「滄海の一粟」とは?聞いたこともないですよね。
蒼海は青い海?一粟って読むの?栗が一粒のことなのかな?
前澤さんが、宇宙旅行から帰ってきましたね。宇宙から見た地球は美しいですが、その中の人間は、ほんとにちっぽけですよね。このように、広い海の中の一粒の栗のようにちっぽけではかない存在であるということです。
本記事では、「滄海の一粟」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。
読み方 | 滄海の一粟(そうかいのいちぞく) |
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意味 | 広大な宇宙に比べて、人間の存在は小さく、その一生などはかないもの |
使い方 | 小さなことにくよくよしてる人にかける言葉 |
英文訳 | a drop in the ocean.(大海の一滴) |
類義語 | 死海の一滴/大海の一粟/大海の一滴/九牛の一毛 |
滄海の一粟
由来は、
「寄蜉蝣於天地。渺滄海之一粟。」
永遠な天地の間にカゲロウのようにはかないこの身を寄せている。 そのちっぽけなことは、まるで大海に浮かぶ一粒の粟のようだ。
出典:蘇軾《前赤壁賦》
広大な宇宙に比べて、人間の存在は小さく、その一生などはかないものであるということ。また、比較にならないほどきわめて小さいこと。海原に浮かんだ一粒の粟の意味から。
「意味」広い中の一粒
- 大海に浮かんでいる一粒の粟。広大なものの中の極めて小さい存在のこと。
- 宇宙の中における人間の存在が、とてもちっぽけで、はかないこと。
「滄海」は、青い大海原のこと。「一粟」は、一粒の穀物、粟のこと。
「ことわざのイメージ」
滄海の一粟というのは、青い大海原に、ポツンと栗が一粒浮かんでいる様子なのかな?見つけられないですよね。
「使い方」悩みが小さすぎる
どうしたらよいかの~。悩むの~。困ったの~。
なるぞうさん、何をそんなに悩んでいるんですか?
今日の昼ごはんは、うどんにするか?それとも蕎麦にするか悩んでるんじゃ。どうしたらよいかの~。悩むの~。
それが、悩みですか?それこそ滄海の一粟ですよ。
使い方2
海の広大さは人に自分のちっぽけさを感じさせますが、人はだからこそ気兼ねなく自由
自在なのです。
「例文」滄海の一粟2つ紹介
滄海の一粟の大きな気持ちで、新しいことを始めよう…。
大きいと意味で使うのは、悪い例です。
宇宙や、世界から比べると、私は、滄海の一粟だなぁ…。無駄に悩んでいるのが、馬鹿らしく思えた。
囲まれた世界が広くて、自分がすごく小さく見える。このように使うのは良い例です。
「英文」滄海の一粟3つ紹介
a drop in the ocean.(大海の一滴)
drop(一滴)・ocean(大海)
one of the many
(多くの中の一つ)
It of the existence of man in the universe is small.
(宇宙における人間の存在は小さい。)
existence(存在)・universe(宇宙)
「類義語」滄海の一粟4つ紹介
死海の一滴
死海の一滴なんて、ちょっとすぎてわからない。
例文
日常のちょっとしたの迷いや悩みは、死海の一滴ともいうが、少し間をおけば、なんでもないことだったりする。
大海の一粟
大海の中の粟一粒なんてわからない。
例文
人の目を気にし過ぎて、行動することは、大海の一粟である。
大海の一滴
大海の一滴なんてわからない
例文
人生先がどうなるかなんて誰もわからない。今日の失敗を、くよくよするのは、大海の一滴だよ。
九牛一毛
多くの中の、きわめてわずかな部分のたとえ。また、きわめて些細で取るに足りないことのたとえ。多くの牛に生えたたくさんの毛の中の一本の意から。
「九牛」は多くの牛。「九」は数が多いことをいう。略して「九牛毛」ともいう。
例文
宇宙船からみた私たちは、九牛の一毛だね。
まとめ
広い海の中の一粒の栗のようにちっぽけではかない存在であるということの意味でしたね。
前澤さんが、宇宙旅行から帰ってきて、とうとう民間人も宇宙に出かける日が来ました。このように、宇宙から見た私達は、ほんとにちっぽけですよね。
使い方は、取るに足らない小さすぎる悩みなどをいうときなどに使います。
小さな悩みは、しばらく空を見ていれば、スーッとなくなるかもしれません。
滄海の一粟は、大きな視野で見たら、たいていのことは何でもないことではないかと思えます。宇宙などのはるか遠くに気を馳せてみましょう…。
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