[/chat]
このように、小学校だとよくある話だと思いますが、好きな子には意地悪をしちゃうシチュエーションが一番イメージしやすいんじゃないかと思いこの例文にしました。
ちなみに
・可愛い<憎い
・皆に愛されてる彼女だが、僕は可愛さ余って憎さ百倍だ。
なんで間違っているかっていうと、「可愛さ余って憎さ百倍」っということわざは好きと嫌い、可愛さと憎しみの両方を存在させて初めて成り立つことわざだからです。
よくある誤解なんですが、”可愛さよりも憎しみが勝つ”って意味合いで受け取り方も少なくはないと思いますがそれが間違いなんです!
”愛しい・大切・愛するからこそ憎しの感情も強い”が正解です。
だから先の例のように可愛いよりも憎しみ・嫌いな気持ちが強いの意味合いで「可愛さ余って憎さ百倍」を使うのはngです。
・長年付き合って彼氏に浮気されたら可愛さ余って憎さ百倍になると思う。
・この間いつも可愛がてる後輩がミスして残業することになったから、可愛さ余って憎さ百倍ではないが、「何してんだ」と怒りました。
『可愛さ余って憎さ百倍』を使えるのは可愛さと憎しみ、両方ともが同時に生じてるときに使うのは◎
憎しみ・嫌いな感情の方が可愛さよりもあるの意味合いで使うのは✖️
「類義語」可愛さ余って憎さ百倍3つ紹介
愛憎は紙一重
ちょっとした嫌なこと・出来事で好きな気持ちが憎しみに変わること。
可愛可愛は憎いの裏
心の中では憎んでいながら口先では可愛いという。また、過度な愛情は増悪に変わりやすい。
好いたほど厭いた
初めはとても好きでたまらなかったけど、その分だけ吐く飽きて嫌になること。
「対義語」可愛さ余って憎さ百倍を紹介
憎い憎いは可愛いの裏
憎いと思っていた人をずっと思っていると妙に愛着が湧いてくるものということ。
ちょいと英文を解説します
The greatest hate proceeds from the greatest love.
<最大の憎しみは最大の愛から生じる>
point 1 The greatest hate
→the greatest = 最大・一番いい
→hate = 憎しみ
point 2 proceeds from
→proceeds from = 〇〇から〜を得る
※fromが指してるものは基本的にfromの前に書かれてる(from〇〇)
point 3 the greatest love.
→love = 愛
この英文はかなりシンプルになっています!
まず「可愛さ余って憎さ百倍」の意味は覚えていますか?そうです”好きすぎて嫌い”、それは元に解説していきます。
まずポイント1と3は似ているので一緒に紹介します!
ポイント1と3はどちらにも『the greatest』ってついていますね?先ほども翻訳しましたが ”greatest” っていうの最大つまり一番いい・最高なものという意味になります、つまり、1は最高の憎しみ、3は最高の愛ってことになります。
大事なのはポイント2のところです!
”proceeds from” 、これが先の英文の鍵になります、そもそもproceedsって何だ?ってことなんですが、こちらは〇〇からなにかを得るときに使われて、この場合だとproceedsの〇〇に入るのは”the greatest hate”になる、つまり?最大の憎しみからなにかを得る、その何かというのは今度は”from”の後につづいて書かれてる”the greatest love”最大の愛になります、つまり最大の憎しみから最大の愛を得られるってことになります!
まとめ
・『可愛さ余って憎さ百倍』= 可愛いと思えば思うほど憎しみが共存すること
・「可愛さ余って憎さ百倍」を可愛さよりも相手が憎いって思うに使うのは✖️
・”proceeds from”→〇〇から〜を得る
お疲れ様です!以上の記事になりますがいかがだったでしょうか?参考にしていただけたら幸いです。
最後の一言ですが、「可愛さ余って憎さ百倍」は普段でも使いやすいことわざなので友達に言ってみたいと思います、皆さんも使ってみてはいかがでしょうか?
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