一度の成功を棚に上げて同じやり方を繰り返していませんか?
それでは、「だめだ!」と言っていることわざをご紹介します!
それが「いつも柳の下に泥鰌は居らぬ」ということわざです!
本記事では、「いつも柳の下に泥鰌は居らぬ」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。
早速見ていきましょう!
読み方 | いつも柳の下に泥鰌は居らぬ(いつもやなぎのしたにどじょうはおらぬ) |
---|---|
意味 | 毎回同じことをしても成功しないということ。 |
使い方 | 警告する時 |
英文訳 | There are no birds of this year in last year’s nests.(去年の巣に今年の鳥はいない) A fox is not taken twice in the same snare.(狐は二度と同じ罠にはかからない) |
類義語 | 良いことは2つとない/株を守りて兎を待つ/来るたびに買い餅 |
「いつも柳の下に泥鰌は居らぬ」
「由来」
「いつも柳の下に泥鰌は居らぬ」の由来を物語風にまとめてみました。
ある1人の男は、泥鰌を探しに行きました。すると、柳の下にたくさんの泥鰌がいたのです。男は嬉しくてたくさん捕まえて、家へ持って帰りました。
5日後、男はまた同じ場所を探しに来ました。しかし、泥鰌は一匹もいませんでした。
このことから転じて、幸運なことが起きたからといって、何度も幸運なことが起きるとは限らないという意味になりました。
「意味」毎回同じことをしても成功しないということ。
「いつも柳の下に泥鰌は居らぬ」とは、毎回同じことをしても成功しないということです。
近年“バズる”という言葉が出てきましたね。
意味は、爆発的に話題になり注目を浴びるという意味です。
Twitter、Instagram、TikTokなどのSNSで一度投稿したものが、ものすごい勢いでイイねや再生回数が伸びていくと嬉しいですよね。
しかし、もう一度同じような投稿をしても簡単にはバズれないと思います。
このように、同じことをしていても成功しないということを、現したことわざが「いつも柳の下に泥鰌は居らぬ」なのです!
「柳の下にいつも泥鰌はいない」というのは間違いです。
なぜなら、“いつも泥鰌がいない”という意味で捉えてしまう文になるからです。
“毎回はいない”という意味で捉えれる文にしましょう。いる時もあれば、いない時もあるということ!!
「使い方」警告する時
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]今日、スーパーでガラポン券をもらってガラポンをして来たんじゃ。[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]何か当たりました?[/chat]
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]それが3等の商品券10,000円分をもらってんじゃ。じゃけぇ明日も当たる気がするけぇ行ってこようかのぉ。[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]いつも柳の下に泥鰌は居らぬというんだから、毎回当たるはずないですよ。[/chat]
この例文のように、同じことをしていても成功しないという意味合いで使っています。
これを参考に下にいくつか例文を載せてあります。
「例文」
例文1:「いつも柳の下に泥鰌は居らぬというが、人気番組の展開がそのまま使われるとは思はなかった。」
例文2:「いつも柳の下に泥鰌は居らぬと言って、一度の成功のことばかりではなくチャレンジして他のことをする必要がある。」
例文3:「あなたのやり方は、いつも柳の下に泥鰌は居らぬというように、なんの工夫もされていない。」
例文4:「いつも柳の下に泥鰌は居らぬというのだから、前回の企画が成功したからといって、今回も成功するとは限らない」
例文5:「前回のお菓子作りを目分量で作っても好評だったからといって、今回も好評とは限らない。いつも柳の下に泥鰌は居らぬだ。」
「類義語」「いつも柳の下に泥鰌は居らぬ」の類義語を3つ紹介
良いことは2つとない
意味:成功、好評、繁栄などのことは、何度も訪れないということ。
例文:「良いことは2つとないというけれど、もしかしたらまたくじにあらるかもしれない。」
株を守りて兎を待つ
意味:昔の成功した経験や思い出に浸って、いつまでも進歩がなく応用が効かないこと。
由来:『韓非子』より。
昔、中国の農夫が、切り株にぶつかって死んだうさぎを見つけました。それ以降も、農夫はまた同じことが起きるのではないかと、仕事もせずに、ずっと切り株を見ていました。しかし結局何も起こらず、うさぎを捕れませんでした。
このことから、昔の成功した経験や思い出に浸って、いつまでも進歩がないことを、「株を守りて兎を待つ」というようになりました。
例文:「前回は一夜漬けで試験に受かったが、株を守りて兎を待つというのだから、しっかり勉強しなくてはいけない。」
英文:He keeps an old custom in vain and cannot do processing of things according to an opportunity.
朔日ごとに餅は食えぬ
意味:いつも良いことがあるとは限らない。
由来:ついたちにお餅が食べれるのは正月だけであることから。それ以外のついたちにはお餅が食べれない。
例文:「朔日ごとに餅は食えぬというのだから、皆既月食が観れるのはこれで最後かもしれない。」
「対義語」「いつも柳の下に泥鰌は居らぬ」の対義語を2つ紹介
柳の下の泥鰌は2匹3匹までいる
意味:成功したパターンなら3回までなら、同じやり方でも成功するということ。
例文:「柳の下の泥鰌は2匹3匹までいるとういのだから、次も同じやり方でしてみよう。」
1度あることは2度ある
意味:1度起きたことは、もう1度起きるものであるということ。
由来:良くないことは何度も起きるかもしれないから気をつけろという警告を表した言葉。「2度あることは3度ある」ともいう。
例文:「1度あることは2度あるというのだから、財布を落とさないようにしよう。」
英文:No chance but comes again.
What has been, may be.
「英文」「いつも柳の下に泥鰌は居らぬ」の英文を2つ紹介
There are no birds of this year in last year’s nests.
日本語訳:去年の巣に今年の鳥はいない。
nests…巣
A fox is not taken twice in the same snare.
日本語訳:狐は二度と同じ罠にはかからない。
a fox…きつね
The same snare…同じ罠
「番外編」泥鰌の捕まえ方
泥鰌の活動期間は、4月〜10月です。また。5月〜7月は産卵期間になります。
泥鰌を捕まえるには、泥鰌の夜行性という性質を活かし夕方に罠を仕掛けます。
それを次の朝に回収します。
罠は、ペットボトルで簡単に作成できます。また、仕掛ける場所にもポイントがあります。
1つ目は、水の流れが緩やかで、そこに泥がある場所を選びましょう。
2つ目は、ペットボトルは縦半分が水面から出るように置きましょう。そうすることで泥鰌が腸呼吸しやすくなります。
3つ目は、罠の入り口を下流方向に向けましょう。すると、泥鰌が入り込みやすく逃げにくくなるからです。
まとめ
いかがでしょう?
重要なポイントをまとめておきました。
・意味は、毎回同じことをしても成功しないということ。
・使い方は、警告する時。
1度成功した時のことを何度もするより、成功から学んだことを踏まえてレベルアップした方法に変えることが大切なことだと思います。
「いつも柳の下に泥鰌は居らぬ」ということを、心に留めて次の成功に繋げていきたいものです。
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