「悪に強ければ善にも強し」の意味とは?分かりやすい使い方を解説!

悪に強きは善にも強し
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今回はことわざ「悪に強ければ善にも強し」意味や使い方について、解説していきます。

善も悪も関係なく、その人の精神力や能力を喩えている面白いことわざです。

早速、見ていきましょう!

読み方 悪に強ければ善にも強し(あくにつよければぜんにもつよし)
意味 極悪人ほど一度改心すれば、善良な人間になる
使い方 悪さをしている人に対して、別視点で評価するとき
言い換え言葉 悪に強ければ善にも強し→悪に強きは善にも強し
英文訳 if you are strong against evil, you are strong against good.(悪に強いなら善にも強い)
類義語 善に強ければ悪にも強い
対義語 沈香も焚かず屁もひらず/線香も焚かず屁もひらず
目次

悪に強ければ善にも強し

悪に強きは善にも強し

悪に強ければ善にも強しの由来】

善であれ悪であれ、一つのことを成し遂げるには強靭な精神力や高い能力が必要であるから、極悪人であっても、一度良心を持つと持ち前の精神力で善良な人間になるというところからきています。

 

「意味」悪人であっても善人になれば、とても良い人になる

このことわざ「悪に強ければ善にも強し」では、

極悪人=一つの事をやり遂げている

と表しています。

それをやり遂げるなら何事においても中途半端で終わらず、善でも何かを成し遂げることができると表現しています。

なので、善か悪かはさておき、それを達成していること自体はどうなのかを評価しているわけです。

[jin-iconbox10]「悪に強ければ善にも強し」→「悪に強きは善にも強し」とも言います。[/jin-iconbox10]

 

「例文」人を評価するとき

このことわざ「悪に強ければ善にも強し」は人を評価するときに使えます。

例えば

  • 「Aさんは人を騙してばかりいるけど、ある意味すごいよな~」
  • 「Bさんはいつも遅刻してばかりでなにしてるの?

など、「やってること自体は悪だけど、よくそんなことできるな~」と思うことありますよね!

それを

  • 悪に強ければ善にも強しというように、Aさんは人を騙してばかりだけどそれだけ騙すだけの技術と精神力を持ち合わせているのかも」
  • 悪に強ければ善にも強しというなら、遅刻ばかりしているBさんは時間を守ることより何か大切にしていることがあるんだろう」

悪事を掘り下げて、その人の中身を評価することができます。

 

参考文献を紹介します↓

世の中がよくさえなれば彼等の大部分は良民に回るはずのものだということを、中国のひとは易学的に自然達観しているのかもしれない。日本にしても、悪に強ければ善にも強いという言葉があるくらいだから、つまるところ両国の盗児観は、世の中次第――という点で結局一致しているものとも考えられる。

参考文献:『人間山水図巻』吉川英治

 

「使い方」悪さをしている人に対して、別視点で評価する

[chat face=”tameninaruzo2.jpg” name=”ためになるZO” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]ばあさんやい、今日も10万円負けてしまったわい![/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]また!?あなた、やめる気はないの?[/chat]

[chat face=”tameninaruzo2.jpg” name=”ためになるZO” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]やめるわけがなかろう!わしの生きがいじゃからの![/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]はあ~、ここまで悪に強ければ善にも強いんでしょうね。[/chat]

[chat face=”tameninaruzo2.jpg” name=”ためになるZO” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]ん?なんのことじゃ?また明日も行ってくるぞい![/chat]

 

この使い方は正しいのかなど色々な意見があると思いますが、この使い方はよくある悪を喩えにしていて、分かりやすい使い方だと考えます。

 

「類義語」善に強ければ悪にも強し

「悪に強ければ善にも強し」の類義語は、

[jin-iconbox03]善に強ければ悪にも強し」(ぜんにつよければあくにもつよし)[/jin-iconbox03]

意味:善を行なうに熱中する人は、一旦悪に向かえば悪を行なうにも熱中すること

 

「対義語」悪に強ければ善にも強し・2つ紹介

「悪に強ければ善にも強し」の対義語を紹介します。

沈香も焚かず屁もひらず(じんこうもたかずへもひらず)

特によいこともしないが悪いこともしない

[box04 title=”例文”]アイドルグループの一人である彼は、沈香も焚かず屁もひらずな性格で、存在感がない。[/box04]

[box06 title=”あわせて読みたい”]沈香も焚かず屁もひらず[/box06]

線香も焚かず屁もひらず(せんこうもたかずへもひらず)

「沈香も焚かず屁もひらず」と同じ意味です。

 

「英文」if you are strong against evil, you are strong against good.

[jin-iconbox02]

if you are strong against evil, you are strong against good.

(悪に強いなら善にも強い)

[/jin-iconbox02]

  • if:もし
  • strong:強い
  • against:対して
  • evil:悪の
  • good:善

 

「悪に強ければ善にも強し」まとめ

以上がことわざ「悪に強ければ善にも強し」の意味、分かりやすい使い方になります。

[box04 title=”悪に強きは善にも強し”]

意味:悪人であっても、善人になればとても良い人になる

使い方:悪さをしている人に対して、別視点で評価するとき

人を善悪だけで決めつけず、その物事をやり遂げているのかどうなのかを表すときに使えることわざです。[/box04]

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