人生朝露の如し（じんせいちょうろのごとし）とは？意味・類義語・使い方などを解説！

「人生朝露の如し」ということわざを聞いたことはあるでしょうか？

植物の葉に朝露がきらめく姿はとても美しいものですよね。

本記事では、美しい情景が目に浮かびそうな「人生朝露の如し」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。

読み方	人生朝露の如し(じんせいちょうろのごとし)
意味	人生は朝日を受けると消えてしまう朝露のように、短く儚いこと。
使い方	人生朝露の如しというし、1日1日を大切に生きよう。
英文訳	Life is a bubble(人生は泡のようだ)/Life is a span(人生は短い)
類義語	命は槿花きんかの露の如し/命は風前の灯の如し/浮世は夢/露の命/露の世/電光朝露/浮生ふせいは夢の如し

 

人生朝露の如し（じんせいちょうろのごとし）とは

「意味」 人生は朝日を受けると消えてしまう朝露のように、短く儚いこと

朝露とは朝降りている露のことを言い、太陽の光を受けるとすぐに消えてしまうことから、儚いはかなものの例えとして使われます。

つまり、「人生とは朝露のように短く儚いこと」という意味になります。

『漢書・蘇武伝』で李陵が「人生、朝露の如し。何ぞ自ら苦しむこと此の如き」と蘇武の健康を気遣い、降伏を勧めた話が由来です。

 

「使い方」人生朝露の如しというし、1日1日を大切に生きよう

 

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]明日は孫の成人式じゃな。[/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]そうですね。本当にあっという間です。[/chat]

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]人生も折り返し地点はとうに過ぎて、人生朝露の如しというし、改めて1日1日を大切に生きなければいけないな。[/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]そうですね。おじいさん、これからもよろしくお願いしますね。[/chat]

「例文」人生朝露の如し、悪い例と良い例をご紹介！

「朝露」という言葉を「あさつゆ」とそのままの意味で受け取り、儚いという意味で使っていないため、誤った使い方です。

 

「類義語」人生朝露の如しの類義語3選！

①命は槿花きんかの露の如し

槿花とはムクゲ・アサガオの花のことで、「花についた露のように命は儚いもの」ということです。

②浮世は夢

浮世はここでは世の中が儚いという意味で使われ、「人生は夢のようにすぐに過ぎ去る儚いこと」を例えています。

③電光朝露でんこうちょうろ

電光も朝露と同じようにすぐに消えてしまう例えに使われ、「儚く消えやすいこと」を意味します。

 

「英文」人生朝露の如し2つ紹介！

Life is a bubble(人生は泡のようだ)

「bubble」=泡

すぐに消えてしまうことを泡で例え、「人生は泡のようだ」という意味になります。

Life is a span(人生は短い)

「span」=短時間

人生は短時間、つまり「人生は短い」という意味になります。

まとめ

いかがだったでしょうか？

「人生朝露の如し」で使われる朝露はあさつゆではなく「ちょうろ」と読みます。

男性女性共に平均寿命は80歳を超え、昔に比べると人生は長くなっており、「終活」という言葉も出てきました。そうであっても病気や事故などもなくなることはありません。

人生はいつ何かまた起こるか予想ができません。そのため、人生朝露の如しとは誰にでも言えることで、忘れがちではありますが、1日1日を大切に生きていきたいですね。

朝露という言葉で美しい朝の光景を想像しますが、そんな朝露のように儚くても美しい人生を送りたいですね。

ここまでお読みいただきありがとうございました！