「牛に経文」という言葉をご存知ですか?「似たようなものなら聞いたことはあるかもしれない・・・」という方もいるかもしれません。
本記事では、「牛に経文」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。読み終える頃には、マスターになっているでしょう!
読み方 | 牛に経文(うしにきょうもん) |
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意味 | いくら言い聞かせても効き目がないこと。 |
使い方 | 人に説き聞かせても効果のないとき |
英文訳 | To talk to the wind.(風に向かってしゃべる) |
類義語 | 馬の耳に念仏、馬に経文、猫に小判、豚に真珠 など |
牛に経文
「由来」牛に何を言っても無駄だ
「経文」とはお経の文章で有難いことが書いてあります。
また、牛は人間の言葉を理解しません。その経文を牛に言い聞かせたところで効果が得られないという様子からこの言葉が作られました。
なぜ牛なのでしょうか。それは牛は昔から人間と一緒に暮らしており、比較的身近な動物であったからでしょう。
「意味」いくら言い聞かせても効果のないとき
何度同じことを言っても相手に何にも効果がなかったり、そもそも自分の意見を受け入れてくれなかったりするときがありますよね?
その時にぴったりな諺が馬に経文です。
また、どんなにありがたい言葉を投げかけても効果がないときにも使うことがあります。
ことわざのイメージ
何を言っても相手には伝わらないという事をイメージしてみてください。
「使い方」 何度言っても効果がないことに対して使う
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”left” border=”green” bg=”none” style=””]あなたもう34歳でしょ?APEXばかりしていないで就活したらどうなの?[/chat]
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”right” border=”blue” bg=”none” style=””]カタカタカタ...[/chat]
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[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”right” border=”blue” bg=”none” style=””]カタカタカタ….[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”left” border=”green” bg=”none” style=””]もうゲームに熱中しすぎて私の声なんて通らないのね。まるで馬に経文だわ。[/chat]
この例文のように、「同じことを何回も相手に伝えようとしても相手には通じない」という意味合いで使っています。
これを参考に下にいくつか例文を載せてあります。
「例文」何度言ってもわかってもらえないとき
ここで悪い例と良い例の二つを取り上げます。
彼にLINEしたのに返事が返ってこない。これは馬に経文なのかしら?
この諺は話し相手が会話に参加していることが前提となっています。そのためこの例は不適ですのでこのようには使わないようにしましょう。
基礎知識のない彼に罪刑法定主義とその派生原理についての説明が理解できるだろうか?いやきっと馬に経文のようになるな。
「類義語」牛に経文3つ紹介
・馬の耳に念仏
馬にどんなにありがたい念仏を語りかけても無駄だという意味。
・猫に小判
猫にとって小判の価値は理解できない。価値のわからない人に貴重なものを与えても無意味であるという意味。
・豚に真珠
これも「猫に小判」と同じ意味を持っています!
「英文」牛に経文1つ紹介
・To talk to the wind.(風に語りかける)
英文にしてみるとすごく詩的なものになりますね!
風は止まることをせず、ずっと吹き続けています。そんな風に語りかけてもさっと通り抜けてどこかへ行ってしまい、聞き流されているような感じになってしまう。こんな様子を「牛に経文」という諺に対応させたのでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。これであなたも馬に経文という言葉をマスターできたのではないでしょうか?
ではもう一度ポイントをまとめてみましょう!
「馬に経文」とは相手に何を言おうとも聞き入れてくれない場合や効果がない場合に使う。
注意する点としては相手が会話に参加していることが前提となっていることです。皆さんもこの点に注意して使ってみてください。
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