毎日の食卓にはちょっと上がらないけど・・・・うな重や麻婆豆腐には欠かせない味の引き締め役の山椒。
実は、日本のことわざにも多く登場する事をご存じですか?”驚き、桃の木、山椒の木”なんてご存じの方は多いかと思いますが、本日のお題は”山椒は小粒でもぴりりと辛い(さんしょうはこつぶでもぴりりとからい)”。山椒をなんとも良く言い表したことわざなんですよ!
小粒でも存在感がある”山椒”。本記事では言葉の意味や類義語、使い方などを解説していきます。
Here we go!!
読み方 | 山椒は小粒でもぴりりと辛い(さんしょうはこつぶでもぴりりとからい) |
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意味 |
身体が小さな人や小規模な組織でも、才能や技能が高かったりするので、侮ることができないという事 |
使い方 | 体が小さかったり、組織としての人数や規模が小さいにも関わらず、優れていないという事にはならないので侮ってはいけないと言う場面 |
小敵と見て侮る勿れ(しょうてきとみてあなどるなかれ)
細くても針は呑めぬ(ほそくてもはりはのめぬ) |
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英文訳 | Little head great wit.(小さい頭に、大いなる知恵) |
山椒は小粒でもぴりりと辛い(さんしょうはこつぶでもぴりりとからい)
「意味」身体が小さな人や小規模な組織でも、才能や技能が高かったりするので、侮ることができないという事
山椒の実は小さく、コロコロしていてなんとも可愛らしい実です。けれども、とても辛くてインパクトがあるのがこの実の特徴ともいえるでしょう。そのことから、とにかく体が小さい、組織としての人数や規模が小さいのに、スポーツができたり、持っている技能に優れているという強さを持っているために決して侮ることができない、侮ってははいけないという意味で使われてきました。
体は小さくとも才能や力量が優れていて、侮れないことのたとえ。
[chat face=”牛若丸.png” name=”牛若丸さん” align=”right” border=”pink” bg=”none” style=””]山椒は別名は”ハジカミ”と呼ばれていて、ショウガなどの香辛料の一つだよ。北海道から沖縄まで広く栽培されているミカン科の植物なんだ~。
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「使い方」体が小さかったり、組織としての人数や規模が小さいにも関わらず、優れていないという事にはならないので侮ってはいけないと言う場面
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]聞いたかい?ばあさんや。最近出来た小さな呉服屋さんだがな。[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]あの村の端にある小さな呉服屋さんのことですか?[/chat]
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]そうじゃ、そうじゃ!その呉服屋さん、最近着物のリサイクルを始めたらしくてな。古い着物を持っていけば商品の割引をしてくれるらしくての~。それがウケて今では客の途絶えない人気店となりおったそうじゃぞ![/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]山椒は小粒でもぴりりと辛い、小さなお店だからと言って、侮ってはなりませんね[/chat]
このように
体は小さくても能力や技能が非常に優れている事、小さいからと言って侮ってはならないといった場面で
山椒は小粒でもぴりりと辛い
を使います。
「例文」悪い例と良い例
今朝、小指の爪ほど小さな毛虫に噛まれた。大したことないと思っていたら、午後から急に全身に発疹と高熱が出て倒れてしまった。山椒は小粒でもぴりりと辛い、小さいからと侮ってはいけなかったなぁ・・・
[chat face=”弁慶.png” name=”弁慶さん” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]小さくても大きな被害をもたらされた時には使わないので、注意が必要だな[/chat]
昨日、A君は「体が小さくて弱そう」と馬鹿にしていたB君にこてんぱにやられた。山椒は小粒でもぴりりと辛い。
[chat face=”牛若丸.png” name=”牛若丸さん” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]体が小さいからと、初めは侮っていた人に完膚なきまでにやられたと言う事だから、この場面にぴったりだね[/chat]
「類義語」山椒は小粒でもぴりりと辛い 2つ紹介
小敵と見て侮る勿れ(しょうてきとみてあなどるなかれ)
小敵と見て侮る勿れ(しょうてきとみてあなどるなかれ):少人数の敵だからといって見くびってはいけない。相手を見下すということは、自分自身に油断が生じ、結果大きな損害を受けてしまう事になるという一種の戒め。
細くても針は呑めぬ(ほそくてもはりはのめぬ)
細くても針は呑めぬ(ほそくてもはりはのめぬ):針はどんなに細くても、呑み込むことはできない。そこから どんなに小さなモノでも決して侮れないものという例え。
[chat face=”弁慶.png” name=”弁慶さん” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]なるほど!マイナスの場面で使うのではなく、あくまでプラスのイメージで使われるのだな![/chat]
「英訳] Little head great wit
Little head great wit.(小さい頭に、大いなる知恵)
little headは”小さい頭”、great witは”大いなる知恵”となります。「小さい頭に、大いなる知恵」つまり、小さくても馬鹿にできないよということ。
Small head but great wit.も同じく「小さい頭に、大いなる知恵」と使うことができます。
是非、使ってみて下さい!
まとめ
この記事では、山椒は小粒でもぴりりと辛い(さんしょうはこつぶでもぴりりとからい)をご紹介致しました。
私達人間は、特に視覚から得る情報で相手を判断する事が多いと言われています。第一印象が大事とは上手くいったもので、見た目で判断する生き物といっても過言ではないのかもしれません。しかし、相手の体格や年齢、規模の大小で相手そのままを推し量る事なんで到底出来ませんよね。
そういった当たり前だけど忘れがちな事を、改めて考えさせることわざなんですね!
ことわざの意味は、相手が自分より小さいからといって、決して侮ってかかってはいけない。
ところで、山椒の実には胃腸の機能を高めたり、代謝を高める効果などがあるってご存じでしたか?それらの働きによる健康促進や体調管理に役立つ食材です。血行促進や保湿等にも使われており、まさに若返りの一助も担っているんです!!
いかがでしたか?ことわざを使いこなして、あなたの毎日がまたちょっぴり豊かなものになりますように!!
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