みなさん、「君子は豹変す」(くんしはひょうへんす)ということわざを知っていますか?
私が最初に見たときは、全くわかりませんでした!(笑)
実は、徳の高い立派な人物がもし間違った道にいってもすぐに正しい道に戻る事を言います。素晴らしいですよね!
あいにく私は、正しい道ではなく間違った道にいってしまったので、できる事なら戻ってやり直したいですね・・・
本記事では、「君子は豹変す」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。読み終える頃には、マスターになっているでしょう!
それではいってみましょう!
読み方 | 君子は豹変す(くんしはひょうへんす) |
---|---|
意味 | ・徳の高い立派な人物は、過ちに気づけば即座にそれを改め正しい道に戻るものだということ。
・また、状況によって態度や考えを急に変えるものだということ。 |
使い方 | 心や考えていることを切り替えるのが速い人に向けた言葉。
自分の過ちをすぐに正す。 |
英文訳 | A wise man changes his mind, a fool never.(賢者は考えを変えるが、愚者は決して変えない) |
類義語 | 君子豹変/大人は虎変す |
対義語 | 終始一貫/首尾一貫/初志貫徹 |
君子は豹変す(くんしはひょうへんす)
君子は豹変す(くんしはひょうへんす)の由来
「易経」の「革卦」という章から来ています。この章の一部のはこう記されています。
「君子は豹変す、小人は面を革む」と表現が出てきます。
解説:「君子が過ちを改めることは豹の模様のようにはっきりしている。一方、器が小さい人は外面を改めるだけである」
補足:「君子」とは、学識・人格ともに優れた立派な人のこと。
豹の毛が季節によって抜け変わり、斑紋がはっきりと目立つことから転じて、態度ががらりと変わることを「豹変する」という。
[box03 title=”「易経」とは?”]
「易経」とは中国、古代の占筮(せんぜい)の書で陽を 印、陰を 印で示し、組み合わせた六十四卦によって自然と人生の変化の道理。 各卦を説明する暗示的な卦辞に対して、さらに「十翼」と称せられる解説がつけられ、儒家的な宇宙観、倫理観を表わすようになった。[/box03]
長い歴史のある言葉でしたね。ちなみに「易経」は占いの理論と方法についても記載されています。
「意味」立派な人物は、間違いを即座に正せるという事
「君子は豹変す」は、徳の高い立派な人物は、過ちに気づけば即座にそれを改め正しい道に戻るものだということ。また、状況によって態度や考えを急に変えるものだということ。という意味になります。
「ことわざのイメージ」
博識の人物が万が一間違った道にいってしまった時に、これはやったらまずいと思い道をすぐに引き返すという時に「君子は豹変す」と言います。
[chat face=”tameninaruzo2.jpg” name=”ためになるZO” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]博識とは、広い知識がある人の事をいうのじゃ![/chat]
「使い方」切り替えが速い人に向けた言葉
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]ワシの研究には間違いはない![/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]本当にそうかしら?[/chat]
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]もしかしたら・・・[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]君子は豹変すね。よくできました![/chat]
この例文のように、私は間違っていないと言いましたがおばあさんに言われて自分をすぐに思い返し間違っている事に気付き引き返しましたという意味合いで使っています。
「例文」自分の過ちを素直に認める
私は、自信に満ち溢れていたがしばらくしてから「君子は豹変す」というので自分の過ちを正した。
自信に満ち溢れていたがしばらくしてからでは遅い事になりますね・・・「君子は豹変す」は即座に改めなくてはいけませんね。ことわざの意味では、間違いになります。
私は自信に満ち溢れていたが「君子は豹変す」というので過ちに気付き即座に考えを直した。
上記の良い例ように過ちに気付き即座に考えを直しすことによってはじめて君子は豹変すの意味になります。
「類義語」「君子は豹変す」2つご紹介
・君子豹変:君子は誤りと知ったらすぐに改めて、善に移るということ。今日では変わり身の早いことについてもいう。
・大人は虎変す:「大人」は徳があって立派な人、「虎変」は虎の毛が美しく立派に生え変わることから、変化や改革を見事にすることのたとえ。
「対義語」「君子は豹変す」3つ紹介
・終始一貫:最初から最後までずっと変わらないこと。
・首尾一貫:最初から最後まで、一つの方針や態度で貫かれていること。
・初志貫徹:初めに決めた志を最後まで貫き通すこと。
「英文」君子は豹変す
・A wise man changes his mind, a fool never.
(賢者は考えを変えるが、愚者は決して変えない)
・wise =賢い man=男 changes=変更 fool never=愚か者は絶対に
直訳は上記のものになります。
まとめ
みなさんいかがでしたか?
素晴らしいことわざでしたね!自信に満ち溢れていてもきちんと自分を見つめ直して正しい道に戻ることができる。
私も自信に満ち溢れている時があるので、その時は君子は豹変すを思い出す事にしましょう!みなさんも、もし同じ状況になってしまった時には、このことわざを思い出すといい事があるかもしれませんよ(^ ^)
・過ちに気づけば即座にそれを改める。
・状況によって態度や考えを急に変える。
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