飴と鞭(あめとむち)、ことわざの意味や使い方や例文について解説します。
このことわざには、躾(しつけ)だけではなく、相手を支配する意味合いにも使われます。早速見ていきましょう。
読み方 | 飴と鞭(あめとむち) |
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意味 | しつけなどにおいて、甘やかす面と厳しくする面を使い分けること。 |
使い方 | 厳しく育てるだけでなく、教育には飴と鞭が必要だ。 |
英文訳 | carrot and stick.(人参と棒) |
類義語 | 人参と鞭 |
飴と鞭(あめとむち)
政治の術策の一つ。飴とは被治者の喜ぶものを与えて歓心を買うことを意味し,鞭とは暴力によって被治者を恐怖させることを意味している。
「意味」躾(しつけ)や相手をコントロールする際に用いる
しつけにおいて、甘やかす面と厳しくする面を使い分けることは効果的です。
例えば、人間は厳しくするだけでは思い通りに動きません。ご褒美を用意することで効果的に人を操れるという意味が「飴と鞭」です。
「例文」部下の育成
厳しすぎる指導は相手を潰してしまいかねません。そうなればどんなに将来有望な人材もその力を発揮できません。厳しく接しつつも、相手の良い点は存分に褒めて伸ばしましょう。
このように飴と鞭を正しく使い分けることができれば、あなたは立派なビジネスパーソンとなるでしょう。
人間何事もバランスが大切です。飴だけ与え続けられた人間は堕落し、鞭のみで痛めつけられた人間は恐怖でやがて行動できなくなります。
処が今日娯楽と云えば、民衆に躾けをつけようという心掛けの人間にとってか、そうでなければ民衆の歓心を買おうと心掛けている人間にとってしか、用のない観念であるように見える。飴と鞭とか、それとも飴だけか、の相違しかない。どれも民衆の利用者がもつ処の観念であり、民衆という原料から専ら効用を惹き出そうという側の人間のもつ観念でしかない。
娯楽論―民衆と娯楽・その積極性と社会性・―著:戸坂潤(aozora.gr.jp)より引用
「使い方」部下の指導に悩む上司
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]私の部下がいくら注意しても同じ失敗を繰り返すので困っているよ。この前も怒鳴りつけてやったよ[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]怒っていてばかりでは可哀そうよ。良いところも見つけて褒めてあげなきゃダメですよ。[/chat]
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]なるほど、確かにいつも叱ってばかりいたなぁ[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]飴と鞭の使い分けが大事ですよ。[/chat]
これが飴と鞭の使い方で1番正しい使い方なのか、「飴と鞭の会話で」日常で最も使える例文なのか、色々な意見があると思いますが、この使い方は覚えやすいと考えれました。
「飴と鞭」まとめ
いかがでしたでしょうか?
・意味は、飴のような甘いご褒美と鞭で叩かれる痛い罰を駆使して人をしつけること
・使い方は、おだてたり、脅して人をコントロールすること
飴と鞭は他人に対してではなく、自分に対しても有効な手段です。皆さんも飴と鞭を使って自分を奮い立たせ、目標達成の喜びを楽しみましょう!
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