「後は野となれ山となれ」の意味とは？わかりやすい使い方と例文を解説！

やれることはやったから、後は運を天にまかせるしかない！みたいな経験ありませんか？
頑張れるだけ頑張って、結果を待つのみというのは、意外とあるものなのでは…

本記事では、「後あとは野となれ山となれ」という言葉の意味や類義語、使い方などわかりやすく解説していきます。
さりげなく使えるように、しっかりマスターしていきましょう！

読み方	後は野となれ山となれ（あとはのとなれやまとなれ）
ローマ字	Ato ha no to nare yama to nare
意味	目先のことさえ解決できれば、後はどうなっても構わない
使い方	悔くいのないとき　投げやりで無責任なとき
英文訳	After us the deluge.（私たちの後に洪水が来るなら来い）
類義語	旅の恥はかき捨て

後あとは野となれ山となれ

「由来」後は野となれ山となれ

「意味」目先の事さえ解決できれば、後はどうなっても構わない

今現在、目の前にある問題が最優先で、それさえ解決すれば後はどうなっても構わない、というのが「後あとは野となれ山となれ」の意味です。
意味は一つでも、心情によって二つの使い方があります。

悔くいのないとき

この場合は、やり切った達成感も感じられてポジティブに受け取れますね。

投げやりで無責任なとき

こちらの場合は、とりあえずやることはやったから、後は知らないよ、という無責任さが感じられます。

「使い方」悔くいのないとき

「例文」投げやりで無責任なとき

✖️今日まで厳しい練習に耐えてきたのだから、後あとは野となれ山となれで最後まで頑張ろう！

後はどうなっても構わない、というのが「後あとは野となれ山となれ」の意味なので、最後まで頑張ったり、後の事に責任をもつ気持ちがある場合には、使用はひかえましょう。

「類義語」旅は恥はじのかき捨て

旅先では知り合いもいないので、恥ずかしい行動をしてもその場限りのものだということが、「旅の恥はじはかき捨て」の意味です。
このように、「旅先では何をしてもその場限りだ（⇒だから何をしてもいいだろう）」と、使われることが多い「旅の恥はじはかき捨て」です。
でも、もともとは、旅人が現地の伝統や風習に合わない行動をとってしまった時に、現地の人が「旅の恥は気にすることはない」と、慰なぐさめの言葉として使っていたのが本来の形だということです。

「対義語」立たつ鳥跡とりあとを濁にごさず

水鳥が水辺を綺麗にしたまま飛び立ったことから、過ごした場所や立ち寄った場所は、綺麗きれいに残したまま去ろう、というのが「立つ鳥跡を濁にごさず」の意味です。

英文訳

After us the deluge.（私たちの後に洪水が来るなら来い）

まとめ

いかがでしたでしょうか？

後あとは野となれ山となれは、使い方によって意味がずいぶん違うことが、わかりましたね。

投げやりになるのではなく、やるだけやって後悔のないときに使いたいと思います。
でも、なるべくなら、最後まで頑張ったり、後の事にも責任をとれる行動を取れるように努力していきたいですね。