会話の中で、理解する力が足りずに、さっぱり意味が分からなかった事ってありませんか?
聞いたふりして話を流してしまったりして…そのような状態だと、何を言っても無駄だと思われてしまいますよね。
本記事では、そのようなときに使われる「犬に論語」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。
使い方を覚えて、人から言われないようにしたいものです。
では、早速みていきましょう!
読み方 | 犬に論語(いぬにろんご) |
---|---|
意味 | 道理の通じない者には何を言っても無駄である |
使い方 | 何を言っても意味がないとき |
英文訳 | A dog does not understand.(犬は理解しない) |
類義語 | 馬の耳に念仏/豚に真珠/猫に小判 |
犬に論語
「意味」道理の通じない者には何を言っても無駄である
理解できない者に、何を言っても何の効果もなく、無駄であり役に立たないというのが「犬に論語」の意味です。
犬にありがたい「論語」を聞かせても、犬は全く理解できないですよね。
この言葉は、理解する力がなかったり、聞く耳を持たなかったりする人を批判する意味で使われます。基本的にはマイナスな意味として使われるんですね。
自分の状態を表す時に使うこともあります。
話が専門的過ぎてわからなかったり、興味が全くない分野だったりする場合、謙遜や自虐的な意味として使ったりします。
「論語」は、昔の教養のある人たちの間でありがたく読まれていたのですが、内容が難しかったため教養のない人達には理解できなかったと言われています。
理解できない人たちの事を、犬に例えたのですね。
「使い方」何を言っても意味がないとき
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]昨日友達に誘われて、クラッシックコンサートに行ってきたんだよ[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]あら、いいですね!どうでした?[/chat]
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]それがさ、途中から心地よく寝てしまってね…[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]あらあら…せっかくのコンサートも犬に論語でしたのね…[/chat]
「例文」難しすぎて理解できないとき
・私の父は1歳の孫に向かって将棋の話をしているが、まさに犬に論語だ。
・有名な学者が特別講義に来たけど、学生達には難しすぎて犬に論語となってしまった。
・そんなに専門的な話を僕にされても、犬に論語だよ。
「類義語」
馬の耳に念仏
馬の耳に念仏とは、人の意見や忠告に耳を貸そうとせず、少しも効果がないことを意味します。
「馬の耳に念仏」は目上の人に使うことはできません。
なぜかというと、「念仏」が由来しているからです。
多くの場合、ありがたい念仏を唱えるお坊さんは目上の存在で、聞く方が目下にあたるからなのですね。
「犬に論語」は目上の人でも使って大丈夫ですが、注意が必要です。
「ありがたい教えを理解できない愚か者」と見下すニュアンスがあるので、冗談と受け取ってもらえる相手に使うようにした方が良いですね。
豚に真珠
豚に真珠とは、値打ちが分からない者には、どんな価値のあるものを与えても意味がなく、無駄であるという意味です。
猫に小判
猫に小判とは、どんなに価値があるものでも、関心のない人にとっては全く無縁であるという意味です。
「英文」
・A dog does not understand.(犬は理解しない)
・Cast pearls before swine.(豚に真珠を投げてやる)
まとめ
いかがでしたでしょうか?「犬に論語」ということわざは、類義語も含め、マイナスの意味合いがほとんどでしたね。
自分や身内に使う場合は、自虐や謙遜になりますが、他の人に使うには注意が必要です。
もちろん、自分も言われないようにしたいですね。
忠告や意見などを聞く姿勢は大事にしたいと思います。
コメント