あなたは神様を信じますか?
神様を信じている人は神様が見えない力で自分を守ってくれていると信じています。
困難が起こってもきっと大丈夫。と思うことができます。
しかし、中には神様を全く信じない人もいます。普段は神様を信じていないけれど困難に直面したとき、ピンチが訪れたときだけ「神様助けて!」と思ったりします。
それが「苦しいときの神頼み」です。
本記事では、「苦しいときの神頼み」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。読み終える頃には、マスターになっているでしょう!
読み方 | くるしいときのかみだのみ |
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意味 | 普段は信心を持たないものが困ったときや困難にあった時だけ神様に祈って助けを求めること |
使い方 | 困った事になった・・・苦しいときの神頼みだ。 |
英文訳 | The danger past and God forgotten. |
類義語 | 溺れる者は藁をもつかむ・藁にもすがる |
「苦しいときの神頼み」とは
【注釈】普段は神仏のことなど思い浮かべることすらないような者が自分が困った時や追い詰められたときにだけひたすら拝み倒し頼ろうとする身勝手さをいう。
「意味」神様に願って助けを求めること
「苦しいときの神頼み」とは
例えば、普段たいして勉強も努力もしないで過ごしているがテスト目前となり慌てて一生懸命神様に「助けてください!テストでいい点が取れますように」と拝み倒してピンチを乗り切ろうとすることを「苦しいときの神頼み」といいます。
「ことわざのイメージ」
「自分勝手」
「他力本願」
「運任せ」
普段は大した努力もせず困った時だけ何かに助けを求める姿がイメージできますよね!
「使い方」普段は何も信じず努力もしないが自分が困った時だけ何かにすがる
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]普段は神も仏も信じない友達がおってのう。信心がないんじゃ[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]あらあら。目に見えないものですけど神仏を崇めることで心が穏やかになることもありますからね・・・[/chat]
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]その友達が仕事でピンチだと言って「神様仏様どうかこのピンチから救ってください」と拝んでおるのを見たんじゃ[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]まさしく「苦しいときの神頼み」ですねぇ[/chat]
この例文のように、自分が困った時だけ神様に拝み倒して助けてもらうという意味合いで使っています。
これを参考に下にいくつか例文を載せてあります。
「例文」何かにすがるときに頼みごとをする
「苦しいときの神頼み」で期待していなかった鈴木さんに頼ったが良い結果にはならなかった。
期待していない鈴木さんは「神」とはならない
田中さんはパソコンが得意だからこんな時は「困った時の田中さん頼み」で乗り切ろう
いつもは知らん顔をしているが、自分が困った時だけその人に頼って助けてもらおうとすること。「神頼み」の「神」を頼れる人に置き換えていうこともある。
信仰心などない者が、苦しいときだけ身勝手に神に頼ってお祈りをし、助けてもらおうとすること。また、日ごろは付き合いなどおろそかにしているくせに、困ったときだけ人に頼って助けを求めること。
参考文献: 学研故事ことわざ辞典
「類義語」苦しいときの神頼み3つ紹介
溺れる者は藁をも掴む
溺れそうになっている人は麦藁のように頼りないものであっても生き永らえようとして頼ってしまうものである。
ということからピンチの時には普段なら見向きもしないような頼りないものにでさえ、助けを求めてしまうものであることの例え。そのようなものにまで助けを求めてしまう程のピンチ状態であるということ。
人窮すれば天を呼ぶ(ひときゅうすればてんをよぶ)
人間は困ってどうすれば良いかわからなくなると、神を頼りにするものである。
今際の念仏誰も唱える(いまわのねんぶつだれもとなえる)
普段は不信心(神仏を信じていない)な人でも臨終のときには念仏を唱えて仏にすがるということでそれが弱い人間のすることだ。という意味。
元気な時に神仏を信じる人は少ないということ。
[chat face=”sennin_kuchu_fuyuu-e1623152304696.png” name=”くわしいぞう” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]「今際」は死に際のことだぞ![/chat]
[box06 title=”あわせて読みたい”]溺れる者は藁をも掴む[/box06]
「英文」苦しいときの神頼み1つ紹介
The danger past and God forgotten.(危険が過ぎると神は忘れ去られる)
日本語では「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とも言いますね。
喉元を過ぎればその「熱さ」を忘れてしまう。苦しい経験も過ぎてしまえばその時の苦しさを忘れてしまう。
また、苦しいときに助けてもらっても楽になればその恩を忘れてしまう。という意味です。
- The danger:危険
- past:過ぎる
- God:神
- forgotten:忘れてしまった(forgetの過去分詞)
「まとめ」苦しいときの神頼み
普段はあまり親しい関係でもないのに、自分が困った時だけ急に助けを求めたりする人っていませんか?
例えば、勉強で困った時。普段は大して仲良くしていないのに数学が得意だからとその人にテストの前だけ教えて(助けて)もらおう。など。
自分の身勝手さを言います。
「苦しいときの神頼み」は神仏だけではなく「人」に対しても使えることわざです。
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