張り子の虎(はりこのとら)の意味とは?例文・使い方を詳しく解説!

張り子の虎(はりこのとら)の意味とは?例文・使い方を詳しく解説!
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「張り子の虎」ということわざを聞いたり、使ったりした事はありますか?

簡単にいうと、ただ頷いている人、首を動かす癖を持つ人の例えとして使われることわざです。

  • 首を動かす癖がある人
  • 人の話に頷いてばかりで、主体性がない人
  • 強そうに見えるのに、見掛け倒しの人

少し皮肉ったような、ネガティブな印象を受けることわざですね。

本記事では「張り子の虎」という言葉の意味や使い方について、詳しく解説していきます。

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読み方はりこのとら
ローマ字hariko no tora
意味ただ頷いている人、頷いてばかりで主体性のない人、見掛け倒しの人
使い方首を動かす癖を持つ人、ただ頷いてばかりいる人の例えとして用いられる。
類義語羊頭狗肉/大言壮語
対義語
英文paper tiger
目次

『張り子の虎』とは

張り子の虎(はりこのとら)の意味とは?例文・使い方を詳しく解説!
Celebrate Japanese New Year Craft tiger figurine

「張り子の虎」とは、木や竹・粘土で作った型に、何枚も紙を張り重ねて作った張り子の、虎のおもちゃの事で、首がよく動くのが特徴です。

張り子の虎」は、首が良く動く、中身は空洞という特徴から、首を動かす癖のある人、主体性のない人、虚勢を張る・見かけだおしという少しネガティブな意味のことわざとして使われます。

「意味」ただ頷いてばかりで主体性のない人、見掛け倒しの人

「張り子の虎」とは、おもちゃの「張り子の虎」が、良く首が動く仕組みになっている事から、首を動かす癖のある人、人の意見に頷いてばかりの主体性のない人、おもちゃの中身が空洞になっている事から、外見は強そうなのに見掛け倒し、虚勢を張っているという意味で使われます。

実は縁起物「張子の虎」

「張り子の虎」は香川県の西讃地方せいさんちほうで古くから伝わる工芸品で、実は縁起の良いものです。虎は一日に千里を歩み必ず元のねぐらに帰る、勇猛果敢な動物として崇拝されていたため、子供の健やかな成長と出世を願い、端午の節句に兜と一緒に飾られる風習があります。

ことわざのイメージ

ただ頷いてばかりいる

主体性がない

見掛け倒し

「使い方」首を動かす癖を持つ人、ただ頷いてばかりいる人の例えとして用いられる。

なるぞう

今朝隣のおじいさんに会ったから挨拶をして話をしたんだけどね

なるこ

あら、どんなお話をしたんですか?

なるぞう

それが、天気の話をしてもニュースの話をしても「うん、うん」とただ頷くだけでちっとも楽しくなかったんだよ

なるこ

まぁ、それはまるで「張り子の虎」とお話をしてるようでしたね

良い例と悪い例「「張り子の虎」

「張り子の虎」良い例

あの人は奥さんの隣で頷いてばかりで、まるで「張り子の虎」のようだね。

「張り子の虎」悪い例

あの選手は体が小さいのに、パワフルなプレーをするな、まるで『張り子の虎』のようだ。

「張り子の虎」は見掛け倒しという意味なので、これでは反対になってしまいますね。

類義語を3つ紹介「張り子の虎」

羊頭狗肉(ようとうくにく)

「”羊頭を掲げて狗肉を売る”の略。良い品に見せかけているが、実際は劣悪なものを売っている見掛け倒し」な事。

大言壮語(たいげんそうご)

「できそうにもない事や、威勢のいい事を大げさに言う。口で大きな事を言っても、行動が伴わない」という意味。

尻馬に乗る(しりうまにのる)

「よく考えずに他人の言動に同調して、軽はずみな行動をとる」こと。

英文を紹介「張り子の虎」

paper tiger

「こけおどし」

paper (紙) tiger(虎)

まとめ

張り子の虎(はりこのとら)の意味とは?例文・使い方を詳しく解説!

ここまで「張り子の虎」を解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

  • 意味  ただ頷いている人、頷いてばかりで主体性のない人、見掛け倒しの人
  • 使い方 首を動かす癖を持つ人、ただ頷いてばかりいる人、見かけだをしな人の例えとして用いられる。

人の意見を尊重し、ただ頷いてばかりでは主体性のない人と思われてしまうようですね。自分の意見をしっかり持ち、きちんと相手に伝える力をつけたいものです。

この記事を参照し、自分を見直すきっかけになっていただけたら幸いです。

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