「有為転変は世の習い(ういてんぺんはよのならい)」ということわざを知っていますか?よく見るけど、ことわざの意味は知らないなんて方もいらっしゃるかもしれません。反対に初めて聞いたという方もいらっしゃるかもしれません。
本記事では、「有為転変は世の習い」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。読み終える頃には、マスターになっているでしょう!
読み方 | 有為転変は世の習い(ういてんぺんはよのならい) |
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意味 | この世は常に激しく移り変わり、とどまることなく変化するものだということ。 |
使い方 | 変化したときなど。 |
英文訳 | All worldly things are transitory.
(この世のものはすべて過ぎ去りやすい) |
類義語 | 有為無常/移れば変わる世の習い |
有為転変は世の習い(ういてんぺんはよのならい)
有為転変は世の習いの「有為」とは、仏教語で因縁によって生じた生滅・変化してやまない現実のことを言います。
また「習い」は学習という意味ではなく、「世の中の常」という意味があります。
「有為転変の世の習い」は、「有為転変」とも言います。
「意味」世の中は常に変化するものである
世の中の現象は常に変化するものであるという意味です。
「ことわざのイメージ」
世の中は本当に常に変化していますね。今まさに、コロナ禍でリモートワークやオンライン化が進んでいます。
コロナ前はこのような世の中が来るなんてことを予想していましたか?
世の中が変化するということは私たちも何かしら変化しているということですね。
「使い方」世の中が変化するとき
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]今は、会社の会議はオンラインでやっているそうじゃな。[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]そうなんです![/chat]
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]有為転変は世の習いじゃな。[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]便利なことも多いですよ。[/chat]
この例文のように、世の中は常に変化するという意味合いで使っています。
これを参考に下にいくつか例文を載せてあります。
「例文」変化するとき
私は今年で大学二年生になった。有為転変は世の習いだね。
ここでは世の中の変化ではなく、自分の変化に対して使っていますね。
昔は携帯などなく、伝言板が携帯代わりだった。有為転変は世の習いだな。
世の中の変化という意味で使っていますね。
「有為転変は世の習い」2つの類義語
有為無常
有為転変は世の習いは有為無常と言うこともあります。
<例文>
遂に連続優勝を逃した。有為無常だ。
移れば変わる世の習い
時代が移り変われば、世の中も変化していくという意味です。
「移り変わるは浮き世の習い」とも言います。
「英文」All worldly things are transitory.(この世のものはすべて過ぎ去りやすい)
transitoryとは一時的という意味です。言い換えれば、変化していくという意味ですね。
諸行無常もこの英文が使われます。
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]諸行無常とは、この世のすべてのものは常に変化していて、ほんのわずかでもとどまるものはないことを意味しているぞ。人生は常に変化していることをいう仏教の根本的な考えじゃ。[/chat]
まとめ
いかがでしたでしょうか?
世の中は常に変化する
「有為転変は世の習い」にはこのような意味がありましたね。特に近年は、時代の流れに取り残されないようになどという言葉をよく耳にします。世の中は変化するだけではなく、スピードも変化するんですね。
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