大吉は凶に還るの意味とは？使い方や類義語、由来を徹底解説！

おみくじで大吉もしくは凶を引いたことはありますか？
私は何度か経験があります！！！

きっと大吉を引いた経験がある方は大喜びしたはず！その一方で、こんなことを聞いたことはないでしょうか？
「実は大吉より凶の方が良い」「大吉を引いた＝運を使い果たしている」などなど。。。

おみくじについて調べてみると、実際に「凶はラッキー」とか「大吉は怖い」などという記事があることが分かりました！

こんな情報の裏には「大吉は凶に還る」ということわざの存在があるのかもしれません！
本記事ではおみくじの大吉、凶にまつわることわざ、「大吉は凶に還る」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。

 

読み方	大吉は凶に還る（だいきちはきょうにかえる）
意味	幸運はほどほどでよいことのたとえ。また、よいことばかりは続かないという戒め。
使い方	思い通りに事が運んでいる時など
英文訳	The best is the enemy of the good.（最善は善の敵）
類義語	最上は幸福の敵／過ぎたるは猶及ばざるが如し／身に過ぎた果報は災いの基

 

大吉は凶に還るとは

大吉は凶に還るということわざは中国発祥の占い易（えき）を由来とされるもので
陽の卦け（易で占った結果あらわれるかたち）が極点に達するとそれ以上の吉がないことから、かえって凶に近づく、とされています。

 

 

「意味」幸運はほどほどでよいことのたとえ・よいことばかりは続かないという戒め

大吉は凶に還るには、幸運はほどほどでよいことのたとえ、であり、よいことばかりは続かないという戒め、の意味が込められています。

 

「使い方」幸運と不幸なことが同時に起こった時など

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]今日は川で魚が大漁だったけど、鹿にはあと一歩のところで逃げられてしまったよ。[/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]大吉は凶に還るといいますから、ほどほどに、ということでしょうね。[/chat]

普通の幸せが一番、といいますよね。

「例文」幸運が続いたときなど

「還る」には「物・事・人が、もとのまたは本来の場所・状態に戻る。」という意味があります。この悪い例だと、「普通と逆の向きになる」という意味の「返る」の表現になってしまうので誤りです。

「幸せすぎて怖い」というのはまさに大吉は凶に還るですね。

 

「類義語」大吉は凶に還る・類義語３選

最上は幸福の敵

もっと多く、さらに良く、と願うのは人情の常だが、そのためにいつも不満にかられて現在の幸福を幸福と感じなくなること。

過ぎたるは猶及ばざるが如し

度が過ぎることは、足りないことと同じくらい良くないということ。

[box06 title=”あわせて読みたい”]過ぎたるは猶及ばざるが如し[/box06]

身に過ぎた果報は災いの基

分不相応の幸福は、かえって不幸を招くもとになるから、分相応な幸せがよいということ。
※果報は良い知らせのこと＝幸福のことです。

「対義語」大吉は凶に還る

大吉は凶に還る、の対義語は特に存在しないようです。

 

「英文」The best is the enemy of the good.

大吉は凶に還るを英語で表現すると[The best is the enemy of the good.]です。

enemy=敵なので、「最善は善の敵」となり、幸運はほどほどで良いことが表現されていますね。

まとめ

大吉は凶に還るについて、お分かりいただけたでしょうか！？

年を重ねるにつれて、全ての物事には波があるものだと自覚したり、自然と年長者から教えられたりするものですが、古くからことわざで表現されてきたのですね！

目の前の小さな幸せを見逃さずに大事にすること、と教えられた気がします！

最後までお読みいただきありがとうございました！