親方日の丸(おやかたひのまる)ということわざをご存じでしょうか?全く知らないという方や使い方が分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
本記事では、「親方日の丸」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。読み終える頃には、マスターになっているでしょう!
読み方 | 親方日の丸(おやかたひのまる) |
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意味 | 官庁などは経営が安易である。 |
使い方 | 国が企業や経営者を守る時。 |
類義語 | お役所仕事 |
英文 | Government offices are poorly managed. |
親方日の丸(おやかたひのまる)
「親方」は、経営者を、「日の丸」は、日本政府や国を表します。
「意味」官庁などは経営が安易である
官庁や国営企業などの企業は国が後ろ盾になっているため、倒産することはありません。つまり、経営状態が悪化しても構わないため、いい加減であったり、経営が容易であるという意味です。
「ことわざのイメージ」
民間企業の経営状態が悪化した場合、倒産の可能性があるため、必死になって経営を立て直そうとしますよね。倒産すれば、路頭に迷ってしまいます。
しかし、経営状態が悪化しても倒産の可能性がないとしたらどうでしょうか?倒産する場合と比べ、必死になるでしょうか?おそらくならないと思います。努力はするかもしれませんが、必死さは違うと思います。
つまりは国という絶対的な後ろ盾があるため、経営が悪化しても大丈夫という安心感から、経営が容易になりやすいという意味です。
「使い方」国が後ろ盾の企業などを皮肉るとき
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]あそこの企業は今年度、赤字が増大したそうじゃな。[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]そうらしいですね。[/chat]
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]親方日の丸だから、緩いんじゃな。[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]そうですね。[/chat]
この例文のように、国が後ろ盾の企業などを皮肉るという意味合いで使っています。
これを参考に下にいくつか例文を載せてあります。
「例文」経営の傲慢さを揶揄するとき
日本は親方日の丸だから、借金が多いね。
日本国家自体の親方が日本という意味になってしまっていますね。
親方日の丸体質で、のんきな経営をしている。
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]経営がのんきであるときに使うことが多いな。[/chat]
「類義語」お役所仕事
厳密な類義語ではありませんが、似ている言葉として、「お役所仕事」という言葉があります。
「お役所仕事」とは形式的で、不親切であったり、非効率になりがちな役所の仕事に対して使われます。
【例文】
お役所仕事だから、仕事が遅いな。
「英文」Government offices are poorly managed.
官庁や国営企業などの経営はいい加減であるという意味です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
国が後ろ盾になっていると経営が容易だと皮肉る
「親方日の丸」にはこのような意味がありましたね。
以前は航空業界も絶対安定と言われていましたが、今はそうではなくなっています。時代の変化に伴い、こういった親方日の丸の企業も少なくなっていますね。
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