「馬鹿とハサミは使いよう」 一度は聞いたことのあることわざではないでしょうか。
このことわざ、実はまだ続きがあることをご存じですか?
一般的には「〜~使いよう」と言われていますが、正しくは「馬鹿とハサミは使いようで切れる」です。
意味ですが「鋏は使い方を間違わなければ切れる様に、その人を理解すれば個性が見えてきて、能力が発揮させることができる」ということです。
使う側の力量や能力を言ったことばであり、人を使うときは、使い方次第で役に立たせることができるという意味もあります。
このサイトでは、「馬鹿とハサミは使いよう」について下記の点を解説していきます。
- 意味や使い方
- 対義語、類義語、英文訳
- 良い例文、悪い例文
読み方 | 馬鹿とハサミは使いよう(ばかとハサミは つかいよう) |
ローマ字 | Baka to hasami wa tsukaiyou |
意味 | 人を使うときは、使い方次第で役に立たせることができる。 |
使い方 | 上に立つ人間は「馬鹿とハサミは使いよう」このことわざの意味を正しく知るべきです。 |
類義語 | ・適材適所 ・物は使いよう |
対義語 | 箸にも棒にもかからない |
英文 | Everything comes in handy when used right (正しく使えば何でも役に立つ) |
馬鹿とハサミは使いようとは
【語源・由来】
はさみは、使い方によって良く切れることもあるが、全然切れないこともあるということが由来。
「意味」愚かな者も、切れないハサミも、使い方(働かせ方)によっては役に立つということ。
例えば、会社において、ある上司の下で働いていた時にはまったくと言っていいほど目立たない存在だったのに、別な上司に変わったら一躍存在感のある社員に変化したということが「馬鹿とハサミは使いよう」なのです。
ことわざのイメージ
物であれば使用する人によって、人ならば上に立つ人間や周りの人の指導する力量によっていくらでも有能となる。
「使い方」人でも物でも正しく使えば役に立つ事を言いたい時
なるこさんや。聞いてくれんか。
この前、甥がひょっこり遊びに来てな。無関係なわしまで嬉しくなるような話をしていったわい。
あら!まあ、是非聞かせて下さいな。その嬉しい話を。
甥のいる部署で働いておる社員のことなんだが。別な部署にいた時にはダメ社員と言われておったのが、異動で甥が指導するようになったら、たちまち課のリーダーにまでなったそうだ。
すごいじゃないですか!甥御さんも嬉しかったでしょうね。
「馬鹿とハサミは使いよう」とはよく言ったものですよ。上に立つ人間が正しく導けば、有能になる人はいるんです。
良い例と悪い例
良い例
「馬鹿とハサミは使いよう」なので、その人の力量を見極めてから、能力に合った仕事を割り振らないといけない。
悪い例
「馬鹿とハサミは使いよう」だから、おだてればそれくらいのことはやってくれるよ。
「類義語」2つ紹介「馬鹿とハサミは使いよう」
※適材適所 ⇒人の能力や特徴に応じて、それにふさわしい地位や任務につけること。
※物は使いよう ⇒使い方一つで役に立ったり、立たなかったりするということ。
「対義語」紹介「馬鹿とハサミは使いよう」
箸にも棒にもかからない⇒状態やあんばいなどがあまりにもひどく、手が付けられないこと。
「英文」Everything comes in handy when used right
Everything comes in handy…何でも役に立つ Used right…正しく使えば
まとめ
ここまで「馬鹿とハサミは使いよう」について解説してきましたが、いかがでしたか?
- 意味 ものであれば使う人によって、人であれば指導する人間によって役に立つことができる。
- 使い方 人でも物でも正しく使えば、必ず役に立つ事を言いたい時
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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