雨垂れ石を穿つ(あまだれいしをうがつ)意味とは?覚えやすい使い方と例文を解説!

雨だれ石を穿つ
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雨垂れ石を穿つ(あまだれいしをうがつ)ということわざの意味や使い方について解説していきます。

小さな努力を人知れず、コツコツ続けるって、根気がいるし、実は大変ですよね。

でも諦めずに、継続していくと、いつかは良い結果がついてきますよ。

読み方 雨垂れ石を穿つ(あまだれいしをうがつ)
意味 小さな努力でも根気よく続いてやれば、最後には成功する
使い方 長い間続けることで目標に近づける
英文訳 Constant dripping wears away the stone.(たえず垂れ落ちる滴は石にさえ穴をあける)
類義語 蟻の思いも天に届く/石に立つ矢/一念岩をも通す/斧を研いで針にする/思う念力岩をも通す/愚公移山/愚公、山を移す/金輪際の玉も拾えば尽きる/人跡繁ければ山も凹む/水滴石を穿つ/精神一到何事か成らざらん/塵も積もれば山となる/釣瓶縄井桁を断つ/鉄杵を磨く/点滴石を穿つ/蚤の息さえ天に昇る/ローマは一日にして成らず/千里の行も一歩より起こる/牛の歩みも千里/人跡繁ければ山も窪む/継続は力なり

 

目次

雨垂れ石を穿つ(あまだれいしをうがつ)

水滴が岩をうつ

 

[由来]  紀元前二世紀の中国、前漢王朝の時代の枚乗(ばいじょう)という人物が書いた『漢書・枚乗伝』では、「泰山(たいざん)の霤(りゅう)は石をも穿ち、(泰山という山に降る雨垂れは、長い間には石にだって穴を開ける)単極の航は幹を断つ」とあります。

 

霤(りゅう)』とは、雨垂れ・滴り落ちる水・したたり・しずくという意味です。

 

中国の『文選』にある「太山之霤穿石(たやまのりゅうせんせき)」から、「点滴石を穿つ」「水滴石を穿つ」とも使われます。

 

「雨垂れ」は和語、「点滴」は漢語で同じ意味です。点滴穿石(てんてきせんせき)と四字熟語として使われることもあります。「水滴」はただの一滴。「雨垂れ」は、雨が軒下などにしたたる様子。「点滴」は、連続してしずくが落ち続ける様子から、隠れた継続的な努力を表す。

 

同じような発想の表現は、ヨーロッパなどにもあります。

哲学者のルクレティウスは、「雨垂れが石を穿つのは、激しく落ちるからではなく、何度も落ちるからだ」と言っています。

「意味」コツコツ続けると大きな結果を残す

「 雨垂れ石を穿つ(あまだれいしをうがつ)」とは

軒下から落ちるわずかな雨垂れでも、長い間同じ所に落ち続ければ、ついには硬い石に穴があくという意味です。

ほんのわずかの力でも、辛抱強く、努力を重ねていれば、どんなに大きな課題や困難なことでも、最後には目標を達成できるという意味です。

「穿つ」とは、穴をあける。掘るという意味から、物事の本質に迫っていくという肯定的な意味があります。

「それほど才能がない」「力がない」と思っている人が、「長時間努力し続けることで」何かを成し遂げることです。

「例文」努力し続けると結果がついてくる

「 雨垂れ石を穿つ(あまだれいしをうがつ)」

例文1 ・画展に応募するが、なかなか努力が報われなくて、落選ばかりで落ち込んでいました。友達が「雨垂れ石を穿つ」というから、諦めずにこれからも絵を描き続けるようにねと、はげましてくれた。

例文2 ・「雨垂れ石を穿つ」の精神で、コツコツ500円玉貯金をして、ついにマイホームを購入できた。

間違いやすい使い方

「君はうがった見方をするね。」と言われたら、「ひねくれた見方」や「疑ってかかるような見方をする」と相手を非難したり、マイナス評価をしているように思えます。

それは間違いです。むしろ、相手の洞察力や考え方について良い評価をしているときに使います。「うがつ」という言葉には否定的な意味はありません。

本来の意味は、「物事の本質を捉えた見方をする

表面では理解できない物事の真相を突いた見方をしている意味で使います。

 

「使い方」長い間続けることで目標に近づける

 

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]今年はやっと、イチゴの品評会で優勝したんじゃ。[/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]それは良かったですねぇ。毎日、水やりや、品質改良に頑張っていましたもんね。[/chat]

[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]作り始めてから、もう25年じゃ。猛暑や

台風にも負けず、毎年、手入れをしたからのう。長かったのう。[/chat]

[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]ほんとに「雨垂れ石を穿つ」というけど大変でしたね。おめでとう![/chat]

この使い方が覚えやすいのか色々な意見はあると思いますが、この使い方は覚えやすいと考えられます。

「雨垂れ石を穿つ(あまだれいしをうがつ)」まとめ

雨垂れ石を穿つ(あまだれいしをうがつ)ということわざの意味や使い方について解説していきます。

・意味は、小さな努力でも根気よく続いてやれば、最後には成功する長い間続けることで目標に近づけるということ。

ほんのわずかの力でも、辛抱強く、努力を重ねていれば、どんなに大きな課題や困難なことでも、最後には目標を達成できるという意味です。「それほど才能がない」「力がない」思っている人が、「長時間努力し続けることで」何かを成し遂げることです。

 

・使い方は、長い間続けることで目標に近づけるだから、諦めずに、毎日努力をするべきであるという教えでもあります。

どんなに成功した人にも、陰では人知れず努力をしているので、楽して成功を手にすることはできないのです。

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