既往は咎めずとは?意味や由来、使い方から英文までをわかりやすく解説!

既往は咎めず
URLをコピーする
URLをコピーしました!

既往きおうとがめず」という言葉を知っていますか?

過去のことをとがめても仕方ない。将来のことを大切にという意味です。

過去の失敗を、とがめ続けても誰も得はしません。
それよりも、これからのことを考えて、もう二度と同じ過ちは繰り返さないという前向きな気持ちで頑張ればいいのです。

本記事では、既往きおうとがめず」という言葉の意味や使い方、類義語、英文などをわかりやすく解説していきます。読み終える頃には、マスターになっているでしょう!

 

読み方 既往は咎めず(きおうはとがめず)
意味 過去のことをとがめても仕方ない。将来のことを大切にということ
使い方 過去のことはとがめないので、これからを大切にというとき
英文訳 ・I don’t blame you for the past.
・Don’t dwell on the past.
類義語 既往不咎きおうふきゅう

 

目次

既往きおうとがめずとは

中国の風景

[由来] 「論語―はちいつ」に見える孔子のことばから。弟子の一人が君主に対して失言したことを聞いて、「既往は咎めず(すでに終わったことは、とがめない)」と言って、これからは気をつけるように注意しています。

引用:コトバンク

「意味」過去のことをとがめても仕方ない。将来のことを大切にということ

許してください

過去のことをとがめても仕方ない。

失敗した人の反省と、これから同じ過ちはおかさないという気持ちは大事ですが、その人を責め続けても、何の得にもなりません。

それよりも、将来のことを大切にという温かい気持ちで見守られると、本人ももう一度頑張ってみようという気持ちになるのではないでしょうか。

「ことわざのイメージ」

● 過去のことはとがめない。水に流そう。

● きちんと反省をして、前向きに頑張ってくれると嬉しい。

このようなイメージを持つと良いと思います。

「使い方」過去のことはとがめないので、これからを大切にというとき

見守り

既往きおうとがめず」は、過去のことはとがめないので、これからを大切にしなさいと、もう一度チャンスをもらえるような言葉です。

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]どうしてそんな無茶なことをしたんじゃ。[/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]おじいさん、ごめんなさい。もう二度としません。[/chat]

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]既往きおうとがめずじゃ。今度から気をつけてくれさえすればいいんじゃ。[/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]ありがとう。おじいさん。[/chat]

この例文のように、過去のことは水に流そう。反省しているようだし、これからを大切にしてくれさえすればそれでいいという意味合いで使っています。

これを参考に、下の例文をご覧ください。

「例文」過去のことはとがめないので、これからを大切にというとき

悪い良い

既往きおうとがめずだが、やはり許せん。お前は解雇かいこだ。

会社を倒産に追い込んだというような取り返しのつかないミスは許せませんが、かばえる程度のミスであったなら、注意をした上で、もう一度起死回生きしかいせい(滅びかかったものを生き返らせること)のチャンスを与えても良いと思います。
この文章の場合、既往きおうとがめずと言っているのだから、許すべきですよね。

Aくんは、どうしてもわからない問題があって、Bさんの答案用紙をカンニングしてしまいました。
ところが先生に見つかって、試験が終わったあと職員室に呼び出されましたが、「既往きおうとがめず。もう二度とするなよ」と言われ、少し怒られただけで済みました。
反省したAくんは、それから猛勉強し、次のテストでは良い点を取ることができました。

一度の過ちで立ち直れないほど怒られていたら、先生に対して反感を持ったかもしれませんね。
Aくんの場合は、自分でいけないことだと気づき、同じ過ちをしないためにはどうすればいいかを考えて、これまで以上に勉強するという行動をとりました。

「類義語」過去のことをとがめても仕方ない。将来のことを大切にというとき

既往不咎きおうふきゅう

過去のことはとがめない。過ぎ去ったことは水に流そう。 

既往きおうは「昔」という意味で、副詞的にも用いられます。

病院で問診票を書くとき、「既往歴きおうれき」という項目を見たことはありませんか?
昔(これまでに)かかったことのある病気を書く欄です。

「対義語」過去のことをとがめても仕方ない。将来のことを大切にということ

ごめんなさい

探したのですが、対義語は見つけることができませんでした。

「英文」過去のことをとがめても仕方ない。将来のことを大切にを表現する2つの文章を紹介

英語を書く

I don’t blame you for the past.

私は過去のことであなたを責めません。

Don’t dwell on the past.

過去にこだわるな。

まとめ

癒しの鳥

既往きおうとがめず」は、過去のことをとがめても仕方ない。将来のことを大切にということでした。

失敗して怒られたとしても、許されることでしっかりと反省をし、将来につなげていく努力をしたならば、それは素晴らしい未来につながるでしょう。

決して腐らず、前向きに進むことをやめないでください。
見守ってくれる人が、かならずそばにいますから。

いかがでしたか?
今回もお役に立てたなら幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

よかったらシェアしてね!
URLをコピーする
URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次
閉じる