人との出会いは「一期一会」という言葉をよく耳にするでしょう。
今回は、みなさんが馴染みのある『一期一会』についての意味や使い方や類義語などを紹介していきます。
読み方 | 一期一会(いちごいちえ) |
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意味 | ・一生に一度の出会い二度は繰り返さない。
・生涯に一度一回しかないと考え、そのことに専念する意。 |
使い方 | この生涯の素晴らしい縁。出会いを大切にするとき |
英文訳 | ・once-in-a-lifetime meeting
(一生に一度の出会い) ・once-in-a-lifetime chance ・once-in-a-lifetime opportunity |
類義語 | ・「一世一代」(いっせいちだい)
・「千載一遇」(せんざいいちぐう) ・「袖振り合うも多生の縁」 |
『一期一会』とは
「意味」一期一会(いちごいちえ)
「あなたにこうして出会っているこの時間は、二度と巡って来ないたった一度きりのものです。だから、この一瞬を大切に思い、今出来る最高のおもてなしをしましょう。」と認識され、さらに「これからも何度でも会うことはあるだろうが、もしかしたら二度と会えないかもしれないという覚悟で人と接しなさい。」という言葉である。
(『一期一会-Wikipedia-』参照)
と書かれています。
・一期とは、仏教の言葉で「人間が生まれてから死ぬまで」を意味します。
・一会は、「一度の出会い」を表します。
しかし、それだけの意味でつかわれるわけではないのです!
「初めて会う人に限らず、毎日会う人や時々会う人など全ての人に対して、今日が最後だと思い、瞬間瞬間を楽しみ、大切にする」ということなのです。
つまり、一期一会とは、人生は一度きり、一度の出会いを大切に。それだけでなく、自分の周りの人にも同じく今日で最後だと思い大切にすることなのです。
この言葉は、ビジネス社会や就活活動、日常生活でも良い意味としてよく使われます。
それだけでなく、自分が取り巻く周りの人にも大切にし、感謝する。ということなのです。
「使い方」一期一会の3つの場面
・座右の銘で用いられる
一期一会は、もともとポジティブで温かい言葉の印象があるため、自分の「座右の銘」として掲げている人も多いでしょう。
その言葉は、「ひとを大切にする謙虚さ」という好印象が与えられるため、就活の自己紹介や面接などのビジネスシーンでも利用されます。
・相手との出会い以外にも使える
一期一会というと、「人」との出会いをイメージしますが、物や出来事でも使えます。
例えば、たまたま寄ったお店で欲しかったものが見つかったり、セミナーなどの旅行で出会った人と縁があったりなどがあります。
・スピーチや名言として使用可能
座右の銘のように、良い意味使われる言葉なのでスピーチなどでも利用されることが多いのです。
その言葉により、その人の印象や言葉が人を惹きつけられるものになります。
•注意点
時には、使い方に気をつける必要があります。
1.目上の人に使える
一期一会とは、「あなたとの出会いは些細なもの」との解釈が取れます。
目上の人との出会いを「一期一会」とと表したいのなら、言葉を変えるほうがこのましいでしょう。
2.二重表現に気をつける
一期一会に、「出会い」という意味が含まれています。
なので、「一期一会の出会い」とは、二重の意味が含まれていますので、気をつけないといけません。
「類義語」一期一会3つ紹介
一期一会には、類義語があります。
今回は、いくつかの類義語を紹介します。
・「一世一代」(いっせいちだい)
一生に一度だけという意味です。
・「千載一遇」(せんざいいちぐう)
またとなく絶好の機会ということ。
・「袖振り合うも多生の縁」 (そでふりあうもたしょうのえん)
袖が振り合うようなちょっとしたようなちょっとした出会いも、前世からの因縁によって起きる。
「英語文」一期一会2つ紹介
英語1: 「once-in-a-lifetime opportunity」
”once-in-a-lifetime”は「一生に一度だけ」という意味。
”opportunity”が「機会」という意味なので、「一期一会」という意味になります。
英語2: 「once-in-a-lifetime experience」
”experience”は、「経験」という意味です。
それで、「一度だけの経験」で、「一期一会」となります。
まとめ
いかがでしたか?
「一期一会」についていろいろ知れたと思います。
一期一会は、人生は一度きり、出会う人だけでなく、自分の周りの人にも大切にすること。そして、その人たちに感謝するという意味がこもっているのです。
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