「愛想も小想も尽き果てる」ということわざをご存じですか?
愛想笑いや愛想がいいなど「愛想」という言葉は日常でもよく用いられますが、このことわざにはどんな意味があるのでしょうか。
この記事では、「愛想も小想も尽き果てる」ということわざの意味や使い方を、いちからしっかりと解説していきたいと思います。
この記事でマスターしていきましょう!
読み方 | (あいそもこそもつきはてる) |
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意味 | 相手の言葉にすっかりあきれ果てて嫌になってしまうこと |
使い方 | 相手の言動にあきれ果ててしまったとき |
英文訳 | to be completely disgusted with(愛想も小想も尽き果てる) |
類義語 | 愛想を尽かす 匙を投げる |
愛想も小想も尽き果てる
「愛想も小想も尽き果てる」の由来は、愛想をつかすという言葉をより強調させた言い方で、「小想」とは特に意味はなく、語呂合わせで使われているみたいです。
今までに幾度となく失敗を繰り返して愛想をつかされたり、逆に愛想を尽かしたりした覚えはありませんか?
あまりプラスなイメージのないことわざですが今回はこのことわざを紹介していきます。
類義語
愛想を尽かす (相手に対して好意や愛情を捨て、嫌気がさし見放すこと)
匙を投げる (これからどんなに努力しても成功しないだろうと諦めること)
「味噌も糞も一緒」ということわざとは意味が違います。
味噌も糞も一緒 (見た目が似ているだけで中身や性質が違くても同じ扱いをすること)
愛想も小想も尽き果てる(相手の言葉にすっかりあきれ果てて嫌になってしまうこと)
同じ意味で使わないように注意しましょう。
「意味」相手の言葉にすっかりあきれ果てて嫌になってしまうこと
「愛想も小想も尽き果てる」の意味は、相手の言動に嫌気がさして今まで持っていた好意や愛情もなくなってあきれ果ててしまうこと。
愛想も小想も尽き果てると聞いて愛想を尽かすと似ているなと思った方も多いのではないでしょうか?
実際にこのことわざは愛想を尽かすという言葉を強調させたものみたいです。
「愛想」とは?
相手に対する態度を愛想といいます。また相手に対する好意や信頼感など、プラスな感情のことも愛想といいます。
また、「愛想」と「愛嬌」の違いは
愛想 (意識的に相手に対して行動や発言をすること)
愛嬌 (もともと備わっている可愛らしい仕草や表情)
「使い方」相手の言動にあきれ果ててしまったとき
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]やあばあさん、この間信頼していた友人がとんでもないことをしておったんじゃ。[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]あら、何をされてたのです?[/chat]
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]わしの周りであることないことを噂して騒ぎ立てておったみたいでのう・・・。そいつには愛想も小想も尽き果ててしまったんだ。[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]そうだったんですね。それは大変でしたね。[/chat]
この例文のように、相手の言動にあきれ果ててしまったという意味合いで使っています。
これを参考に下にいくつか例文を載せてあります。
「例文」相手の言動にあきれて見放すとき
「愛想も小想も尽き果てる」の会話文を先ほど紹介しましたが、他にはどのような使い方ができるのでしょうか。以下にまとめてみましたので参考にしてみてください。
①あいつの失敗ももう10回目だ。もう愛想も小想も尽き果ててしまった。
②彼女に愛想も小想も尽き果てられてとうとう振られてしまった。
③これ以上失敗を繰り返したら愛想も小想も尽き果てられてしまう。気を引き締めて作業を行おう。
このことわざを使うときは「愛想を尽かす」という言葉を意識したら当てはめやすいかもしれませんね。
「愛想」を使った言葉
ここまで「愛想も小想も尽き果てる」ということわざを紹介してきましたが、他に「愛想」という言葉を使ったものは何があるのでしょうか。
愛想がいい
相手が好感を持てるような言動をしていること。
愛想笑い
人の顔色をうかがい機嫌を取るために笑って見せること。
愛想を言う
相手の顔色をうかがってお世辞を言ったり褒めたりすること。
などがあります。これらの言葉も一緒に覚えておくと愛想という言葉の意味を掴みやすいかもしれませんね。
「愛想も小想も尽き果てる」まとめ
ここまで読んでこのことわざの意味や使い方は理解できましたか?
意味 (相手の言葉にすっかりあきれ果てて嫌になってしまうこと)
使い方 (相手の言動にあきれ果ててしまったとき)
「愛想」という言葉の意味をしっかり掴むことができたら、難しくないことわざだと思います。
いつもお世話になっている、家族や、友人、先輩などに愛想も小想も尽き果てられないように、そして相手の失敗も許せる心の広い人になっていきたいですね。
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