「烏頭白くして馬角を生ず」の意味や使い方とは?

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皆さんは「烏頭白くして馬角を生ず」ということわざを聞いたことありますか。

あまり耳にしないことわざですよね。

あまり耳にしないからこそ、日常で使っていたら少し博学な気分になりませんか。

そこで!今回のことわざ「烏頭白くして馬角を生ず」の意味や使い方などを正しく知りましょう!

本記事では、「烏頭白くして馬角を生ず」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。

読み方 烏頭白くして馬角を生ず(うとうしろくてうまつのをしょうず)
意味 あり得ないことのたとえ。また、ありえないと思っていたことが実際に起きることのたとえ。
使い方 「君がオリンピック選手に選ばれるなんて、烏頭白くして馬角を生ずというものだ」
英文訳 ・The head of a crow is white,An horn grows in a horse.

・Although it is not possible,it may be possible

類義語 鳥の頭白くなるまで

百年河清を待つ

目次

「烏頭白くして馬角を生ず」とは

烏頭白くして馬角を生ず{由来}

中国前漢の武帝の時代の歴史家・司馬遷によって著された歴史書「史記」より。

「戦国時代、燕の王族・太子丹が秦の人質になった時、秦王から頭の白いカラスが現れ、馬に角が生えていたら国へ帰してやろうと言われ、絶望していたところに、実際に頭の白いカラスと角が生えた馬が現れたため、丹は帰国することができた。」というのが由来とされています。

「烏頭白くして馬角を生ず」の意味は?

馬には乗ってみよ人には添うてみよ 意味実際にはあり得ない事、または、ありえないと思っていたことが実際に起きるという事です。

「ことわざのイメージ」

好きな女優や俳優とお付き合いするなんて「烏頭白くて馬角を生ず」だな。

このように、叶いもしなそうな事を言います。

でも、叶わないとも限りませんよね!そういった、99%無理でも1%の望みがある、ようなことの時に使います。

 

「使い方」烏頭白くて馬角を生ず

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]今度のドラフト会議で1位指名されないかな〜[/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]お前が?!絶対に無理でしょ!「烏頭白くて馬角を生ず」な話だよ![/chat]

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]ウソ!!一位指名で選ばれちゃった!![/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]本当に!?信じられない[/chat]

この会話文のような、周りが絶対に無理だと思っていたことが、実際に選ばれて周囲も、また自分自身も驚いてしまう様子のことを言います。

「烏頭白くして馬角を生ず」の使い分けの注意点

「烏頭白くして馬角を生ず」を由来から読み取ると、「故郷に帰りたい」と哀願した人質に対し、秦王があり得ない条件を付きつけた。しかし、あり得ない条件が見事に実現をした、そんなことわざになります。

実際にはあり得ないようなことが、起きることです。

なので、五分五分のような状況の時に使うのは誤りです。

「明日の試合、勝つか負けるかやってみないとわからないな〜、まさに烏頭白くて馬角を生ずだな」

上の文の時には使えませんので注意して下さい。

「僕が日本代表に選ばれるなんて、信じられないよ!まるで烏頭白くて馬角を生ずだ!」

このように、あり得もしないことが実際に起きて、そして自分も驚いてしまうような様のことを言いますので、正しく使いましょう。

「烏頭白くして馬角を生ず」類義語を2つ紹介

・烏の頭白くなるまで

いつまで経ってもその時がこないことのたとえ

・百年河清を待つ

いくら時間が経っても、確かなことは期待できないことのたとえ

どちらもあり得ないことに期待する様です。

「対義語」なし

「烏頭白くて馬角を生ず」の対義語はありませんでした。

 

「英文」烏頭白くして馬角を生ず3つご紹介

・White aconite and horse horns(烏頭白くて馬角を生ず)

・The head of a crow is white,An horn grows in a horse.(カラスの頭は白く、馬の中で角が生えています。)

・Although it is not possible,it may be possible(不可能かもしれませんが、可能かもしれません。)

まとめ

いかがでしたか。少し使い所が難しいことわざだったかもしれませんね。

でも、あまり聞き慣れないこのことわざを日常ですが

正しく使えるようにしっかりと覚えておきましょう。

99%不可能と思っていても、1%の可能性に期待する。そういった状況で使うことわざです。五分五分や有り得そうな事柄で使うのは誤りですので注意しましょう。

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