「腹も身の内」の意味とは？使い方や例文など解説！

「腹も身の内」ということわざを知っていますか？

あまり聞き覚えのない人も多いかもしれません。

簡単に言い換えれば、

という、人を戒める意味を持つことわざです。

本記事では、「腹も身の内」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。

腹も身の内（はらもみのうち）

「意味」食べすぎには注意しなさいということ

「腹も身の内」の「腹」とは、胃腸を表します。

むやみに大食すると胃腸の具合が悪くなる・胃腸も身体の一部だから大切にしなさいという、食欲にまかせて暴飲暴食する人を戒める意味を持つことわざです。

急に食事をたくさん取ると、胃が痛くなったりお腹が痛くなったりすることってありますよね。

ストレスが溜まって暴飲暴食してしまった、ある日のメニューが大好物なのでついつい食べ過ぎてしまった…など、みなさん一度は経験したことがあるのではないでしょうか？

そんな事態にならないように気をつけなさいということですね。

「使い方」偏った食事や暴飲暴食

では「腹も身の内」の使い方について、なるぞうとなるこのエピソードを見ていきましょう！

この例文のように、あまり胃腸を痛めつけないで暴飲暴食は慎むべきという意味合いで使っています。

良い例と悪い例「腹も身の内」

「腹も身の内」良い例

腹も身の内というように、身体のことを考えて、食事の内容や食べる量は気をつけないといけないよ。

「腹も身の内」悪い例

日にちのたっている惣菜を食べたらお腹を壊した。腹も身の内だ。

「類義語」腹も身の内・６つ紹介

小食は長生きのしるし

意味　大食をせず養生すれば長生きできるということ。

節制は最良の薬

意味　節制して質素な暮らしをすることが最も健康によいということ。

大食短命

意味　大食いの人は命が短いということ。

腹八分に病なし

意味　大食いをせずにいつも腹八分でやめておけば健康でいられるということ。

腹八分目卑しからず

私の考察になりますが、

卑しからず＝品が悪くないさま・下品でないさま。転じて、品があって洗練されているといった意味合いで用いるようなので

大食いしないほうが品があってよい、という意味もあると考えられます。

腹八分目に医者いらず

意味　満腹になるまで食べないで、腹八分目くらいで抑えておけば健康によいということ。

「英文」腹も身の内・４つ紹介

Much meat, much disease.

食べ物が多ければ病気も多い。

Be careful what you put into your belly.

お腹に何を入れるか注意してください。

Moderation is its own medicine.

節度はそれ自身の薬です。

Your stomach is a part of you, too.

あなたの胃もあなたの一部です。

まとめ

「腹も身の内」ということわざについて、いかがでしょうか。

ことわざが作られた時代の日本では、現代のように医療の発達もなかったので病気になっても治すことができず、このことわざが生まれたのかもしれませんね。

もう一度おさらいで、意味・使い方を紹介します。

参考になれば幸いです。