子は鎹「子はかすがい」の
- 意味
- 使い方
について書いていきます。
読み方 | 子は鎹(こはかすがい) |
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ローマ字 | kohahasugai |
意味 | 夫婦仲が悪くても、子への愛情のおかげで夫婦の縁を切らずにいれるということ。 |
使い方 | 隣のうちは子供が生まれてから夫婦喧嘩しなくなったよ。子は鎹って言うけど本当だね。 |
英文訳 | A child a married couple together(こはかすがい) |
類義語 | 縁の切れ目は子が繋ぐ(えんのきれめはこがつなぐ)
子は縁繋ぎ(こはえんつなぎ) |
子は鎹(こはかすがい)とは
「子はかすがい」の由来は「かすがい」がもつ元々の意味にあります。「かすがい」とは「両端が曲がった大きな釘のこと」を指す言葉で、木材と木材を繋ぎとめるために使われます。2つの物を繋ぎとめるという意味から「人と人をも繋ぎとめる」という意味で使われるようになりました
子は鎹(こはかすがい)の意味
「子は鎹(こはかすがい)」とは、夫婦仲が悪くても、子への愛情のおかげで夫婦の縁を切らずにいれるということ
「ことわざのイメージ」
- 子は鎹(こはかすがい)だから家族とずっと暮らして行きたい。
- 子供が生まれてから子は鎹(こはかすがい)だと思う場面が増えた
使い方「子は鎹」
ばあさんや、隣のじいさんがニコニコしとるぞ
お孫さんが来てるみたいですよ
子は鎹(こはかすがい)じゃの
そうですね。息子さんと喧嘩してたのも忘れてますね!
この例文のように、お孫さんが生まれたことで親子関係も丸く収まったという意味合いで使っています。
この例文を参考にした例文を載せました
悪い例と良い例「子は鎹」
子は鎹(こはかすがい)だから、子供の欲しがるものを全て与えよう。
[chat face=”sennin_kuchu_fuyuu-e1623152304696.png” name=”くわしいぞう” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]子供の欲しがる物を与えるのは甘やかしてることじゃから、その使い方は間違っておるぞ![/chat]
妻と喧嘩した。子供のために仲直りしたい。子は鎹(こはかすがい)だから二人のそばにいたい。
[chat face=”sennin_kuchu_fuyuu-e1623152304696.png” name=”くわしいぞう” align=”right” border=”gray” bg=”none” style=””]この使い方は奥さんと子供を大切に思うお父さんの気持ちがわかるようじゃな。立派な男じゃ![/chat]
類義語2つ紹介「子は鎹」
- 縁の切れ目は子が繋ぐ
意味:夫婦の関係が冷たくなり、別れるということになっても、子供が、二人の縁繋ぎ、別れないということです。
- 子は縁繋ぎ
意味:子供は、夫婦の仲を繋ぎとめる存在であるということです。
対義語「子は鎹」
子は三界の首枷
意味:親というものは子供のことにとらわれて、一生自由を束縛されることの例え
英文「子は鎹」
A child binds a married couple together(子どもが夫婦の仲を結びつける)
まとめ
子供は目に入れても痛くないと言われるように、家族には子供と言うものは宝物のようです。しかし、今の時代は子供は宝だけど夫婦一緒にいられない家族も多いと思います。それでも、子はかすがいではなくなったわけではないです。
「子はかすがい」ということわざを「嘘だ」「嫌いだ」と嫌悪感を感じる人もいます。「子どもが夫婦の仲を取り持つこと」を意味する「子はかすがい」ですが、逆に子どもがいることで夫婦仲関係が悪化したと感じる人もいるのです。また、子どもは夫婦の仲を取り持つために存在するわけではないので、まるで子どもを道具かのように表す「子はかすがい」という表現を嫌う人もいます。いい意味で使ったとしても相手に嫌な思いをさせることがあるため、使用には注意しましょう。
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