「牛を馬に乗り換える(うしをうまにのりかえる)」ということわざを知っていますか?よく見るけど、ことわざの意味は分からない…なんて方もいらっしゃるかもしれません。
本記事では、「牛を馬に乗り換える」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。読み終える頃には、マスターになっているでしょう!
読み方 | 牛を馬に乗り換える(うしをうまにのりかえる) |
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意味 | 劣ったものを捨て、すぐれたものに乗り換えること。また、自分にとって不利なほうから有利なほうに切り替えることのたとえ。 |
使い方 | 良いものに変えるとき。 |
類義語 | 牛売って馬を買う/牛を馬にする・一牛を得て一馬を還す |
対義語 | 馬を牛に乗り換える |
牛を馬に乗り換える(うしをうまにのりかえる)
牛を馬に乗り換える(うしをうまにのりかえる)の由来は、脚の遅い牛を捨て、脚が速い馬に乗り換えることです。
「意味」より優れたものに乗り換えることである
劣っているものや自分にとって不利なものから、より優れているものや有利なものに乗り換えることを意味します。
「ことわざのイメージ」
私たちの感覚からしたら、牛も馬もあまり変わりませんよね。でも昔の人からしたら、動物を移動の手段にしていたため、脚の速い馬の方が優れていました。
そのため牛を馬に乗り換えるという言葉が、より優れているものや有利なものに乗り換えるという意味を持ちます。
ことわざのイメージ2
移動手段として動物を使用していた時代には、歩みの遅い牛より走りの速い馬のほうが重宝されていました。そのため馬を牛に乗り換えるとは、良いものから悪いものに換えるという意味を持ちます。
「使い方」より有利なものに乗り換えるとき
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]携帯を変えたそうじゃな。[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]そうなんです。今までのプランは、電話のかけ放題だったんですが、電話はしないので変更しました![/chat]
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]牛を馬に乗り換えるじゃな。[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]そうですね![/chat]
この例文のように、最適な方に乗り換えるという意味合いで使っています。
さらに
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”right” border=”blue” bg=”none” style=””]最近、掃除機を最新のものにしたよ。[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”left” border=”green” bg=”none” style=””]それは良かったです。新しいものは使いやすいですか?[/chat]
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”right” border=”blue” bg=”none” style=””]それが機能は良いのだが、前の方が使い勝手が良くてな。[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”left” border=”green” bg=”none” style=””]そうなんですね。馬を牛に乗り換えてしまった訳ですね。[/chat]
この例文のように優れていたものを悪いものに換えてしまったときに使用します
これを参考に下にいくつか例文を載せてあります。
「例文」良い方に切り替えるとき
牛を馬に乗り換えるっていうから、これ買っちゃお。
ここでは、なんでも新しいものに切り替えた方が良いという意味で使っていますね。
馬を牛に乗り換えたつもりで、思い切って新しいことに挑戦した。
この場合、良い方向にもっていくつもりで行動するという対義語の「牛を馬に乗り換える」が当てはまります。
利益を狙ったがうまくいかなかった。馬を牛に乗り換えてしまった。
この場合「馬を牛に乗り換える」が当てはまります。
対義語が似ているため、使用の際は注意が必要です。
牛を馬に乗り換えて、転職した。
自分にとって良い方に変更するという意味で使っていますね。
「類義語」牛を馬に乗り換える2つ紹介
牛売って馬を買う
この言葉も牛を売って馬を買うということから、良い方に乗り換えるという意味ですね。
牛を馬にする
この言葉は、「牛を馬に乗り換える」をかるたで使う言葉です。
「対義語」馬を牛に乗り換える
馬を牛にするということは優れたものから劣っているものに変更するという意味です。
例文
自転車を新しくしたけど、見た目だけで選んでしまったから、性能は前の方が良かった。馬を牛に乗り換えてしまった。
例文2
劣っているものから優れているものに乗り換えるという意味で使用されます。
携帯を変えてから随分と快適に使えるようになった。牛を馬に乗り換えた気分だ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
劣っているものからより優れているものに乗り換える
「牛を馬に乗り換える」にはこのような意味がありましたね。今は新しい機能を持ったものがどんどん発売されています。なので皆さんも優れているものに乗り換える機会が増えたのではないでしょうか?優れているものに乗り換えることは良いことですが、機械などに頼らず、自分自身でやってみることもたまにはいいかもしれませんね。
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