人はどうしても、「好き」「嫌い」の感情があって、誰にでも同じように接するなんて難しいですよね。
ただそんな、誰にでも平等に優しくできる人が増えたら、とても平和な世の中になると思います。
「一視同仁」は「誰にでも分け隔てなく、平等に愛すること。」また「出身や身分や敵味方に関わらず、どんな人であっても平等に接すること。」という意味のことわざです。
本記事では「一視同仁」の意味や類義語、使い方などを解説していきます。
ぜひ最後まで読んでいって下さいね。
読み方 | 一視同仁 |
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意味 | 誰にでも分け隔てなく、平等に愛すること。 また、出身や身分や敵味方に関わらず、どんな人であっても平等に接すること。 |
使い方 | 誰にでも平等に優しく接することを表すとき |
英文訳 | Equality without distinction.(分け隔てなく平等である) |
類義語 | 怨親平等/博愛主義/公平無私/兼愛無私 |
一視同仁(いっしどうじん)とは
「意味」 誰にでも分け隔てなく平等に愛すること
「一視同仁」とは、「誰にでも分け隔てなく平等に愛すること」また、「出身や身分や敵味方に関わらず、どんな人であっても平等に接すること」という意味です。
「一視」=同じように見るの意。
「仁」=思いやり、やさしさのこと。
「一視同仁のイメージ」
誰に対しても態度を変えることなく、常に優しさに溢れているイメージでしょうか。そんな人ばかりになれば、世の中から争いがなくなって良いですね。
「使い方」誰にでも平等に優しく接することを表すとき
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]ばぁさんは、すごいの。
あの生意気な子供にも、いつも優しくて。[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]どの子もみんな可愛いですからね。[/chat]
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]わしはダメじゃ…。
子どもとは言え、あの生意気な物言いに、ついムカッときてしまうんじゃよ。[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]そんな事もありますが、根はとってもいい子なんですよ。
[/chat]
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]ばあさんは「一視同仁」で、どんな人にでも変わらず優しいからすごいんじゃ。
わしも見習わなくてはならんのぉ。[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]そんなことないですよ。
誰でも良いところはあるし、そういうところを見るようにしているだけですよ。[/chat]
この例文のように、誰にでも分け隔てなく平等に接するという意味合いで使います。
これを参考に下にいくつか例文を載せてあります。
「一視同仁」例文3つ紹介
1. あの先生は贔屓しないで「一視同仁」で生徒に接するからいいよね。
学校の先生は、どの子にも平等に接するべきですよね。
2. みんなが「一視同仁」で人に接するようになれば、争いがなくなるのに。
みんながお互いに優しくなれれば、きっと平和になりますね。
3. 母はいつも「一視同仁」で誰からも慕われている。
誰にでも分け隔てなく優しくできる人は、周りからも愛されますよね。
「一視同仁」の類義語4つ紹介
怨親平等
にくい敵であるからといって憎むべきではないし、また親しいものであるからといって特に執着すべきではなく、平等にいつくしみ憐れむべきこと。
(例文)彼女はいつも「怨親平等」で誰にでも優しい。
博愛主義
人種・国家・階級などの違いを超えて、ひろく等しく人類は愛し合うべきであるとする主義。
(例文)彼は「博愛主義」でどんな人ともすぐに仲良くなるんだよ。
公平無私
公平で自分の個人的な感情や利益をからませないこと。また、その様子。
(例文)私の上司は「公平無私」で公平に評価してくれるから信用できる。
兼愛無私
自他の区別なく、広く人を愛して区別がないこと。
(例文)叔母は誰にでも思いやりがあって「兼愛無私」な人だ。
「一視同仁」の対義語を紹介
依怙贔屓
他よりも特に、その者に目をかけること。公平でないこと。
(例文)コーチはお気に入りの人ばかり「依怙贔屓」するから、みんな納得がいかない。
「英文」「一視同仁」の英文2つ紹介
Equality without distinction.
分け隔てなく平等である。
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”left” border=”green” bg=”none” style=””]意識せずにそうできるのは素晴らしいことですね[/chat]
He always loves everyone with imaprtiality.
彼はいつも一視同仁を心がけている。
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”left” border=”green” bg=”none” style=””]自分自身で心がけることも大切ですね[/chat]
まとめ
「一視同仁」ということわざについて解説してきましたが、いかがでしたか?
意味は「誰にでも分け隔てなく、平等に愛すること。」また「出身や身分や敵味方に関わらず、どんな人であっても平等に接すること。」です。
使い方は「誰にでも平等に接することを表すとき」に使います。
「仁」を「人」と間違えないようにしましょう。
日々、生活する中で人に対して大らかな心でいることは、なかなか難しいこともあります。
どうしても相性が合わない人もいますが、それでも誰に対しても平等に接することを心がけて、平和な世の中を目指したいですね。
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