「多芸は無芸」とは、
「たげいはむげい」と読みます。
意味は、「多くの特技があるが、特に秀でてことがないので無芸と同じ」です。
[chat face=”しりたいちゃん.jpg” name=”しりたいちゃん” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]多芸な人って、すごいとおもうけどなぁ…。[/chat]
本記事では、「多芸は無芸」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。
読み方 | 多芸は無芸(たげいはむげい) |
---|---|
意味 | 多くの特技があるが、特に秀でてことがないので無芸と同じ |
使い方 | 抜きん出てることがなく中途半端なこと |
英文訳 | Jack of all trades is master of none. (なんでもできるが、習得した芸は1つもない) |
類義語 | 器用貧乏人宝/何でも来いに名人なし/多弁能なし/百芸は一芸の精しきに如かず |
多芸は無芸
「意味」特技が多くて無いのと同じ
多くの特技を持っている人は、かえって誰よりも優れているという特技がないために、
身につけている知識や技能が何も特技がない人と同じである という意味です。
たくさんのことに興味を持つことは良いの ですが、無難にこなせる事柄が大量にあっても、
最終的に1つの突出した才能がなければなにもできないのと同じだという評価になってしまう可能性があり残念に思います。
「ことわざのイメージ」
多芸は無芸は、なんだか芸ができてすごいのに、
ネガティブイメージですね。残念です。
「使い方」年末の恒例の芸
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]ほれ、こま回しに、綱渡りに、マジックにわしの年末の芸はいろいろあるぞ。[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]なるぞうさんは、芸達者ですね。器用になんでもこなすわね。[/chat]
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]だがのう、くわしいぞうさんみたいに、一芸が秀でてないんじゃ…。くわしいぞうさんは、皿回しがピカイチでのう。皿どころか、テーブルも、電子レンジまで回すんじゃ…。とてもかなわん。[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]そうなんですね。なるぞうさんは、いろいろ手を出しすぎて、多芸は無芸になっていますよね。色々できるのは、すごいんだけど…。[/chat]
「例文」多芸は無芸2つ紹介
多芸は無芸というけれど、何十年も、一つのことしかできないのは、無芸と一緒だよ。
一つのことに極めていることに使いません。
とにかく、新しいことをやたらとやりたがり、一通りのことはできるけど、話を聞くと、どれも浅いね。多芸は無芸とはこのことだね。
やたらと色々に手をだして、それなりにこなしていても、浅い知識しかないことなどに使うのは良い例です。
「英文」Jack of all trades is master of none.
Jack of all trades is master of none.
(なんでもやれるが、習得した芸は1つもない)
- Jack(芸)
- trades(取引)
- master (習得)
「類義語」4つ紹介
器用貧乏人宝
器用な人は、なんでも一応、上手にこなせるので、他人には重宝がられるが、
その人自身は一つの事に徹しきれないため、結局は大成しない。
[box04 title=”例文”]日常のちょっとしたの迷いや悩みは、死海の一滴ともいうが、少し間をおけば、なんでもないことだったりする。[/box04]
何でも来いに名人なし
何でも器用にこなせる人に、名人といえる人はいない、ということ。
どんなことにな対しても、それなりにできる人は器用に見えるが、
ひとつのことをしっかりと 身につけていないので世間で高く評価され、
この人こそ一番の優れた人と呼ばれるようにはなれない、 ということ。
[box04 title=”例文”]あの人は、会うたびに興味のあることが変わっている。何でも来いに名人なしというもので、どれも続いていない。[/box04]
多弁能なし
一人で話しすことの多いおしゃべりな人は、あまり役に立たない
[box04 title=”例文”]転勤してきた人は、やたらとおしゃべりしていて多弁能なしという感じの人だ。[/box04]
百芸は一芸の精しきに如かず
何でも出来る人より、一つの事に精通している人のほうが役に立つということ。
[box04 title=”例文”]百芸は一芸の精しきに如かずというけど、長年コツコツ一つのことに打ち込んでいる人はすごく力を持っていると思う。[/box04]
まとめ
どんなことでも器用にこなせる人よりも、1つの事に集中して極めた人の方が重宝されるということがあります。
私たちも、たとえ1つでも誰にも負けない特技を持つことができるとよいと思います。
誰よりも優れているという特技がないために、
身につけている知識や技能が何も特技がない人と同じである という意味です。
色々に手をだして、それなりにできてしまうある意味器用な人だけど、浅い知識しかないことなどに使います。
中途半端であるという意味合いが含まれているように、一般的に良い意味では使用されていません。
「多芸は無芸」というように、世間では多芸な人はあまり評価されません。
多芸な人は成功できないという固定概念を捨てるべきだと思います。
浅くても色々な知識があれば、次のスキルの習得がますます簡単になると考えます。
「多芸な人」にも隠れた利点がたくさんあります。
不器用なものにとっては、色々習得できてしまう人を尊敬します。
コメント