「這えば立て立てば歩めの親心」という言葉を聞いたり、使ったりした事はありますか?
簡単にいうと、子供の一日も早い成長を待ち望む親の気持ちを表すことわざです。
子育てをした親御さんでしたら、一度は聞いたことがあるかもしれませんね。
- 子供が初めてママと言葉を発した 次はパパかな
- 子供が歩いた、早く公園デビューしたいな
- 小学校入学、百点取って来るかな
子供を育てていると、次から次へこんな事を願ってしまいますね。
このような親の逸る気持ちを表すことわざです。
本記事では「這えば立て立てば歩めの親心」という言葉の意味や使い方について解説していきます。
読み方 | はえばたてたてばあゆめのおやごころ |
ローマ字 | haeba tate tateba ayume no oyagokoro |
意味 | 子供の一日でも早い成長を待ち望む親の心をいう言葉 |
使い方 | 子供がハイハイを始めたら、早く立ってと願う 立つようになると、早く歩くようにと願う |
同義語 | 「這えば立て立てば歩め」 「立てば歩めの親心」 |
対義語 | ー |
英文 | If yuo crawl up,if yuo stand up, yuo can walk. |
「這えば立て立てば歩めの親心」とは
「這えば立て立てば歩めの親心」の由来は、江戸中期の俳諧・俳文集(1707)「類柑子 上」より「井上河州」の「はへばたてたてば歩めと思うにぞ我身につもる老いをわするる」
自分の身に積もる老いも忘れて子供の成長を一心に念じてくれた、親のご恩を歌ったものです。
昔も今も親が子供を思う気持ちは変わりませんね、感謝したいです。
「意味」子供の一日でも早い成長を待ち望む親の心をいう言葉
「這えば立て立てば歩めの親心」とは、子供の一日も早い成長を待ち望む親心をいう言葉です。
子供の成長は、親や周りの大人から見ると、とても楽しみなものですね。
子供がハイハイを始めると親は早く立たないかと願い、立つようになると今度は早く歩かないかなと願います。立った歩いただけでは終わりません。大学入学、就職、結婚とどこまでも子供の成長は楽しみです。
そんな親の逸る期待や望みを表したことわざですね。
ことわざのイメージ
子供の成長を今か今かと待ち望み、逸る心を素直に表している
「使い方」子供の成長が楽しみで仕方がない時
会社の同僚に子供が生まれてね
まぁ それはおめでたいですね
最近ハイハイができるようになったようで
早く公園に一緒に遊びに行きたいと喜んでいたんだよ
あら 気が早い
這えば立て立てば歩めの親心ですね
良い例と悪い例「這えば立て立てば歩めの親心」
「這えば立て立てば歩めの親心」良い例
這えば立て立てば歩めの親心というけれど、生まれてきた子供が笑ったり、寝返りをうったり、日々の成長が楽しみで仕方がない。
「這えば立て立てば歩めの親心」悪い例
うちの子供はのんびりしていて成長が遅いし、成績も悪い、這えば立て立てば歩めの親心でなんとかならないかしら
こんな使い方はちょっと悲しいですね。
英文を1つ紹介「這えば立て立てば歩めの親心」
If yuo crawl up,if yuo stand up, yuo can walk.
這えば立て立てば歩めの親心の作者は井上正任
1630-1701* 江戸時代前期の大名である寛永7年生まれ。
常陸笠間藩第2代藩主でのち美濃郡上藩初代藩主です。浜松藩井上家3代。藩主井上家初代となった方である。
まとめ
ここまで「這えば立て立てば歩めの親心」を解説してきましたがいかがでしたでしょうか。
比較的日常で耳にすることわざかもしれませんね。
- 意味 子供の一日でも早い成長を待ち望む親の心をいう言葉
- 使い方 子供がハイハイを始めたら、次は立って・歩いてと願うような時
子供の成長は本当に楽しみで、何歳になっても何を経験しても逸る気持ちを抑えられませんよね。
この記事を参照して、楽しい子育てのヒントにしていただけると幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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