あなたは、とても強い絆で結ばれた人間関係を持っていますか?
親子・夫婦・恋人など色々あると思いますが、もしかしたら意外とクールな関係だったり、逆にめちゃくちゃ強い絆であったり、人それぞれだと思います。
本記事では、「一蓮托生」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。自分は誰かと強い絆で結ばれているかな?などと考えながら読んでみてはいかがでしょうか。
それでは早速みていきましょう!
読み方 | 一蓮托生(いちれんたくしょう) |
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意味 | 良くも悪くも運命を共にする |
使い方 | お互い同じ結末を迎えるとき 運命を共にするとき |
英文訳 | To sail in the same boat.(同じ船で行く) share the same fate(運命を共にする) |
類義語 | 蓮の台の半座を分かつ 死ななば諸共 |
一蓮托生
「意味」良くも悪くも運命を共にする
結果はどうであれ、最後まで行動や運命を共にするということが「一蓮托生」の意味です。
「一蓮」とは「一つの蓮の花」、「托生」とは「身を他のものにまかせて生きながらえること」なんですね。
また、一蓮托生には、死後、極楽浄土で同じ蓮華の上に生まれることも意味としてあります。強い信心で結ばれている人たちが、来世に極楽浄土で一緒に暮らそうと願うときに使われる言葉で、良い行いした人達は、死後も同じ蓮の上に生まれ変われる、という仏教の教えが語源となっているのですね。
「使い方」お互い同じ結末をむかえるとき
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]結婚してからずいぶん経ったなあ[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]40年になりますね[/chat]
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]夫婦は一蓮托生って言うし、これからもずっと一緒だね[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]わかりませんよ。最近熟年離婚が増えてきているみたいだし…[/chat][chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]おいおい、そんなこと言わないでおくれよ…[/chat]
夫婦や親子が死後の世界でも、愛情を持ち続けることの意味として使われてきましたが、他人同士が運命を共にする時にも用いられるようになりました。
今はどちらかというと、良くない結果が予想されるときに使われることが多いようです
「例文」運命を共にするとき
・ここまできたら一蓮托生だ。みんなでやりきろう!
・夫婦は一蓮托生、って言われたのは昔の話だなあ
・チームのメンバーとは一蓮托生で頑張るぞ!
「類義語」
蓮の台の半座を分かつ
「はすのうてなのはんざをわかつ」と読みます。
「台」とは極楽に住む仏様が座る蓮台の事を指しています。
人々が仲良く蓮台に座る様子が連想されることから、夫婦仲のよいことを表す時に使ったりします。
死ななば諸共
「道連れ」「全滅覚悟」などの意味でも使われることが多く、「死ぬときは一緒だ」という、どちらかというと悲壮感がある言葉です。
一心同体
数人の人が一致団結して、強い絆で結ばれている様子を表しています。
死んだら極楽で再会しようという一蓮托生の方が強い覚悟が感じられるので、使い分けができるといいですね。
「英文」
意訳
・share the same fate(運命を共にする)
・Common destiny(運命共同体)
比喩表現
・To sail in the same boat.(同じ船で行く)
・I’m in the same boat(私も同じ船に乗っています)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
意味は、良くも悪くも運命を共にする
使い方は、お互い同じ結末を迎えるとき 運命を共にするとき
一蓮托生は仏教の教えからきている言葉ですが、人が生きていくうえで大切な人間関係を表してもいます。
「君とは一蓮托生だ」と言えるくらい強い絆で結ばれ、深い付き合いができる人がいたら、とても幸せなことなのでは…と思います。
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