「一日の長」の意味とは?覚えやすいことわざの使い方と例文を解説!

一日の長
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一日の長という、ことわざの意味や使い方について解説します。

このことわざには、一日だけ先に生まれたという意味から少し年上であるということをいう。転じて経験が一段上であるという意味です。主に謙遜していう言葉です。

それでは早速、詳しく見ていきましょう!

読み方 一日の長 いちじつのちょう
意味 ある分野の物事に自分が携わっている時間が長く、人よりも知識や経験が優れていること
使い方 野球のスキルにおいては彼に一日の長を認める
英文訳 one step ahead in (~においては一段上にいる)

slight superiority in~(においてはわずかに優れている)

類義語 亀の甲より年の功

医者と坊主は年寄りが良い

馬は道を忘れず

目次

一日の長

埋もれ木に花が咲く

由来『論語』

 

出典は中国の古書『論語』であるとされています。『論語』では、仁徳を重んじる儒教という教えの始祖である孔子という人物と、が書き示されています。その弟子と問答が書き記されています。

「吾一日爾より長ずるをも以って、吾を以てすることなかれ」

われいちにちなんじよりちょうずるをもって、われをもってすることなかれ

「私が君たちより少し年上だからと言って、遠慮してはいけない」ということ

元は、中国の言葉を訳したため「いちじつ」と「いちにち」どちらでも使えるが新聞やテレビでは「いちじつ」を使っている。

「意味」人よりも知識や経験が優れていること

ある分野の物事に自分が携わっている時間が長く、人よりも知識や経験が優れていることを指します。原義は年齢が上であることがですが、転じて、ほんの少しだけ経験値が人よりも上であることを指すようになりました。

「一日の長」は、ある分野の物事の経験年数が長い人への尊敬の念を込めて使われる一方で、他者より経験のある自分の能力を謙遜する目的でも使われます。後者の場合、自分の能力が特段優れているわけではなく、ただ経験年数がものを言っていつだけの話であるニュアンスがあります。

 

一日の長の5つ使い方

[chat face=”obaasan_face.png” name=”おばあちゃん” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]さすが野球が上手ですね。[/chat]

[chat face=”naruzou.png” name=”おじいちゃん” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]けれど、あまり威張らないよね。[/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”おばあちゃん” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]そう、一日の長だから、練習をすればすぐに上手くなるっていってくれるの。[/chat]

[chat face=”naruzou.png” name=”おじいちゃん” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]すごいね。ぼくも毎日、練習するよ[/chat]

 

他にも

例文1 何事にも一日の長と考えて、ひたすら新しいことに挑戦する。

例文2、芸術作品の制作においては、彼に一日の長を認める。

例文3、職場では一日の長というけれど、彼が威張っていつのは全く別の問題だ。

例文4、彼と私で技術力に大きく差が出ているのは一日の長というのがあるのだろう。

例文5、一日の長といえど努力をすれば超えられる可能性は大いにある。

 

尊敬の意味でも謙遜の意味でも使えます。

 

一日の長3つの類義語

亀の甲より年の功

「亀の甲より年の功」の意味とは

年長者は、長年経験を積んでいるだけに、若者には及ばない知恵や技能がある。

医者と坊主は年寄りが良い

「医者と坊主は年寄りが良い」の意味とは

医者や憎は、経験を積んだ者の方が良い

医者や僧侶は、年を重ねて経験を積んだ者ほど、信頼をおけるようになる。

馬は道を忘れず

「馬は道を忘れず」の意味とは

経験を積んだ者は、行うべき道を誤らないことのたとえ。あげられます。

まとめ

「僅かに 秀でている」という意味の「僅か」を強調しているような意味合いにも聞こえますが、現代ではその「僅かな差」が大切なのではないでしょうか。何事も経験して、一つ一つスキルアップをしていきたいですね。

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