「可愛さ余って憎さ百倍」とは、見た目や振る舞いが可愛らしいと思っていた人や物事が、実は嫌な思いをするほど憎らしいことがあるということを表す言葉です。
つまり、最初は好感を持っていたものが、裏を返すと逆に嫌悪感を持ってしまうということを意味しています。例えば、ある人が話し方がかわいらしく、初めは好感を持ったかもしれませんが、実は嘘をついたり陰湿な行動をとったりするようになったら、その可愛らしさは逆に嫌悪感を持つ要因となるかもしれません。
初めは好感を持っていたものが、実は嫌な思いをするほど憎らしいことがあるということを警告することもあります。
では次に『可愛さ余って憎さ百倍』についてもっと詳しく解説していきたいと思います!
読み方 | かわいさあまってにくさひゃくばい |
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意味 | 初めは好感を持っていたものが、実は嫌な思いをするほど憎らしいことがあるということ |
使い方 | ある人や物事が、最初は好感を持っていたものの、実際に接してみると裏切られたり嫌な思いをしたりすることがあるときに使われます |
類義語 | 愛憎は紙一重/可愛可愛は憎いの裏/好いたほど厭いた |
可愛さ余って憎さ百倍
では「可愛さ余って憎さ百倍」について意味・使い方・類義語・対義語・英部の五つに分けて解説していきます。
「意味」好感を持っていたものが、実は嫌な思いをするほど憎らしい
初めは好感を持っていたものが、実は嫌な思いをするほど憎らしいことがあるということです。以下3つの例えをご用意いたしました。
- テレビ番組の人気者が、実は性格が悪く、スキャンダルが多発した場合
- 友人の紹介で知り合った人が、初めは愛想が良くて可愛らしく感じたが、実際に付き合ってみたら人間性に問題があった場合
- 営業マンが、初めは気さくで話しやすかったが、実際に商品を購入してみたら品質が悪く、不良品が多かった場合
つまりは最初は印象がいいけど、後から嫌いになったということわざです。
「使い方」最初は好感を持っていたものの、実際に接してみると裏切られたり嫌な思いをしたりすることがあるときに使われる
「可愛さ余って憎さ百倍」という言葉は、ある人や物事が、最初は好感を持っていたものの、実際に接してみると裏切られたり嫌な思いをしたりすることがあるときに使われます。
例えば、友達の紹介で初めて会った人が、とても可愛らしく印象が良かったとしても、実際に付き合ってみたら、裏で陰湿な噂話をしていたり、態度が豹変したりした場合に、「可愛さ余って憎さ百倍」という言葉が使われることがあります。この言葉は、見かけや印象だけで判断せず、実際に接してから判断することの重要性を示唆する言葉でもあります。
以下7の例えをご用意いたしました。
食べ物の見た目や香りが美味しそうだと思って購入したとき、最初は期待を持って食べますが、実際に食べてみたら、味が合わないことがあります。
ある人が仕事で優秀であることを聞いたとき、最初は好感を持ちますが、実際に仕事を一緒にすると、彼が自分よりも上に立とうとするようになって、嫌な気持ちになることがあります。
某有名人が可愛らしいキャラクターを演じていると知って、最初はそのキャラクターに好感を持ちますが、本人の私生活を知ってから、そのキャラクターが気持ち悪くなることがあります。
可愛いペットを飼い始めると、最初は癒されますが、飼い主に従わなくなったり、トラブルを引き起こしたりすることがあり、ストレスを感じることがあります。
ネット上で知り合った人が、初めは面白くて可愛らしいと思っていたかもしれませんが、実際に会ってみたら、まったく想像していた人物像と違っていたことで嫌な思いをすることがあります。
友人が何かを頼んできたときには、最初は喜んで手伝いますが、それが常習化するようになった場合、いつしか嫌な気持ちを持つようになることがあります。
某政治家が、選挙中にとても印象的な演説をして、最初はその人に好感を持ったかもしれませんが、実際に政治家としての行動を見てから、その人物像が変わることがあります。
ありがとうございました。
コメント
コメント一覧 (2件)
何を根拠に解説されているのか分かりませんが、意味が違うように思います。
精選版 日本国語大辞典では「かわいいと思う心が強いだけに、いったん憎いとなると、その情も特別に強いことにいう」と記載されています。
すぐに修正ありがとうございます。