創業は易く守成は難し(そうぎょうはやすくしゅせいはかたし)とは?意味・使い方などを解説!

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創業は易し守成は難しということわざを知っていますか?

私は今回はじめて聞いたのですが、もしかして「始めるのは簡単だけど続けるのは難しい」というような意味かな?と想像しています。

正解は・・・

[jin-iconbox02]新しく事業をおこすことよりも、その事業を受け継いで守り続けていくことのほうが難しい[/jin-iconbox02]

という意味です!

みなさんは、わかりましたか?

 

本記事では、創業は易く守成は難し」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。

 

読み方 創業は易く守成は難し(そうぎょうはやすくしゅせいはかたし)
意味 新しく事業を興すことよりも、その事業を受け継いで守り続けていくことのほうが難しいということ
使い方 先代の事業を受け継ぎ、それを守る時の座右の銘にする
英文訳 It is more difficult to inherit and protect a new business than to start a new one.

(新しい事業を始めるよりも、新しい事業を継承して保護することの方が難しい)

類義語 創業守成(そうぎょうしゅせい)

 

目次

創業は易く守成は難しとは

職場のデスク

 

由来は・・・

何事であっても、物事を新しく始めることは容易だが、すでに出来上がっている事を引き継いで、衰えないように守っていくことは難しいということ。

「創業」とは、新しく事業を始めること。

「守成」とは、築き上げたものを守り続けていくこと。

唐の太宗が側近に「帝王の業は創業と守成と、どちらが難しいか」と尋ねたときに、房玄齢は「創業が難しい」、魏徴は「守成が難しい」と答えた。

それに対して太宗が「創業の難事は過去のこと。今は守成の難事にあたろう」と答えたという故事に基づく。

国家を建設することよりも、それを維持することのほうが難しいという意からできたことわざ。

故事ことわざ辞典 より

参考に、上記文の漢字のよみがなを載せておきますので、参考になさってください。

唐…から

太宗…たいそう

帝王の業…ていおうのごう(ぎょう)

尋ねた…たずねた

房玄齢…ぼうげんれい

魏徴…ぎちょう

 

「意味」新しく事業を興すより守り続ける方が難しいこと

悩む人

 

「創業は易く守成は難し」とは・・・

新しく事業を興すことよりも、その事業を受け継いで守り続けていくことのほうが難しいということです。

「ことわざのイメージ」

・事業に限らず何でもそうですが、始めるのは簡単なのですが継続が難しいということはありませんか?個人的に私は、そう考えた方がイメージしやすいです。

易くを「安く」と書かないようにしましょう。易くとは、行うのがやさしい、たやすいという意味なのです。簡単だということです。「安く」にしてしまうと値段とか価値の意味になってしまいます。

難しを「固し」や「堅し」などと書き間違える事にも気を付けなければなりません。難しとは、それをすることが難しい、なかなかできないという意味なのです。

どちらも、ことわざの意味をしっかり理解できていれば間違える事はないと思いますので心配いりませんよ。

 

「使い方」先代の事業を受け継ぎ、守る時の座右の銘にする

座右の銘

 

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]この畑はワシの爺さんが始めたもので、父親から受け継いだものなのじゃ[/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]まぁ!歴史のある畑なのですねぇ[/chat]

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]そうなんじゃ。だから守り続けて行かないといけないのじゃが・・・難しいもんじゃのぅ。[/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]創業は易く守成は難しといいますものね。[/chat]

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]そうじゃ・・・そういうことなのじゃ!今日からそれを座右の銘にするぞ!がんばるぞい![/chat]

座右の銘とは…いつも自分の身近に書き置いて、自分の戒めとする言葉のこと。つまり、自分が生きていく上で大切にしている言葉のことです。座右の銘の「座右」は座席の右側のことで、身近、そば、かたわらという意味があります。

 

「例文」 創業は易く守成は難し「良い例」「悪い例」

 

日本の城

 

創業は易し守勢は難し

こちらは一見すると良い例に思えます。

・・・が!

漢字をよーく見てください。

守成が守勢となっているではありませんか!

こう書いてしまうと間違いなのです。

守勢の意味は、敵の攻撃を防ぎ守る態勢という意味ですので、元々の「創業は易く守成は難し」とは違う意味になってしまうので気を付けてくださいね[jin_icon_bulb color=”#e9546b” size=”21px”]

会社

 

私は父の会社を引き継いだが、創業は易く守成は難しということわざの通り経営が大変だ。

こちらの使い方は合っていますね。

引き継いだ会社を自分の代で終わらせるわけにはいかないので、引き継いだ方も必死です。

頑張って守り抜いてほしいものです。

 

「類義語」 創業は易く守成は難し 1つ紹介

働く男女

 

創業は易く守成は難しの類義語に、創業守成という四字熟語があります。

[jin-iconbox03]読み方:そうぎょうしゅせい

意味:事業を起こすよりも、成果を守り続けていくほうが難しいということ。

「創業」とは事業を新しく興すこと

「守成」とは成果を守るという意味から

「創業は易し守成は難し」を略した言葉[/jin-iconbox03]

同じ漢字を使っている四字熟語なので、類義語とはちょっと違うかもしれないのですが、参考までに載せておきました!

「対義語」創業は易し守成は難し

はてな?

 

対義語は、ありません[jin_icon_batu color=”#e9546b” size=”18px”]

これは私の考えなのですが、創業は易く守成は難しの意味は「新しく事業を始めるよりも、その事業を受け継ぎ守り続けていくことのほうが難しいということ」なので、それの対義語となると「創業は難く守成は易し」などになってしまうのではないでしょうか。

そうなると、自分で新しいことわざを作ってしまう感がありますし、事業を興すより守り続ける事のほうが簡単なんてことはないのではないかと個人的には思います。(もちろん興すのも大変なのでしょうけれども…)だから、対義語はないのかもしれません。

もう一度言いますが、これは私個人の考えなので参考程度にしておいてくださいね!

 

「英文」 It is more difficult to inherit and protect a new business than to start a new one.

色々な通貨

 

[jin-iconbox08]It is more difficult to inherit and protect a new business to start a new one.[/jin-iconbox08]

意味…新しい事業を始めるよりも、新しい事業を継承して保護することの方が難しい。

 

more difficult to…より難しい

inherit…継承する

protect a new business…新規事業を保護する

than to start…始めるより

a new one…新しいもの

単語の意味も載せておきますので、参考になさってください。

 

まとめ 創業は易く守成は難し

いかがでしたか?

守成をしていくような会社ですので大企業ですし、守り抜くのも相当な苦労がありそうですね。お金持ちでいいな~と思っていましたが、陰ではとてつもない努力をしてらっしゃるのでしょう。そういうことを考えると、私は今のまま庶民でもいいかなぁ~なんて思ってしまいます(笑)

みなさんはいかがでしょうか?もしこの記事を読んでくださった方の中に、「そんなこと言ってないで私は(僕は)苦労してもお金持ちになるんだ!」という気持ちの方がいらっしゃったら、このことわざを忘れず頑張ってください。応援しています!

創業は易く守成は難しとは・・・

[jin-iconbox03]意味:新しく事業を興すことよりも、その事業を受け継いで守り続けていくことのほうが難しいということ[/jin-iconbox03]

[jin-iconbox03]読み方:そうぎょうはやすししゅせいはかたし[/jin-iconbox03]

[jin-iconbox03]由来:『唐書とうじょ』より

唐の太宗が側近に「帝王の業は創業と守成と、どちらが難しいか」と聞いた時に、房玄齢は「創業が難しい」、魏徴は「守成が難しい」と答えたことに対し太宗が、「創業の難事は過去のこと。今は守成の難事にあたろう」と答えたことから。[/jin-iconbox03]

 

「易く」を「安く」と書かないように。

「難し」を「固し(堅し)」と書かないように。

「守成」を「守勢」と書かないように。

漢字って難しい・・・書き間違えると全然違う意味になってしまいますね。

最後まで読んでくださってありがとうございました!

この記事がみなさんのお役に立てたのなら幸せです。

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