こんにちは!今回は「豚に念仏猫に経」ということわざの解説です。
「豚に真珠」「猫に小判」などは聞いたことがあるのではないでしょうか。
ことわざに動物が使われることって多いですよね。
「豚に念仏猫に経」もそのひとつ。類義語にも
- 「馬の耳に念仏」
- 「犬に論語」
- 「牛に経文」
など、動物を使ったことわざがたくさん挙げられます。
この記事では「豚に念仏猫に経」について、意味や使い方、類義語など詳しく解説をしていきます!
読み方 | ぶたにねんぶつねこにきょう |
ローマ字 | butaninenbutsu nekonikyou |
意味 | どんなに立派な教えも、それを理解できない者に言い聞かせたところで、 何の意味もなさないというたとえ。 |
使い方 | 豚に念仏猫に経で、そんな幼い子供に難しい本を読んで聞かせても意味がない。 |
類義語 | 犬に小判/犬に念仏猫に経/犬に論語/兎に祭文/牛に経文/牛に麝香/牛に説法馬に銭/牛に対して琴を弾ず/馬に経文/馬の耳に風/馬の耳に念仏/馬の目に銭/蛙の面に水/猫に石仏/猫に胡桃をあずける/猫に小判/馬耳東風/豚に真珠 |
対義語 | – |
英文 | Don’nani yoi oshie demo, rikaidekinai hito ni hanashimashita. Imiwonasanai tatoebanashi. グーグル翻訳 |
豚に念仏猫に経(ぶたにねんぶつねこにきょう)とは
「意味」立派な教えも、理解できない者に言い聞かせたところで、無駄だということ
いい話をしてもまるで分かってくれない、聞いてくれない、といような時に使えることわざです。
ことわざのイメージ
豚に念仏を唱えたり、猫にお経を唱えても、ちっとも意味が伝わらないことは安易に想像できますよね。どんなにありがたい話をしても、理解できる人に対してしないと何も意味をなさないということですね。
「使い方」その教えの価値が理解できない人に伝えること
見てくれ!孫に聞かせるために英語の論文を買ってやったんじゃ。今度会ったときに一緒に読もうと思っておる。
あら素敵。ところでお孫さんはおいくつになったの?
この前1歳の誕生日を迎えたところじゃよ。
まあ、それは「豚に念仏猫に経」だわ。まずはABCの歌から始めましょう。
良い例と悪い例「例文」
「豚に念仏猫に経」良い例
豚に念仏猫に経だからといって、彼に何かを教えるのを皆が諦めてしまえば、もう彼の成長を見込めなくなってしまうだろう。
「豚に念仏猫に経」悪い例
勉強をしないのに新しい電子辞書が欲しいなんて「豚に念仏猫に経」だ。
「豚に念仏猫に経」は、「教え」や「話」に対して使うので、「もの」に対して使用する場合だと、
「豚に真珠」「猫に小判」などがより適切となります。
これらのことわざも類義語ではありますが、「もの」の価値についてわからないものに与えても意味がない、といった時に使います。
価値あるものでも持っている人が価値をわかっていなければ意味がないということです。
「豚に念仏猫に経」と使い分けることができるとかっこ良いですね。
「類義語」 犬に論語
犬に論語を説いても、少しもわからないことから。
どんなに良い教えであっても、わからない者にはありがたみがわからないから無駄だということ。
使用例:偏った考えしか持たない彼に、何を言っても犬に論語というものだ。
まとめ
ここまで「豚に念仏猫に経」について解説してきましたが、いかがでしたか?最後におさらいです。
- 意味:ありがたい教えも理解できないものにとっては、なんの効果もないこと。
- 使い方:いい話をしてもまるで分かってくれない、聞いてくれない、といような時に使えることわざ。
以上、最後までご覧いただきありがとうございました!
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