鎧袖一触(がいしゅういっしょく)ということわざをご存知でしょうか?
あまりなじみのないことわざだと思います。おそらく、初めて聞いたのではないでしょうか?
本記事では、「鎧袖一触(がいしゅういっしょく)」という言葉の意味や類義語、使い方など徹底解説していきます。読み終える頃には、マスターになっているでしょう!
読み方 | 鎧袖一触(がいしゅういっしょく) |
---|---|
意味 | いともたやすく勝てること |
使い方 | 簡単に相手に勝てた時 |
英文訳 | To cut by a single hit.(一太刀で切り捨てる) |
類義語 | 楽勝/瞬殺 |
鎧袖一触(がいしゅういっしょく)とは
由来は日本外史からきています。鎧の袖が振れただけで、みんなが倒れていく様を表しています。
清盛輩の如きに至りては、臣が鎧袖一触、皆自ら倒れんのみ(平清盛たちの連中にいたっては、私の鎧がちょっと触れただけで皆自然に倒れるだけだ)
引用:故事ことわざ辞典
「意味」いともたやすく勝てること
何の苦労もなく、相手を打ち負かしてしまうこと。また、自分より弱い相手に一撃を加えることです。正にとどめの一発ですね。
「ことわざのイメージ」
自分は相手を倒す気がなかったのに、自分の服に相手が引っかかって、勝手に自滅してしまう。そのくらい簡単に相手を倒してしまったというイメージです。
「使い方」簡単に相手に勝てた時
[chat face=”tameninaruzo2.jpg” name=”ためになるZO” align=”right” border=”blue” bg=”none” style=””]おい、ケンカ売ってんのか、お前![/chat]
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]えっ、そんな、滅相もございま、、、ハッ、ハックションッッ!![/chat]
[chat face=”tameninaruzo2.jpg” name=”ためになるZO” align=”right” border=”blue” bg=”none” style=””]ぐはっっ!![/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]し、死んでる!![/chat]
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]脆い奴じゃのう[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]鎧袖一触!圧倒的な強さですね[/chat]
この例文のように、なるぞうさんはなるZOを殺めるつもりは全くありませんでしたが、なるぞうさんのくしゃみの威力は凄まじく、いとも簡単になるZOを倒してしまうという意味合いで使っています。
これを参考に下にいくつか例文を載せてあります。
「例文」簡単に相手に勝てた時
それでは、例文を見ていきましょう!
鎧袖一触も出来ずに打ち負かされた。
このように、「ちょっと触れる」という意味で使うのは誤りです。
鎧袖一触、あっという間に勝負をつけた。
瞬く間に勝負をつけ、簡単に勝負がついたという時に用いられます。
鎧袖一触はガンダムに登場するアナベル・ガトーというキャラクターのセリフでも有名です。
再びジオンの理想を掲げるために…星の屑成就のために…ソロモンよ、私は帰ってきたぁぁっ!
何とたわいのない…鎧袖一触とはこのことか!
歯車となって戦う男に、戦いの真の意味を見出だせまい!
それは一人前の男の言う台詞だぁぁっ!#アナベル・ガトー #試作2号機 #ノイエ・ジール pic.twitter.com/Sb48xLmQBw
— 閃光の信二🦾古谷徹♥️ (@JuventusShinji7) April 20, 2021
「類義語」鎧袖一触2つ紹介
鎧袖一触の類義語をご紹介します。
楽勝(らくしょう)
楽にできること、容易にできること。
[box01 title=”例文”]今日の対戦相手は楽勝だ![/box01]
瞬殺(しゅんさつ)
瞬く間に相手を倒すこと。
[box01 title=”例文”]10人の敵を瞬殺した。[/box01]
[chat face=”かわいい女性.png” name=”うる子” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]強い男って、素敵だわ~![/chat]
「対義語」しのぎを削る
激しく争うことです。お互いの力が拮抗し、勝負が接戦となっている様子です。
[box01 title=”例文”]各企業がしのぎを削り、新商品を開発している。[/box01]
「英文」To cut by a single hit.(一太刀で切り捨てる)
英文はTo cut by a single hit.(一太刀で切り捨てる)と言います。
一太刀で勝負を決めていることから、簡単に決着がつく様子を表しています。
まとめ
いかがでしたか?最後にまとめておきましょう!
鎧袖一触とは、いともたやすく勝てること。
使い方としては、簡単に相手に勝ててしまった時に使います。
私はこのことわざを最近知りました。袖に触れただけで相手が倒れていくなんて、さぞ爽快でしょうね!
私もストレスが溜まった時には、アクションゲームをやって敵をなぎ倒しています。そんな爽快感を現実でも味わってみたいものです。
コメント