「越鳥南枝に巣くい、胡馬北風に嘶く」の意味とは?使い方や例文を解説

「越鳥南枝に巣くい、胡馬北風に嘶く」の意味とは?使い方や例文を解説
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越鳥南枝えっちょうなんしくい、胡馬北風こばほくふういなな

聞いただけでは意味が分からない方も多いのではないでしょうか?

私も文章を読んでも意味が推測できませんでした。

 

本記事では、越鳥南枝えっちょうなんしくい、胡馬北風こばほくふういななく」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。読み終える頃には、マスターになっているでしょう!

 

読み方 越鳥南枝に巣くい、胡馬北風に嘶く(えっちょうなんしにすくい、こばほくふうにいななく)
意味 どんなに便利な都会の生活よりも生まれ育った故郷の方が良い
使い方 詩の間際に故郷を思い出すとき
英文訳 Nest in the south branch of Koshidori, roar in the north wind of Koma.
類義語 故郷忘こきょうぼうじがた
対義語 なし

 

目次

越鳥南枝えっちょうなんしくい、胡馬北風こばほくふういななく」とは

文選由来は中国の書物『文選もんぜん』の中の詩の1節です。

胡馬こば北風ほくふうり、越鳥えっちょう南枝なんしくう」に基づいています。

その昔、中国の南方から来た鳥は、枝の南側に巣を作り、北方から来た馬は北風が吹くと故郷を懐かしみ、ヒヒーンといなないたそうです。

 

「意味」どんなに便利な都会の生活よりも生まれ育った故郷の方が良い

越鳥南枝えっちょうなんしくい、胡馬北風こばほくふういななの意味は、故郷を懐かしみ思いをはせる時に使います。

「ことわざのイメージ」

小学生の音楽の授業で「ふるさと」は習いましたか?

「ウサギ美味おいし~♪ってウサギ食べてたのかよ!」って言うくだりは誰しも通る道です。

知らない方の為にざっくり説明すると、ふるさとを懐かしみ、いつか帰りたいなぁという歌です。

越鳥南枝えっちょうなんしくい、胡馬北風こばほくふういななのイメージにぴったりです。

 

 

「使い方」死の間際、故郷を思い出すとき

臨終

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]一代いちだいで巨万の富を手に入れたこのワシもこれまでじゃ。そろそろお迎えが来そうじゃ[/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]何弱気になっているの!まだまだ、これからじゃないですか。[/chat]

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]越鳥南枝えっちょうなんしくい、胡馬北風こばほくふういなな、最後に生まれ育った故郷の景色をもう一度みたかっ。。た。。。。[/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]あなたぁぁぁ~~!!!![/chat]

 

この例文のように、死の直前にふるさとを懐かしむという意味合いで使っています。

これを参考に下にいくつか例文を載せてあります。

「例文」悪い例と良い例

良い例と悪い例それでは、悪い例と良い例を見ていきましょう。

越鳥南枝えっちょうなんしくい、胡馬北風こばほくふういなな、俺はもう2度とあんなド田舎で生活なんてしたくない。

これは故郷を懐かしむどころか、ひどく嫌っているようです。

おもいをせた結果、故郷に対してマイナスのイメージを持つ場合には使用できません。

越鳥南枝えっちょうなんしくい、胡馬北風こばほくふういなな。都会の生活に疲れた俺はふと子供の頃、山や川で遊んだことを思い出した。

このように、都会の生活に疲れた男が子供の頃に故郷で遊んでいたことを懐かしむ時に使います。

 

「類義語」故郷忘こきょうぼうじがた

意味はほぼ同じです。

生まれ育った故郷は忘れがたく、懐かしいという意味です。

それがやはり性根は故郷忘じ難しといふわけなんだらう。偶々筆を執つて「両国」を念頭にする、材料にするのは、私にとってうれしいのだ。
この心持は果して何だらう? たゞのセンチではないやうであるが、ひつきやう、自分の生活には過去も、現在も、未来も恐らく浸み透してゐる、生れた土地の記憶や実感。少くもぼくといふ人間はその実感を以て初めてジンセイといふ奴を呼吸した。

引用:『両国今昔』著:木村荘八 木村荘八 両国今昔 (aozora.gr.jp)

「対義語」なし

[2col-box]
[2-left]

ごめんなさい[/2-left]
[2-right]

 

 

ごめんなさい

[/2-right]
[/2col-box]

残念ながら、対義語は見つかりませんでした。

 

 

「英文」Nest in the south branch of Koshidori, roar in the north wind of Koma.

nest:巣、south branch:南側の枝、Koshidori:越鳥えっちょう

roar:嘶く、north wind:北風、Koma:胡馬こま

まとめ

雪の降るふるさといかかでしたか?最後にまとめておきましょう!

越鳥南枝えっちょうなんしくい、胡馬北風こばほくふういななく」とは、故郷を思い、懐かしむことです。

日々夢を追いかけ、努力をしている皆さん。

たまには故郷を思い出し、昔の思い出にひたって心と体を落ち着かせてはいかがでしょか?

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