虎は死して皮を留め、人は死して名を残すの意味とは?使い方や例文を解説!

虎は死して皮を留め、人は死して名を残す
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虎は死して皮を留め、人は死して名を残す」とは、死後も皮となって珍重ちんちょうされる虎のように、人間も後世に名を残せるよう努力せよ。という意味のことわざなんですね。

[chat face=”” name=”ティンパニ虎” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]どうして虎で表現しているの?[/chat]

 

そうですよね!本記事では、「虎は死して皮を留め、人は死して名を残す」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。

なぜ虎が使われているのかも、オーケス虎のみなさんと共に詳しく見ていきましょう!

レッツトーライ!

読み方 虎は死して皮を留め、人は死して名を残す(とらはししてかわをとめ、ひとはししてなをのこす)
ローマ字 torahashishitekawawotome,hitohashishitenawonokosu.
意味 虎が死んだ後にも美しい毛皮を残すように、人は死んだ後に名前を残すような生き方をすべきである。
使い方 ・人は名誉を重んじることが大切だという教訓として
いましめや激励げきれいの場面で
英文訳 ・Live well and live forever.
(立派な生き方をすれば永遠に生きることができる。)
・A great man will be remembered for his achievements.
(偉大な男は彼の業績で記憶に残るでしょう。)
類義語 ・人は一代名は末代(ひとはいちだいなはまつだい)
・死に花を咲かせる(しにばなをさかせる)

 

目次

虎は死して皮を留め、人は死して名を残すとは

虎は死して皮を留め、人は死して名を残す

 

〜虎は死して皮を留め、人は死して名を残す〜 由来

後梁こうりょうの武将「王彦章おうげんしょう」の言葉 豹死留皮ひょうしりゅうひ人死留名じんしりゅうめい

[jin_icon_post color=”#e9546b” size=”18px”] 王彦章が敵に捉えられた際に「ひょう(原典は虎ではなく豹)は死して皮を留め、人は死して名を残す」と言い放ち、助命じょめいを断って処刑されたという故事による。

 

[jin-iconbox15]なぜ原典は豹なのに、ことわざでは虎なのか?
ひょうも虎も日本には生息せず実物を目にする機会は無く、豹を虎のメスと勘違いしていたと考えられます。[/jin-iconbox15]

[chat face=”22248694-2.png” name=”シンバル虎” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]「皮」を「革」と書かないように注意しましょう。[/chat]

 

「意味」 人は死後に名声を残すような生き方をするべきである

受賞

 

 

虎は死して皮を留め、人は死して名を残す

虎は死後に毛皮が珍重ちんちょうされ物として残るが、人間は立派なことをすことによってたたえられ、死後に名を残すことができる。

《人は死後に褒め称えられるような生き方をすべきである》という教訓のことわざである。

日本に虎は生息せず、飛鳥時代に新羅しらぎから献上されていたため、古くから貴重な品として扱われてきました。「虎は死して皮を留め、人は死して名を残す」とは、虎と人を対比させ、物ではなく名誉を残すことの大切さを説いています。

獣の王者である猛虎は、死後も皮となって珍重されるが、人はその死後に残した名誉や功績で評価される。人は死して名を留む。

1197年古来風体抄こらいふうていしょう

[chat face=”22248694-3.png” name=”コントラバス虎” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]日本で虎は、死後も貴重な存在として扱われていたんだね。だから、ことわざでは名誉を残すことの対比として虎が使われているんだね![/chat]

「ことわざのイメージ」

  • 偉人
  • 名誉
  • 功績

 

「使い方」自分自身の気持ちを高めるとき

ここでは、なるぞう爺さんたちの会話を参考に見ていきましょう!

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]婆さんや!わしは日本一の蕎麦職人を目指して頑張るぞい![/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]どうしたんです急に…第一今まで包丁すら握ったことないじゃないですか。[/chat]

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]虎は死して皮を留め、人は死して名を残すと言うように、わしも日本一の蕎麦職人の名を残すぞ!と言うわけで、料理教室に通うお小遣いください…。[/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]一晩頭を冷やしてくださいな![/chat]

[jin-iconbox02]なるぞう爺さんのように、自分自身の気持ちを高めて、生き方を決意するときにも使うことができますね。[/jin-iconbox02]

 

「例文」名誉を重んじるような生き方を心掛けよ

ここでは、色々な使い方の例文を参考に「虎は死して皮を留め、人は死して名を残す」を学んでいきましょう。

虎は死して皮を留め、人は死して名を残すと言うように、前科持ちになってしまった。」

前科もち

[jin-iconbox01]「虎は死して皮を留め、人は死して名を残す」は功績や偉業で名を残すという意味なので上記の場合、悪い意味で名を残しているので不適切です。[/jin-iconbox01]

「波瀾万丈な夫の人生は虎は死して皮を留め、人は死して名を残すような尊敬できるものでした。」

葬式

 

虎は死して皮を留め、人は死して名を残すという言葉があるように、失敗しても何度でも挑戦して、俺たちで偉業を成し遂げようぜ!」

励まし

 

 

虎は死して皮を留め、人は死して名を残すというが、そんな後世に名を残す人は数える程しかいないだろう。」

偉人

[chat face=”22248694-3-1.png” name=”ヴァイオリン虎” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]このように「虎は死して皮を留め、人は死して名を残す」は、故人をうやまうときや、相手を励ますときに使うこともできます。[/chat]

 

「類義語」虎は死して皮を留め、人は死して名を残す 2選

ここでは、「虎は死して皮を留め、人は死して名を残す」の類義語を2つご紹介します。

人は一代名は末代(ひとはいちだいなはまつだい)

人の肉体は一代かぎりで滅びるが、善行や悪行によるその名は、永く後世にまで残る。

[jin_icon_bulb color=”#e9546b” size=”21px”]おもに、偉人を語るときや教訓として使われています。

大阪城の勇士の事を思うと、人は一代名は末代と言う格言を素直に肯定できる。

参考文献:菊池寛『大阪夏乃陣』

大阪城

 

死に花を咲かせる(しにばなをさかせる)

名誉を残すような立派な死に方をすること。

「残り少ない余生を使い、ここらで一発死に花を咲かせてやろうと頑張った。」

表彰

 

 

「対義語」虎は死して皮を留め、人は死して名を残す

虎は死して皮を留め、人は死して名を残す」の対義語はありませんが、死後も名が残るような立派な生き方をしようという意味の反対の意味にあたる言葉として、あえてあげるなら「無益な死」を意味する下記の2つの言葉をご紹介します。

  • 犬死(いぬじに):目的達成できずに命を落としてしまい、無駄になってしまった死に方。
  • 無駄死に(むだじに):単純に無駄な死を遂げること。

死

 

「英文」虎は死して皮を留め、人は死して名を残す 2選

偉人

ここでは「虎は死して皮を留め、人は死して名を残す」を英文では、どのように表現しているのかみていきましょう。

Live well and live forever.

立派な生き方をすれば永遠に生きることができる。

  • live well and (立派な生き方をすれば)
  • live forever (永遠に生きる。)

 

A great man will be remembered for his achievements.

偉大な男は彼の業績で記憶に残るでしょう。

  • A great man (偉大な男)
  • will be rememberd  (記憶に残るでしょう。)
  • for his achievements  (彼の業績で)

 

[chat face=”22248694-4.png” name=”サックス虎” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]英文では、「立派な生き方や偉業を成し遂げた人は、記憶に残る」というニュアンスで表現されているんですね。[/chat]

まとめ

いかがでしたか?
虎は死して皮を留め、人は死して名を残す
どういうことわざか、分かりましたか?

[chat face=”22248694-5.png” name=”フルー虎” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]良い状態で残った虎の毛皮は大変価値があるように、人間も死んでから何か後世に残せるよう努力しましょう。という意味のことわざなんですね![/chat]

歴史の偉人たちのように、教科書に載るくらい名を残すとまではいかなくても、人生の最後に後悔しないよう自分らしくこころざし高く生きていきたいですね。

 <虎は死して皮を留め、人は死して名を残す>

  • 人は名誉を重んじることが大切だという教訓のことわざである。
  • おもに、決意表明・いましめ・励ましの場面で使用される。

道

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