『新しい酒は新しい革袋に盛れ』
なんだか、難しそうなことわざですね。実はキリスト教の『新約聖書』マタイ伝第九章の一節が由来なんです。
早速、どんな意味や使い方なのか見ていきましょう!
読み方 | 「新しい酒は新しい革袋に盛れ」あたらしいさけはあたらしいかわぶくろにもれ |
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意味 | 新しい思想や内容を表現するには新しい形式が必要 |
使い方 | 新しい酒は新しい革袋に盛れというが、あの会社はいつまで経っても古い組織に固執している |
英文訳 | Neither do men put new wine in old bottles. (新しいワインを、古いボトルの中に入れてはいけない。) |
類義語 | なし |
「新しい酒は新しい革靴に盛れ」
由来・語源
『新約聖書』マタイ伝第九章の一節が由来とされています。
「新しき葡萄酒を古いき革袋に入るることは為じ。もし然せば袋張り裂け、酒ほとばしり出てて袋もまた廃らん。新しき葡萄酒は新しき革袋に入れ、かくて両つながら保つなり(新しいぶどう酒は古い革袋には入れてはならない。そんなことをすれば革袋が破れて酒が漏れるし、袋もだめになる。新しいぶどう酒は新しい革袋に入れれば、ぶどう酒も袋も両方が保たれる)」とあるのに基づく。
ここでの「新しき葡萄酒」は、それまでのユダヤ教に代わるキリスト教の教えをさします。
対義語
・新しい酒を古い革袋に盛る
(意味)新しい思想や内容を表現するには新しい形式が必要
「新しい酒は新しい革袋に盛れ」の意味とは、新しい思想や内容を表現するには、それに応じた新しい形式や環境が必要になってくるという意味。
なにか、新しい思想や物事を始めるのには、古い組織や形式にこだわらない新しい形が必要になってくるのかも知れませんね。
(例文)新しい物事を始めるには新しい形式
「新しい酒は新しい革袋に盛れ」というが、あの会社はいつまで経っても古い体質に固執している。古いやり方を通し過ぎるのはよくない、古い革袋では破けて酒も漏れてしまいます。
(使い方)古い形に囚われない新しい形式
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]なにか新しいことを始めるときに古い組織や形にとらわれないという意味で使われるぞ。[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]新しい革袋(環境・形)が必要になってくるってことなんだね。[/chat]
[chat face=”naruzou.png” name=”ためになるぞう” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]他にも古い組織にこだわり過ぎてしまうときにも批判することを「新しい酒は新しい革袋に盛れ」という意味で使われるんじゃ。[/chat]
[chat face=”obaasan_face.png” name=”ためになるこ” align=”right” border=”green” bg=”none” style=””]古い革袋(環境や形)では破けてしまうものね。[/chat]
「新しい酒には新しい革袋に盛れ」まとめ
・意味は、新しい思想や内容を表現するには新しい形式が必要
・使い方は、古い形に囚われない新しい形式が必要なときに使用する
いかかでしたか?
キリスト教の聖書が由来だなんてびっくりですね!
古い組織にとらわれない新しいことを新しい環境で行う。そんな時に使ってみてはいかがでしょうか。
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