「足元から鳥が立つ」ということわざをご存じですか?
聞いたことはあるけど意味を知らない・・・。なんて人も多いのではないでしょうか。
足元からパタパタとはばたく鳥が意味することわざとは?
鳥が使われることわざはいくつかありますが、今回はこのことわざの意味から使い方までわかりやすく解説していきたいと思います!
読み方 | あしもとからとりがたつ |
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意味 | ①身の回りで突然予想してなかったことが起こる様
②突然思い立って行動に移す |
使い方 | 突然のことに驚いたとき、思い立って行動を起こしたとき |
類義語 | ①藪から棒(やぶからぼう)
②青天の霹靂(せいてんのへきれき) ③寝耳に水(ねみみにみず) |
「足元から鳥が立つ」
「足元から鳥が立つ」の由来は、巣の中にいる鳥に人間がある程度近づいても動かないが、至近距離まで近づくと一気に羽ばたいてしまうことに驚いてしまうことからきているようです。
巣の中にいる鳥に近づくことはあまりないかもしれませんが、急に鳥が飛び立ったら驚いてしまいますよね。
2つの意味がある
足元から鳥が立つの意味は
①身の回りで予測していなかったことが突然起こる様
②突然に思い立って行動を起こすこと
この2点になります。
①の意味を知って納得した方も多いのではないでしょうか?
確かに、普通に歩いていて突然足元から鳥が飛び立ったらびっくりしますよね。
想像してみたらしっくりくる意味ですね!
②の意味は飛び立つ鳥を想像したらしっくりくるかもしれませんね!
「使い方」突然のことに驚いた時
①突然のことに驚いたとき
②突然思い立って行動に起こす(した)とき
先ほども説明した通り、このことわざの意味は①突然のことに驚くさま。②突然思い立って行動に起こすことです。
実際に会話するときはこのような使い方ができます。
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]やあ、ばあさん。近所の○○さんのことは知っているかい?[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]はい、□□社へ入社予定だったのを取り消して海外へボランティア活動することにしたみたいですねぇ。[/chat]
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]そうなんじゃ。まさに足元から鳥が立つように決めたみたいなんじゃ。[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]そうなんですか。それはご立派ですねぇ。[/chat]
この会話文は突然の思い付きで行動した話になりますので②になります。
このことわざには2種類の使い方があるので注意しましょう!
「例文」足元から鳥が立つ3つ紹介
では他にどのような使い方ができるのかまとめてみました。
①(電車で同じ車両に乗っていたカップル)さっきまで仲良くしていたカップルが足元から鳥が立つように喧嘩別れをしてしまった。
②(食事中に友人が携帯を見て)友人と食事をしていたが足元から鳥が立つように会社へ行ってしまった。
③(急な呼び出しで急ぐ家族を見て)そんな足元から鳥が立つように急がなくてもいいじゃないの。
この例文は①が突然の出来事に驚くこと、②、③は突然思い立って行動に移すことです。
この2つの使い方を覚えればこのことわざはばっちりです!
「類義語」足元から鳥が立つ3つ紹介
このことわざの意味は足元から鳥が飛び立つイメージをしたら掴みやすかったですよね。
これと似たような意味のことわざをまとめてみましたので併せて覚えておくと便利かもしれません!
①藪から棒(やぶからぼう)唐突に物事がおきること
②青天の霹靂(せいてんのへきれき)予想外のことが突然起こること
③寝耳に水(ねみみにみず)不意に起きたことに驚くこと
などがあります。
「足元から鳥が立つ」以外の鳥を使ったことわざ
今回は「足元から鳥が立つ」のことわざをピックアップしてみましたが、他にも【鳥】を使用したことわざがいくつかありましたので意味と一緒にまとめてみました!
よかったら参考にしてみてください!
立つ鳥跡を濁さず | 去る者はその後始末をしっかりとしなければならないということ |
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飛ぶ鳥を落とす | 権力や勢力などの影響で大勢の人が従うこと |
飛ぶ鳥の献立 | そのものの使い方などを手に入る前に考えること |
寝鳥を刺す | 油断している相手の不意を狙い陥れること |
蝙蝠も鳥のうち | 低い価値のものでも、そのものの仲間であることは違いないということ |
まとめ
足元から鳥が立つという意味は突然のことに驚くさま、突然思い立って行動に起こすことです。
突然のことが起きてバタバタしてしまうのではなく、何事も冷静に対応していきたいですね。
今回はご覧いただきまして誠にありがとうございました!
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