突然ですが、皆さんは「一敗地に塗れる」ということわざをご存知ですか。あまり聞き慣れない言葉ですよね。聞いたことあるけど、意味まではよく分からない。そんな方々もこれを見て「一敗地に塗れる」を理解して、日常会話に使ってみてはいかがでしょう。
本記事では、「一敗地に塗れる」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。読み終える頃には、マスターになっているでしょう!
読み方 | 一敗地に塗れる(いっぱいちにまみれる) |
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意味 | 二度と立ち上がることが出来ない程、徹底的に打ち負かされること。 |
使い方 | ・試合で敵の総攻撃を受けて、僕たちはなす術なく一敗地に塗れた。
・この試合は点を取られ過ぎて一敗地に塗れてしまった |
英文訳 | To meet with defeat.
It is that I am defeated thoroughly so as to be able to never stand up. |
類義語 | ・一蹴される
・ばっさり斬られる ・大敗を喫する |
一敗地に塗れる
「史記・高祖本紀」による。
「今将を置くこと善からざれば、一敗地に塗れん」といったとせれることが由来とされています。「一敗」は、一度の勝負で完全に敗北することを表し「地に塗れる」は、戦死した者の内蔵が地面に散らばって泥にまみれるという意味です。
正しい区切りは、「一敗、地に塗れる」となります。
「意味」立ち直れないほどに負かされる
たとえば試合に負けた時、相手に手も足も出ず、完膚無きまでにやられてしまい、心まで折れてしまうことを言う。
「ことわざのイメージ」
・完敗だ。立ち直れない。
・ギリギリの戦いではなく、全く歯が立たないくらいの戦力差が感じるとき。
「使い方」主に敗北した時に使われる
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]今日の試合、完敗だったんじゃ。[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]そんなに相手は強かったんですか?[/chat]
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]手も足も出ないほど強くて、まさに一敗地に塗れたよ。[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]そんなに強かったんだ。そりゃー立ち直れないよね。[/chat]
会話文2
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]昨日の野球をみましたか?[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]はい、みましたとも。凄い試合でしたね。[/chat]
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]20点差も開いてましたからね。[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]本当にあの試合は一敗地に塗れる程の試合でしたね。[/chat]
この例文のように、~という意味合いで使っています。
これを参考に下にいくつか例文を載せてあります。
「例文」負けは負けでも、負け方によって使い道が違う
勝負に負けた時に使うことわざですが、惜敗や僅差の時に使うのは誤りです。
「決勝戦であと一歩のところで、一敗地に塗れた」という使い方は間違え。
立ち直れないほどに打ち負かされたときに使います。
「決勝戦まできたのに、誰も歯がたたず完敗した。一敗地に塗れた」
このように、ボロボロに負けた状態の時に使うのが正しいです。
僅差で負けてしまった時に使うことわざでは無いので、
ギリギリの勝負の時に使うのは誤りです。
「言い換え一覧」一敗地に塗れる
・無残な負け方をする・まるで話にならない・一蹴される・ばっさり斬られる
・斬って捨てられる・大敗する・大敗を喫する・全く敵わなかった・まるで話にならない・ボロ負けする・ぼろ負けする・歯が立たなかった・苦杯を喫する
無残な負け方をする
「類義語」一敗地に塗れる
肝脳地に塗れる
戦場でむごたらしい死に方をすること。
「一敗地に塗れる」の意味は、勝敗に敗れ、立ち直れないさまを言います。一方、「肝脳地に塗れる」は戦いに敗れ、命を落としすことを言うので、現代社会ではあまり使い所がないかもしれませんね。
「英文」一敗地に塗れる2つ紹介
・You can paint on one defeated land
(敗北した1つの土地にペイントできます)
・Lose to tatters
(ボロボロに負ける)
まとめ
いかがでしたか。「一敗地に塗れる」について詳しくなりましたよね。
スポーツなどの勝負ごとで使いやすいことわざですが、似ている状況での誤った使い方に注意して下さい。
明日からの生活の中で、使う機会があれば是非このことわざを使ってみてはいかがでしょうか。
完全にやられてしまうという意味なので、惜敗などの僅差での使い方では誤りなので注意して下さい。
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