「相手のない喧嘩はできぬ」とは?意味や使い方をわかりやすく解説!

相手のない喧嘩はできぬ
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「相手のない喧嘩はできぬ」とは、互いに反発しあう者がいなければ、口論や喧嘩が起こることはないという意味のことわざです。つまり、喧嘩や論争というものは、必ずしも単独で発生するものではなく、相手がいなければ成立しないということです。

このことわざからは、一方的に攻撃を仕掛けたり、相手を刺激するような言動は、反発や敵対心を引き起こし、より激しい論争や口論につながる可能性があることが示唆されます。また、相手とのコミュニケーションを大切にし、相手の意見や立場を尊重することが、喧嘩や論争を回避するために重要であることを示しています。

このことわざは、人間関係やビジネスなど、様々な場面でのコミュニケーションの重要性を教えてくれる言葉です。ただし、必ずしも全ての論争や喧嘩が相手によって引き起こされるわけではなく、自分自身に問題がある場合もあるため、常に自己省察をすることが重要です。

読み方相手のない喧嘩はできぬ(あいてのないけんかはできぬ)
ローマ字Aite no nai kenka ha dekinu
意味相手になる人がいなくては喧嘩にならないということ
また、争いの相手になることをいましめることば
使い方誰かが声を荒げても相手にしなければ喧嘩にならない
英文訳It takes two make a quarrel(喧嘩するには二人必要である)
類義語相手なければ訴訟なし/避けて通れば喧嘩なし/一人喧嘩はならぬ/餅つきと喧嘩は一人でできぬ
目次

相手のない喧嘩はできぬ(あいてのないけんかはできぬ)

喧嘩する男女

「意味」 「相手あいてのない喧嘩けんかはできぬ」

「相手のない喧嘩は出来ぬ」ということわざの意味は、相手になる人がいなくては喧嘩にはならないということ。また、争いの相手になることをいましめて使うことばです。(戒め=いくつか意味があるが、この場合は『前もって注意すること』という意味)

「相手のない喧嘩は出来ぬ」のイメージ

例えばすごく短気な人がいて、こちらの言動が気にさわり、喧嘩を売ってくることがあったとしても、こちらが相手をしなければ喧嘩にはなりませんよね。

余計な争いは避けて、平和的に過ごしたいものですね。

「使い方」誰かが声を荒げても相手をしなければ喧嘩にならない

なるぞう

アイツはまた周りに喧嘩を売ってたな

なるこ

でも誰も相手にしていませんでしたよ

なるぞう

正しい選択だな

なるこ

ええ。
相手のない喧嘩はできぬで、それが平和に過ごすコツですね

この例文のように「例え喧嘩を売られても、相手にしなければ良い」という意味合いで使います。

これを参考に下にいくつか例文を載せてあります。

「例文」「相手のない喧嘩はできぬ」の例文2つ紹介

◎彼はちょっと気に入らないことがあると、すぐに喧嘩を売ってくるが、「相手のない喧嘩はできぬ」とみんな分かっているので、誰も気にもとめない。

◎私がいくら文句を言っても、夫はいつも知らんぷりで「相手のない喧嘩はできぬ」で、私は黙るしかなくなってしまう。

相手のない喧嘩はできぬ」だから、喧嘩の相手を探しに行くぞ!

相手のない喧嘩はできぬ」は争いを避けるように戒めていることわざなので、相手を探してまで喧嘩をするという使い方は間違いです。

「類義語」「相手のない喧嘩はできぬ」類義語4つ紹介

相手あいてなければ訴訟そしょうなし

『訴訟』=うったえ出ること。裁判を申し立てること
(意味)相手がいなければ訴えることはできない
(例文)スーパーの駐車場で当て逃げされて、車に傷が付いたけど「相手なければ訴訟なし」で、泣き寝入りするしかない。

けてとおれば喧嘩けんかなし

(意味)争いが起きそうなところは、はじめから避けていれば喧嘩はおきないということ
(例文)あっ!あの人いつも喧嘩してるよね。「避けて通れば喧嘩なし」で近づかないように回り道しよう。

一人喧嘩ひとりげんかはならぬ

(意味)喧嘩は一人ではできないということ
(例文)どんなにムシャクシャしても「一人喧嘩はならぬ」だな。

もちつきと喧嘩けんか一人ひとでできぬ

(意味)餅つきも喧嘩も一人ではできないということ
(例文)「餅つきと喧嘩は一人でできぬ」で、こんな重い物ひとりでは運べないよ。

「英文」例文を2つ紹介

It takes two to make a quarrel

(意味)喧嘩するには二人必要である

You can’t quarrel without a partner

(意味)パートナーなしでは喧嘩はできない

まとめ

「相手のない喧嘩はできぬ」ということわざについて解説してきましたが、いかがでしたか?

意味は相手になる人がいなくては喧嘩にならないということ
また、争いの相手になることをいましめることばです。

使い方は誰かが声を荒げても相手にしなければ喧嘩にならないということを表すのに使います。

相手になる人がいなくて喧嘩にならないからと、喧嘩をしたければ相手を探せというわけではありません。
あくまでも「争いを避けるように」と戒めている言葉なので間違えないでくださいね。

殴ったりするような身体的な喧嘩ではなく、言葉での喧嘩であっても相手を傷つけてしまいます。

傷つけてしまった方も、決して気持ちが晴れやかになることはないと思います。

争いからは何も生まれないので、喧嘩なんてしたくはないですね。

でも、もし友達や大事な人と喧嘩してしまったら、反省したなら謝ってしまいましょう。

気持ちを言葉で伝えられるのは人間だけの特権なのですから。

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