「居候三杯目にはそっと出し」ということわざを知っていますか?
居候ってなに?三杯目ってご飯のことかしら?雰囲気はわかるけど、ちゃんとした意味はわからないわ……なんて方もいらっしゃるかもしれません。
本記事では、「居候三杯目にはそっと出し」という言葉の意味や使い方など徹底解説していきます。読み終える頃には、きっと使いこなせるようになっているでしょう!
読み方 | 居候三杯目にはそっと出し(いそうろうさんばいめにはそっとだし) |
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意味 | 居候は万事に遠慮がちになる |
使い方 | 遠慮しなくていいよ 遠慮した方がいいよ |
英文訳 | He that is fed at another’s hand may stay long ere he be full. |
居候三杯目にはそっと出し
「意味」居候は万事に遠慮がちになる
最近ではあまり聞かれなくなった「居候」という言葉ですが、どのような人の事をいうのでしょう。
[box01 title=”居候とは?”]同居や同棲などと違って、他人の家に何もせずタダで住まわせてもらっている人のこと
どちらかというと、「やっかいもの」という意味が含まれているのです[/box01]
何も貢献せずお世話になっている身なので、肩身の狭い思いをしていて、何事にも遠慮をしてしまうというのが、居候三杯目にはそっと出しの意味です。
[box06 title=”あわせて読みたい”]昔はご飯を三杯食べるのが常識で、一杯では失礼、二杯では遠慮という意味がありました。
でも他人の家に厄介になっている負い目から、居候は三杯目を遠慮がちにそっと出す。このように、居候の肩身の狭さを詠んだ川柳から生まれたことわざなのです。[/box06]
[box03 title=”現代のおかわりのマナー”]お茶碗にほんの少しだけご飯を残すというのが、おかわりをする時のマナーとされています。
もしお客さんのご飯茶碗が空になっているのに気がつかなかった場合、もてなす側が気が利かないということになります。
そのような状態にならないよう、もてなされる側が敢えてひと口ご飯を残すのです。そしておかわりいかがですか?という声掛けを待つのですね。
もてなす側が気遣いできるよう、もてなされる側も気を遣う、まさに日本文化ですね。[/box03]
「使い方」遠慮しなくていいのに
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]先日、職探し中の甥が訪ねてきたんだよ[/chat][chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]転職するって言ってた方ね。お元気でしたか?[/chat][chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]元気で話は弾んだけれど、用意したご馳走はずいぶん余っちゃったんだ[/chat][chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]居候三杯目にはそっと出しということですね…[/chat]
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]気を遣わなくていいのにな。[/chat]
この例文のように、遠慮しなくていいよという意味で使ったりします。
「例文」遠慮しなくていいよ 遠慮した方がいいよ
息子の友達が遊びにきたとき
・気持ちいいくらいよく食べるわね!居候三杯目にはそっと出しとか気にしないで、どんどんお代わりして食べてちょうだい!<遠慮した方がいいよの例文>
誕生日会で主役でもないのにケーキを何個も頬張る友達に
・居候三杯目にはそっと出しって言うけど、あなたは全く気にしてなさそうね
「英文」He that is fed at another’s hand may stay long ere he be full.
他人に養ってもらう者は満腹まで時間がかかる
「居候三杯目にはそっと出し」まとめ
いかがでしたでしょうか?
[box05 title=”意味と使い方”]居候三杯目にはそっと出しの意味は、居候は万事遠慮がちになる
居候三杯目にはそっと出しの使い方は、遠慮しなくていいよ、遠慮した方がいいよの二通り[/box05]
居候ではありませんが、よその家にお呼ばれした時など、やはり遠慮してしまいますよね。
でも過度の遠慮は、その人との距離を作ってしまうかもしれません。
図々しく感じない、適度な遠慮を身につけて、人間関係をうまく作っていきたいものです。
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