陰徳あれば必ず陽報あり(いんとくあればかならずようほうあり)ということわざを聞いたことはありますか。
本記事では、「陰徳あれば必ず陽報あり(いんとくあればかならずようほうあり)」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。読み終える頃には、マスターになっているでしょう!
読み方 | 陰徳あれば必ず陽報あり(いんとくあればかならずようほうあり) |
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意味 | 人知れずよい行いをする者には、必ずよい報いがあるということ |
使い方 | 見返りを求めない行いをしているとき |
英文訳 |
He that sows good seed shall reap good corn. (よい種を撒く者はよい麦を収穫する) |
類義語 | 積善の家には必ず余慶あり/善因善果/福因福果 |
陰徳あれば必ず陽報あり
「意味」人知れずよい行いをする者には、必ずよい報いがあるということ
「陰徳あれば必ず陽報あり」の意味は、人知れずよい行いをする者には、必ずよい報いがあるということです。
「陰徳」とはひそかに行う善行
陰徳あれば必ず陽報ありの「徳」の部分を切り離してみてください。
「陰徳」は、人に知られないようにひそかにする善行のことを意味します。その中の善行とはどのような行いのことでしょうか。
[box06 title=”善行の具体例”]
- 挨拶をする
- 掃除をする
- 相談に乗る
- 笑顔で過ごす
- ポジティブな言葉を使う
- 相手が喜ぶ贈り物をする
- 困っている人がいたら、助ける[/box06]
いかがでしょうか。子供時代、人として守りましょう!と言われた事柄ではないでしょうか。
「陰徳」は、人に知られないようにひそかにする善行のことを意味します。
「陰徳」とは
「ありがとう」や「すごい」などを求めない、人として守るべき行動
「使い方」見返りを求めない行いをしたとき
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]数年前に、時の人となった尾畠春夫さんを覚えているかい?[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]えぇ、覚えていますよ。スーパーボランティアの方ね。[/chat]
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]彼の長年の活動には関心するのぅ。緑綬褒章を貰っていたのを最近知ったんじゃ。[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]世のため人のために、今も働いている方ですもんね。[/chat]
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]あの人こそ、陰徳あれば必ず陽報ありのようだのぅ。[/chat]
この例文のように、見返りを求めない行いをした時に使っています。
由来 は、「淮南子―人間訓」の一節
『淮南子(准南子、えなんじ)』は『淮南鴻烈』ともいい、前漢の武帝・淮南王劉安が蘇非・李尚・伍被らの学者を集めて編纂させた10部21篇から成る思想書です。
[box03 title=”淮南子とは“]
中国、前漢【紀元前206年 – 8年】の哲学書
読み方は、2つ【えなんじ(呉音)・わいなんし(漢音)】あります。
音読みの歴史順(呉音)→(漢音)から、えなんじと読むのが一般的です。
[/box03]淮南子現代語訳
「類義語」陰徳あれば必ず陽報あり3つ紹介
積善の家には必ず余慶あり
善行を積み重ねた家は、その報いとして子孫に必ず幸福がおとずれる。
善因善果
良い行いをすれば、それが元となって、必ず良い報いがある
福因福果
善行が原因となって、幸福な果報が得られる
「対義語」悪い行いには、悪い結果や報いが必ずある
ことわざ悪因悪果が対義語になります。
悪因悪果とは、悪い行いには、悪い結果や報いが必ずあるものだということ。
「まとめ」人知れずよい行いをする者には、必ずよい報いがある
陰徳あれば必ず陽報ありの意味は、人知れずよい行いをする者には、必ずよい報いがあるということです。
人とは誰しも、他人から良く思われたい・認めて欲しい気持ちがあります。
ですが、その主張が強くなると周りから距離を取られてしまいます。そうならない為にも、自分が出来る陰徳を見つけてみましょう。
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