一寸の虫にも五分の魂(いっすんのむしにもごぶのたましい)とは?
「一寸の虫にも五分の魂」ということわざを知っていますか?よく見るけど、ことわざの意味は分からない…なんて方もいらっしゃるかもしれません。
本記事では、「一寸の虫にも五分の魂」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。読み終える頃には、マスターになっているでしょう!
読み方 | いっすんのむしにもごぶのたましい |
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意味 | 弱く小さいものにも、意地がある。 |
使い方 | 一寸の虫にも五分の魂だからあなどってはいけないよ/一寸の虫にも五分の魂がある所をみせるぞ |
英文訳 | Even a worm will turn(ミミズでさえ立ち向かってくる) |
類義語 | 弱肉強食 |
一寸の虫にも五分の魂
意味「弱く小さなものでも、あなどってはいけない」
「一寸の虫」は3センチほどの虫。「五分の魂」は半分の魂。
「ことわざのイメージ」
小さな虫にも魂があることから
①殺生をいましめる
②小さくても意地がある
③自分が虫のようにちいさくとも、奮起する
「使い方」一寸の虫にも五分の魂2つ紹介
使い方①
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]子供がカエルを潰してしまってのう[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]一寸の虫にも五分の魂と教えないといけませんね[/chat]
使い方②
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]子供が自転車に乗れないことを同級生にばかにされたんじゃ。それでいま練習に励んどる[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]ばかにされたのなら、一寸の虫にも五分の魂ということをみせてやりませんとね[/chat]
「例文」一寸の虫に例えられるもの
「一寸の虫」は小さいものを表すので、十分な実力のあるものに対しては使わない。
ジャイアンが一寸の虫にも五分の魂とばかりにドラえもんに向かっていった。
のび太が一寸の虫にも五分の魂とジャイアンに組み付いた。
由来は諸説ある
そのうちのひとつは『極楽寺殿御消息』で、北条重時(1198-1261)という人が出家後に子孫につづった手紙で江戸時代に至るまで広く知られていたものに「たとへにも一寸のむしには、五分のたましゐとて、あやしの虫けらもいのちをはをしむ事我にたかふへからす」(例えにも、一寸の虫には、五分の魂といって、卑しい虫けらも命を惜しむことに関しては自分とたがわない)というものです。
「類義語」一寸の虫にも五分の魂の2つ紹介
八つ子も癇癪(やつごもかんしゃく)「八歳の子にも主張があり、癇癪を起こす」
弱肉強食「弱い者の肉が強いものの食料となる」
「対義語」
張り子の虎(表面だけ立派なこと)
まとめ
図体の大きな人間に対して小さく弱い虫にも意思がある。
弱いものを粗末に扱っているのをたしなめる
または実力のない自分を奮起させる
以上「一寸の虫にも五分の魂」解説でした。
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