あなたは登竜門(とうりゅうもん)という言葉を知っていますか?
ビジネスシーンだけでなく日常的な会話でも耳にする機会の多い言葉ですが、誤用が定着している言葉でもあります。
正しくは「出世や成功のための関門」という意味の言葉です。
本記事では、「登竜門(とうりゅうもん)」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。
読み方 | 登竜門(とうりゅうもん) |
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意味 | 出世や成功のための関門 |
使い方 | 「関門を通ること」を表すのが正しい使い方です |
英文訳 | gateway to success |
類義語 | 入試・試験・試練 |
登竜門(とうりゅうもん)とは
[box02 title=”由来”]登竜門の由来は、中国の歴史書「後漢書」の「李膺伝(りようでん)」です。中国の黄河には「竜門」と呼ばれる激しい急流があり、「竜門を登ることができた鯉は竜になれる」という言い伝えがありました。この言い伝えを基に、李膺(りよう)と呼ばれる官僚に認められた若者が出世することを登竜門と呼んでいたとされています。
唐王朝の時代には、官僚登用のために行う厳しい試験「科挙」に合格することを登竜門と呼ぶようになり、出世の糸口を意味するようになりました。[/box02]
「意味」出世や成功のために通る関門のこと
登竜門は「出世や成功のための関門」という意味の言葉です。
本来は「出世や成功につながる関門を通ること」を意味する言葉でしたが、
現在では「関門そのもの」を指す言葉として広く使われています。
「ことわざのイメージ」
成功している人はみんなこの門を通っているぐらい大きな関門です。
「使い方」関門を通ることを表すとき
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]この賞を取った人は、みんな有名になっているなあ[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]この賞は人気になるための登竜門なんでしょうね[/chat]
「例文」悪い例・良い例
そこに建っている登竜門は有名だ。
登竜門は実際の門ではありませんね。
この賞は有名作家になるための登竜門だ。
「類義語」登竜門3つ紹介
入試・試験
「出世への糸口」という意味合いで登竜門を使う場合
「入試」と「試験」が類語になります。
・入試を突破して一流企業への入社を目指す
・弁護士として活躍したいなら、試験に合格しなければならない
試練
「試練」は「実力や決心の程度を厳しく試すこと」という意味の言葉です。
・この試練を乗り越えなければ成功はあり得ない
「英文」gateway to success
gateway to success
成功への入り口の意味です。
まとめ
ここまで登竜門(とうりゅうもん)の意味や使い方について述べてきました。
登竜門とは「出世や成功のための関門」という意味の言葉です。
もともとは「関門を突破すること」を表す言葉でしたが、現在では「関門そのもの」を指す言葉して広く使われています。
日常会話でも使いやすい言葉なので、ぜひ使ってみてくださいね。
意味:出世や成功のための関門
使い方:関門を突破することを表すとき、関門そのものを表すとき
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