「武士に二言はない」時代劇などでもよく聞くことわざですね。皆さんは使われますか?
このことわざの意味は「武士は信義や面目を重んじるため、一度口にした言葉を取り消したり、約束を破るようなことはしない」という意味です。かっこいい意味ですね。約束をしてそれを守ると言った時、相手から「本当に守れるの?」なんて聞かれた時に使います。
「武士に二言はない」について詳しく解説していきます。
この記事を読んで分かる事
- 「武士に二言はない」の意味
- 正しい使い方
- 類義語について解説
読み方 | ぶしににごんはない |
ローマ字 | bushi ni nigon ha nai |
意味 | 武士は信義や面目を重んじるため、一度口にした言葉を取り消したり、約束を破るようなことはしない |
使い方 | 約束を守る時 |
類義語 | 君子に二言なし 男子の一言金鉄の如し |
対義語 | |
英文 | Promise is debt.(約束は負債である) A bargain is a bargain.(約束は約束) An honest man’s word is as good as his bound.(正直者は約束を守る) |
武士に二言はないとは
「意味」武士は一度口にした言葉を取り消したり、約束を破るようなことはしない
「武士に二言はない」の意味は「武士は一度口にした言葉を取り消したり、約束を破るようなことはしない」です。
ここで出てくる「二言」とは「前に言ったことと違うことを言うこと」です。武士はそのようなことをしないと言う美学もあったようです。
今の時代でも約束を守ることは重要視されていますし、信用問題に繋がりますね。
今と通じる所はありますね。
ことわざのイメージ
約束は守る!
「使い方」約束は必ず守ると相手に伝える時
来週の日曜日、誕生日だよね?
何か欲しい物ある?
何でも言って!
え!いいの?嬉しい!
じゃあ、ブランドのバック欲しい!
(あ、、、あの〇〇万円する?!)・・・・
え、えぇ~い!武士に二言はない!今から買いに行くぞ!!
本当に?
なるぞうさんかっこいい!
このように、一度言ったことは曲げずに貫き通す、約束は何が何でも絶対守るという時に、「武士に二言はない」と言います。
今も昔も、日本男児にはこの様な武士道精神が脈々と引き継がれている・・・というワケですかね?なるぞうさん!!
良い例と悪い例「武士に二言はない」
「武士に二言はない」悪い例
武士に二言はないと言うくらい口下手だ。
「武士に二言はない」良い例
約束は必ず守る!武士に二言はない!
「口下手で二言以上言葉を発することができない」という使い方は間違いです。
「類義語」 武士に二言はない 2つ紹介
君子に二言なし
「君子は一度口にした言葉に対しては必ず責任を持つ」という意味です。
君子とは一般民衆より上位の立場にある人、政治を行う人をあらわしています。
男子の一言金鉄の如し
「男子が一旦口に出して言ったことは、どんなことがあっても実行しなければならない」という意味です。
「英文」「武士に二言はない」3つ紹介
1 Promise is debt.
promise…約束
debt…負債
直訳「約束は負債である」
私たちが誰かと約束をするのは、借金をするようなもので、約束が果たされた時に支払われるものです。
このことから”武士に二言はない”といえるでしょう
2 A bargain is a bargain.
bargain…売買契約、約束
直訳「約束は約束である。」
約束は約束だから守らなければいけないということです。
このことから“武士に二言はない“と言えるでしょう。
3 An honest man’s word is as good as his bound.
honest…誠実、正しい、正直な
bound…限界
直訳「正直な人の言葉は彼の限界と同じくらい良いです。」
正直な人はできない約束はしないので、正直な人の約束は必ず守られるということです。
まとめ
ここまで「武士に二言はない」について解説してきました。いかがでしたか?
あらためて、意味や使い方をおさらいしましょう。
- 意味 武士は一度口に出した言葉を取り消したり、約束を破るようなことはしない。
- 使い方 約束を守る時
誰かと約束をする時などに使えると、信用度が高まりそうなことわざですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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