みなさん、「砂上の楼閣」ということわざをしていますか?
投資関係の仕事や趣味でやっている方はご存知だと思いますが、日常生活の中ではあまり知られていないことわざですね。
「砂上の楼閣」は大きく分けて2つ意味があり、正しく使い分けられるようにしましょう!
本記事では、「砂上の楼」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。
それではいってみましょう!
読み方 | 砂上の楼閣(さじょうのろうかく) |
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意味 | 見た目は立派でも基礎が弱く崩壊してしまう・実現不可能な物事 |
使い方 | ・見た目は立派だが基礎がなっていないとき。 ・非現実的で実行性がないとき。 |
英文訳 | ・be built on loose sand(砂上の楼閣である ) ・build houses on sand(砂上に楼閣を建てる) |
対義語 | ・用意周到(よういしゅうとう) ・万全之策(ばんぜんのさく) ・準備万端(じゅんびまんたん) ・堅実(けんじつ) |
類義語 | ・机上の空論 ・絵に書いた餅 ・空理空論 |
砂上の楼閣(さじょうのろうかく)
マタイによる福音書(マタイ伝)
「砂上の楼閣」は新約聖書から由来や語源がきています。
イエスが旧約聖書で預言された救世主であり、旧約聖書を成就させる存在である事が語られています。
マタイ様は「自分の説教を聞き流して実行しない者は、砂の上に家を建てた愚かな人だ。雨が降って川があふれ風が吹くと、家は倒れてひどいありさまになる」といっておったぞ!
マタイ様って何者なの?
解説
マタイは、新約聖書の福音書に登場する人物でイエス・キリストの十二使徒の1人。
「意味」見た目は立派でも基礎が弱く崩壊してしまう・実現不可能な物事
「崩れやすい砂の上にたてた建造物は外見は立派だが長く持続できないことや実現不可能な事」です。
砂の上にどのような立派な楼閣を築いてもじきに崩れてしまうことから、「砂上の楼閣」が見た目は立派だが使い物にならないような見掛け倒しのものや、移ろいやすいものの例えとして使われるようになりました。
「ことわざのイメージ」
基礎がしっかりしていないと建物を維持することができないため、敷地の地盤がゆるいと倒壊する。
「使い方」基礎ができていない
新しい仕事始めたんだ!
なんの仕事?
営業の仕事なんだけど、全く依頼がこないんだよね!
砂上の楼閣なんじゃない?ちゃんと勉強したの?
この例文のように、「基礎がしっかりとできていないと仕事がもらえない」という意味合いで使っています。
これをもとに例文をいくつか書いてみました。
使い方2
「畳の上の水練」と似たような言葉に、「砂上の楼閣」があります。
しかし、このふたつは、微妙に違う言葉となります。
「畳の上の水練」とはどんな意味の言葉?その類義語は?砂上の楼閣とは何が違う?
「例文」新しいことをするときの基礎
ネットビジネスを始めて適当にやったら1万円稼げた!まさに砂上の楼閣だ!
あくまで、基礎がしっかりしていないことを言う意味なので「砂上の楼閣」という意味ではありません。
基礎研究をおろそかにしているわが社の成長は、いずれ砂上の楼閣に終わってしまうだろう
基礎がなっていないことを表し、いずれかは会社自体がなくなることを表しています。
「類義語」類義語を3つ紹介
・机上の空論:頭で考えただけで、理屈は通っているが実際にはまったく役に立たない議論や計画のこと。
・絵に書いた餅:絵に描いた餅とは、実際には何の役にも立たないことのたとえ。また、実現する見込みがないことのたとえ。
・空理空論:実際からかけ離れている役に立たない考えや理論。
「対義語」
・用意周到(よういしゅうとう)
・万全之策(ばんぜんのさく)
・準備万端(じゅんびまんたん)
・堅実(けんじつ)
「英文」
・be built on loose sand(砂上の楼閣である )
・build houses on sand(砂上に楼閣を建てる)
まとめ
みなさんいかがでしたか?
砂上の楼閣は、見た目は立派だが、基礎がなっていないと何事もうまくいかないですよということわざでしたね!
実際に、私は料理関係の仕事をしていますが、見た目が美味しそうでも問題は味なのでそもそもの基礎がないことには意味がありません。
基礎を学ぶ事が重要
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