「生き馬の目を抜く(いきうまのめをぬく)」ということわざを知っていますか?よく見るけど、ことわざの意味は分からない…なんて方もいらっしゃるかもしれません。
本記事では、「生き馬の目を抜く」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。読み終える頃には、マスターになっているでしょう!
読み方 | 生き馬の目を抜く(いきうまのめをぬく) |
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意味 | すばしっこく人を出し抜き、抜け目がなくて油断できないさまのたとえ。 |
使い方 | 油断ならない時など。 |
英文訳 | Water sleeps, the enemy wakes.
(水は眠っても敵は眠らず) |
類義語 | 生き牛の目を抉る/生き牛の目を抜く |
生き馬の目を抜く(いきうまのめをぬく)
「生き馬の目を抜く」は、生きている馬の目を抜き取ってしまうほど、すばやく物事をする様子の事です。
またずるくて、抜け目がなく、油断ならないことのたとえです。
「意味」抜け目がなく、油断ならない様子
「生き馬の目を抜く」の「馬」がどこからきたのか気になりませんか?
馬を使った理由は二つあります。
一つ目は、馬は昔から人と関わりが深かったためです。昔は馬に乗って移動していましたね。
二つ目は、関わりが深い動物の中でも、脚が速いからです。馬以外の動物について考えてみましょう。例えば牛がいます。しかし、先ほども述べたように移動手段とするほど、脚が速いということです。
このように脚が速い馬の目を抜くほど、素早く油断できないという意味があります。
「ことわざのイメージ」
考えたくないかもしれませんが、脚が速いので生きている馬の目を抜くことは難しいですよね。。
それを可能にしてしまうほど、素早い様子がこのことわざの意味には含まれています。またその素早さから、油断できないという意味があります。
「使い方」油断できないとき
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]部下が出世したそうじゃな。[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]そうなんです。生き馬の目を抜くほどの営業マンなんです。[/chat]
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]それはすごいな。[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]でも私たちは正直、一番出世しないと思っていたんです。。[/chat]
この例文のように、抜け目がなく油断ができないという意味合いで使っています。
これを参考に下にいくつか例文を載せてあります。
「例文」油断できないとき
生き馬の目を抜くほど、驚いた。
驚きの表現として使っていますね。間違えやすいので注意しましょう。
生き馬の目を抜くと言われている、今の世の中。
変化が早く、油断できないという意味で使っていますね。
「2つの類義語」生き馬の目を抜く
生き牛の目を抉る(いきうしのめをくじる)
抜け目がなく、油断できないという意味です。
抉るには、えぐるという意味があります。
生き牛の目を抜く(いきうしのめをぬく)
牛よりも馬の方が脚が速く、目を抜くことが難しいため、「生き牛の目を抉る」よりも「生き馬の目を抜く」の方が使われます。
「英文」Water sleeps, the enemy wakes.
Water sleeps, the enemy wakes.
「水は眠っても敵は眠らない」という意味です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
抜け目がなく、油断できない
「生き馬の目を抜く」にはこのような意味がありましたね。このことわざ以外にも、馬が使用されていることわざはたくさんあります。なぜ馬が使用されているのか、調べてみるのも面白いかもしれませんね。
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