喉元過ぎれば熱さを忘れるとは?意味・類義語・対義語などを徹底解説!

喉元過ぎれば熱さを忘れる
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喉元のどもとぎれば熱さを忘れる」ということわざを聞いたことがありますか?

意味は、苦しいことも過ぎてしまえば忘れてしまうということです。

もちろんしばらくの間は、絶対に忘れないようにしようと心に誓います。

ただ、人ってすぐに忘れるんですよ。

忘却ぼうきゃくの人」とか「忘却のかなた」とかいう言葉もありますが、全部のことを覚えておくなんて無理なんです。

ほとんどが、

  • 苦しいことがあったり失敗した直後は、絶対同じ過ちは繰り返さないと誓う
  • しばらくすると忘れてしまう
  • 同じミスをしてしまう

というサイクルで繰り返されます。

本記事では、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。

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読み方喉元過ぎれば熱さを忘れる(のどもとすぎればあつさをわすれる)
ローマ字Nodomoto sugireba atusa o wasureru
意味苦しいことも過ぎてしまえば忘れてしまうということ
使い方過去に苦しんだ経験があるのに、同じ過ちを繰り返してしまったとき
類義語雨晴れて傘を忘る/暑さ忘れて陰忘る/病治りて医師忘る
対義語初心忘れるべからず/羹に懲りて膾を吹く/舟に懲りて輿を忌む
英文The danger past and God forgotten.ほか
目次

喉元過ぎれば熱さを忘れるとは

喉元過ぎれば熱さを忘れる

「意味」苦しいことも過ぎてしまえば忘れてしまうということ

熱いものでも喉のあたりを過ぎてしまったら、その熱さを忘れてしまうことから、苦しいことも過ぎてしまえばその苦しさや恩も簡単に忘れてしまうということです。

ことわざのイメージ

  • 熱いものを口に入れた瞬間は熱さに苦しむが、飲み込んでしまえばわからなくなる
  • 時間が経てば忘れてしまう
  • そのときの過ちを忘れて同じミスをしてしまう

「使い方」過去に苦しんだ経験があるのに、同じ過ちを繰り返してしまったとき

なるぞう

あ~参った参った。

なるこ

おじいさん、どうかされたんですか?

なるぞう

痛い目にあったのを、すっかり忘れておった。

なるこ

喉元過ぎれば熱さを忘れるですね。
同じ過ちは、もう繰り返してはダメですよ。

「例文」良い例と悪い例「喉元過ぎれば熱さを忘れる」

「例文」喉元過ぎれば熱さを忘れるの良い例と悪い例

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」良い例

喉元過ぎれば熱さを忘れるで、人は同じ失敗を繰り返す。

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」悪い例

喉をやけどしそうなくらい熱い食べ物も、喉元過ぎれば熱さを忘れるで飲み込んでしまえば問題ない。

くわしいぞう

こちらは、単純に熱いものを飲み込んでも、喉を過ぎてしまったら熱くなくなると言っているだけじゃ。教訓でもなんでもないぞ。

「類義語」3選「喉元過ぎれば熱さを忘れる」

雨晴れて笠を忘る

雨晴れて笠を忘る

【意味】雨がやんで晴れてくると、それまでありがたいと思っていた傘のことなど忘れてしまうことから、困ったことが無くなれば、すぐに恩をわすれてしまうこと。

暑さ忘れてかげ忘る

【意味】涼しくなると、木陰のありがたさを忘れてしまうことから、苦しいときに助けてもらった恩を忘れてしまうこと。

病治りて医師忘る

【意味】病気のときは医者に治してもらって恩を感じていたのに、健康になると頼りにしていた医者のことなど忘れてしまうこと。

「対義語」3選「喉元過ぎれば熱さを忘れる」

初心忘るべからず

初心忘れるべからず

【意味】何かを始めた最初の頃の気持ちを忘れてはいけないということ。

あつものりてなますを吹く

【意味】失敗に懲りて必要以上に警戒心をもって注意深くなること。
※「あつもの」は肉や野菜を熱く煮た汁物、「なます」は酢の物などの冷たい料理。

舟にりて輿こし

【意味】舟に乗って散々な目に遭った人が、乗り物である輿さえも嫌うこと。前の失敗に凝りて心配し過ぎること。
※「輿」とは、肩で担ぎ人を運ぶ乗り物。

「英文」2選「喉元過ぎれば熱さを忘れる」

危険は過ぎ去り神は忘れ去られた

The danger past and God forgotten.

【和訳】危険は過ぎ去り、神は忘れ去られた。
danger(危険)past(あと・後者)forgotten(~を忘れた)

Vows made in storms are forgotten in calms.

【和訳】嵐の中で交わした誓いは、平穏の中で忘れ去られる。
vows(誓いの言葉)storms(嵐)calms(~を落ち着かせる)

まとめ「喉元過ぎれば熱さを忘れる」

喉元過ぎれば熱さを忘れる

今回は、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ということわざについて解説しました。

困ったときに助けてくれた人の恩は、決して忘れてはいけないと胸に刻み込みたいですね。そしていつの日か、自分も人助けが出来たら良いなと思います。

  • 意味「苦しいことも過ぎてしまえば忘れるということ」
  • 使い方「過去に苦しんだ経験があるのに、同じ過ちを繰り返してしまったとき」

最後までお読みいただきありがとうございました。

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