鬼の居ぬ間に洗濯という言葉を知っていますか?
洗濯くらい、鬼が居てもさせてくれろ、思いますが一体、どういった意味を持つ言葉なのでしょうか。本記事では、「鬼の居ぬ間に洗濯」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。読み終える頃には、マスターになっているでしょう!
読み方 | 鬼の居ぬ間に洗濯(おにのいぬまにせんたく) |
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意味 | 普段厳しい人がいない間に、くつろいでいるようす。 |
使い方 | 本人の目の前は✕。 |
英文訳 | Laundry while the demon is away.(悪魔がいない間に洗濯)
When the cat’s away, the mice will play(猫がいないとネズミが遊ぶ) |
類義語 | 気分転換(きぶんてんかん)
羽を伸ばす(はねをのばす) |
鬼の居ぬ間に洗濯とは
ここで使われる「鬼」とは、普段厳かったり束縛が激しいような、スポーツで言う監督やコーチ、顧問だったり、会社では上司などが対象になっています。
「意味」 厳しい人がいない時に、くつろぐ様子
怖いイメージの「鬼」は普段、一緒にいて気を遣うような方であったり厳しい方のことを指し、この場合は、本当に洗濯をするわけではなく、「命の洗濯」という意味で使われます。
命の洗濯とは、日常生活で疲れ切った「命」を洗い流す、くつろいでいるという意味で使用されます。
魂の浄化のようなイメージです。
「ことわざのイメージ」
小さいころから聞いたことのある言葉でしたが、本当の意味を知るまでは
なぜ洗濯なんだろうかと思っていましたが、洗うものが「命」だとは思って居ませんでしたね。
「使い方」怖い上司がいない時
めったにいないことのない上司が、急な出張の時にこのような会話になっているかもしれません。
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]今日は朝から部長を見かけないけど、どうしたのかな?[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]急な出張で、今日は会社に来ないみたいだよ。[/chat]
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]そうなんだ!じゃあ今日はゆっくり仕事ができるな…。鬼の居ぬ間に洗濯と行こうか…。[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]あまりやりすぎるとバレて怒られるよ…。[/chat]
この例文のように、怖い上司がいない間にくつろぐという意味合いで使っています。
これを参考に下にいくつか例文を載せてあります。
「例文」「鬼」の居ないところで使う言葉
「鬼」に例えられる上司や監督などの目の前で使用するのは、相手に失礼に当たるのであまり使用しません。
「明日監督いないんですか?じゃあ、鬼の居ぬ間に洗濯させて貰いますね!」
このような使用をすると、鬼のような監督も阿修羅にも般若にもなってしまいますね…。
「今日は妻がいないから、鬼の居ぬ間に洗濯で焼き鳥にビールでも飲んじゃおう…。
このように、本人の聞こえないところで使うのが適切でしょう。
「類義語」鬼の居ぬ間に洗濯2つ
気分転換
不快な気分を変えるために、普段とは少し違うことをやるという意味。
例文:「気分転換に、ドライブでも行こうか。」
羽を伸ばす
束縛しているものがなくなり、ゆっくりしている様子。
例文:「子供が学校に行っている間が唯一、羽を伸ばせる。」
「対義語」鬼の居ぬ間に洗濯
虎穴に入らずんば虎子を得ず
虎が住む巣穴に入らなければ、虎の子供は捕まえられないという意味。
自ら危険な場所へ突撃し、経験や成功を勝ち取るということの比喩。
例文:「大手企業を辞めて独立したのは、虎穴に入らずんば虎子を得ずと思ったからである。」
「英文」鬼の居ぬ間に洗濯
Laundry while the demon is away.(悪魔がいない間に洗濯)
このことわざを直訳した場合。鬼は英語に訳すとdemon(悪魔)になる。
When the cat’s away, the mice will play(猫がいないとネズミが遊ぶ)
ネズミにとって、猫とは「鬼」にあたり、その猫がいないとネズミはくつろげるという意味。
まとめ
いかがだったでしょうか
・厳しい人がいない間にくつろげるという意味。
・洗濯とは「命の洗濯」。
・本人に聞こえるのは失礼。
このように、本人がいない場面でこっそりいうのが適切な使われ方です。
この記事を読んで、誰かの「鬼」にならないよう気を付けましょう。
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